2020年10月29日のニュース・クリップ

仏ニースで教会襲撃、3人死亡し首切断も テロ警戒の兵士増員へ | Reuters

フランス南部の都市ニースで29日、刃物を持ったチュニジア国籍の男が教会を襲撃し、3人が死亡、うち女性1人は頭部を切断された。当局によると、容疑者はアラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫びながら犯行に及んだ。警察に狙撃され、重体という。……警察関係者によると、現地時間午前9時ごろ、刃物を持った男が市内にあるノートルダム教会に侵入し、居合わせた管理人の喉を切りつけたほか、年配の女性の首を切断し、さらにもう1人の女性に重傷を負わせた。
エストロジ市長は記者団に対し、管理人と年配の女性はその場で死亡し、もう1人の女性も近くのカフェに逃れた後、息を引き取ったと明らかにした。また犯人は警官によって狙撃され、身柄を拘束された後、病院に搬送されたが、生存しているとした。男は拘束後も「アラー・アクバル」と叫び続けていたという。

ドイツ、全国ロックダウン以来最も厳しい規制導入へ-飲食店など閉鎖 - Bloomberg

ドイツのメルケル首相は、今春実施した全国的なロックダウン(都市封鎖)以来最も厳しい規制措置を導入する。新型コロナウイルスの感染急拡大を再び抑制するため、バーやレストランの閉鎖に踏み切る。
  メルケル首相は28日、16州の知事との協議後に記者会見を開き、11月2日から1カ月にわたり一部経済活動の停止措置を講じると表明。大半の事業は業務を継続できるよう意図されていると、首相は説明した。同措置の影響を見極めるため、当局者らは2週間後に再度協議する。

「ドイツは謝罪したから和解できた」という日本人の勘違い | ニューズウィーク日本版

今日のドイツは、かつての被害国と生産的で良好な関係を築き、自由主義陣営の中で高く評価される主要国の1つになっている。そのため日本もドイツの贖罪を見習うべきだという「常識」が出来上がった。
ドイツの経験から学ぶべきことは多いが、この主張にはいくつかの問題がある。まず、ヨーロッパの和解の時期を誤解している。西ドイツは過去を謝罪する前に、英仏と和解してNATOに加盟した。
1950年代の西ドイツは、(特にソ連による)自国の苦難を強調していた。保守派のコンラート・アデナウアー首相(当時、以下同)は51年にイスラエルへの補償に同意したが、発表した声明は不都合な事実に向き合うことを巧妙に回避したものだった。有名な謝罪や追悼碑・博物館の設置は、60年代に左派が政権を取った後の出来事だ。
つまり、西ドイツが他の西欧諸国と和解し、政治・軍事同盟を結んだのは、過去の清算より前だった。彼らがNATO加盟を果たし、欧州統合を軌道に乗せるために、戦時暴力を認める必要があったことは重要な事実だ。ただし、償いが必要だったわけではない。

「北方領土を日本領」で職員解雇 地図で表示、ロシア・サハリン州:東京新聞 TOKYO Web

北方領土を事実上管轄するロシア極東サハリン州は26日、北方領土を日本領と色づけした地図が企業家向けの会合で使用される「深刻なミス」があったとして、漁業庁の同州トップのラドチェンコ氏をけん責処分とし、同州の漁業庁職員1人を解雇したと発表した。 地元メディアによると、地図はサハリン州における海洋水産資源の有望地域を示し、日本のインターネット情報を引用したのが原因という。会合は州内で約2週間前に行われ、責任者の調査が26日に終了した。

ジョコビッチ、最多タイ6回目の年間1位が事実上確定:AFPBB News

男子テニス、エルステ・バンク・オープン(Erste Bank Open 2020)は28日、シングルス2回戦が行われ、大会第1シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)は7-6(13-11)、6-3でボルナ・チョリッチ(Borna Coric、クロアチア)を下し、ピート・サンプラス(Pete Sampras)氏の記録に並ぶ通算6度目の年間1位を事実上確定させた。
 11月に開催されるソフィア・オープン(Sofia Open 2020)にラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)がワイルドカード(主催者推薦)で出場しない限り、ジョコビッチは年間1位で2020年を終えることになる。……33歳のジョコビッチは、これまでに2011年、12年、14年、15年、18年に1位でのシーズンフィニッシュを経験し、ロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)やナダルらと5回で並んでいる。サンプラス氏は1993年から98年にかけて6年連続で1位でシーズンを終えた。