2020年06月22日のニュース・クリップ

プーチン氏「5選」に意欲 改憲投票へ支持固めに躍起 :日本経済新聞

ロシアのプーチン大統領が2024年の次期大統領選に出馬する可能性を「排除しない」と初めて言及し、続投への意欲を明らかにした。……改憲は1月にプーチン氏が提案した。改憲法案では大統領の任期を現行の「連続2期」から「2期」に制限する一方、これまでの任期は「適用外」とする条項を盛り込んだ。24年に通算4期目を終えるプーチン氏の任期を36年まで延長することが可能になる。

集団免疫目指したはずが命の選別に…死亡率突出のスウェーデン:東京新聞 TOKYO Web

効果は当初、表れたかに見えた。欧州統計局によると、今年一~三月期の欧州連合(EU)の域内総生産(GDP)は前期比3・2%減。スウェーデンは0・1%増で、二十七カ国中、四カ国しかないプラス成長を記録した。
 だが、その後は暗転。経済協力開発機構OECD)の今月の経済見通しでは、今年のGDP伸び率は感染の第二波が来なかった場合でも6・7%減。封鎖の遅れで欧州最多の死者が出た英国や、フランス、イタリアなどのユーロ圏よりはましだが、米国並みに落ち込む見込みだ。
 GDP減は抑えられても犠牲は甚大だった。人口約一千万人の国で死者数は五千人を超え、死亡率は北欧四カ国で突出。死者の九割は七十歳以上だった。だが、保健当局によると、集中治療室に運んだ患者のうち七十歳以上は約22%、八十歳以上は3・5%のみ。医療崩壊を防ぎたい政府は「高齢患者をむやみに病院に連れて行かない」とのガイドラインを現場に通達していたのだ。……独自路線は、孤立という代償も招いた。フィンランドノルウェーデンマークは十五日から互いの旅行者の受け入れを再開したが、各国ともスウェーデンを除外。デンマークのフレデリクセン首相は「スウェーデンとは置かれた状況が違い過ぎる」と突き放した。

新型コロナ、昨年12月にイタリアに存在 下水調べ発覚:朝日新聞デジタル

イタリアの高等衛生研究所(ISS)は18日、新型コロナウイルスが昨年12月の時点で同国北部に存在していたとする調査結果を発表した。
 ISSによると、国内各地の下水を採取したサンプルを調べたところ、北部のミラノとトリノで昨年12月18日に採取されたものから、新型コロナウイルスの遺伝物質が検出された。北部ボローニャで今年1月29日に採取されたものからも見つかったという。一方、昨年10~11月に採取されたサンプルからは検出されなかった。

論文急増、共有素早く 世界4万本 査読前公開が後押し 質と両立課題 :日本経済新聞

英国の学術情報会社、デジタル・サイエンスによると、6月1日時点でコロナ関連の論文は世界で4万本を超える。次々に成果が生まれる背景にあるのが、専門家による「査読」と呼ぶ検証を受ける前にインターネットで公開する論文の増加だ。……他分野のサイトも含め新型コロナ関連の査読前論文は約1万本にのぼるという。

日本サッカー協会、女子W杯の招致断念 他国より劣勢か:朝日新聞デジタル

2023年サッカー女子ワールドカップ(W杯)の開催地に立候補していた日本サッカー協会は22日、臨時理事会を開き、立候補の取り下げを決めた。日本のほか、共催をめざす豪州とニュージーランド(NZ)、コロンビアが最終候補に残っており、25日に国際サッカー連盟FIFA)のオンライン理事会の投票で、開催地が決まることになっていた。……アジアサッカー連盟の理事らには豪州・NZを推す声があり、21年東京五輪からわずか2年後に日本で再び女子サッカーの国際大会を開くことに難色を示したという。また、欧州サッカー連盟の理事らはもう一つの候補地だったコロンビアを支持する意向で、日本が選ばれるのは厳しい情勢と判断した。