年金テロ? 元厚生事務次官襲撃事件 まとめ Vol.2

●元厚生事務次官宅連続襲撃事件 埼玉県警と警視庁の幹部らによる合同捜査会議
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00144353.html
警察庁は、今回の2つの事件について、同一犯による連続テロとの見方を強めていて、現在行われている会議では、今後の捜査方針などが話し合われているものとみられる。一方、2つの事件では、いずれの現場にも血痕が付いた足跡が残されていたことが新たにわかった。」

厚労省、HPから幹部名簿削除 元厚生次官襲撃で
http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY200811190074.html
事務次官経験者らの殺傷事件を受けて厚生労働省は19日未明、インターネットの厚労省ウェブサイトに掲載していた幹部名簿を閲覧できないようにした。同省広報室は「警備上の理由からで、当分の間の措置」と説明している。
 ウェブサイトにはこれまで大臣、副大臣、次官、局長ら300人以上の肩書と名前が掲載されていた。 」

●ピリピリムードの厚労省 金属探知機に驚く職員
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20081119014.html
「元厚生事務次官らが相次いで殺傷された事件から一夜明けた19日朝、東京・霞が関厚生労働省では1階と地下の入り口で警備員が職員以外の入庁者を金属探知機でチェック。出勤してきた職員の大半は報道陣の問い掛けにも無言のまま、足早に庁舎に入った。」

●【元厚生次官ら連続殺傷事件】金属探知器、機動隊…厳重警戒の厚労省
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081119/crm0811191032012-n1.htm
「地下鉄に直結する地下入り口と正面玄関では、すべての一般来庁者に対し、警備員が携帯式の金属探知機を使って検査を行った。このほか、パトカーや機動隊のバスが正面玄関前に駐車し、数人の警察官が周辺を警備した。厚労省は委託している民間警備会社に普段より多くの警備員を派遣するよう要請。庁内の巡回を強化する。」

●警察車両5台、10数人厳戒態勢=緊迫の厚労次官宅−東京
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008111900247

●舛添厚労相「卑劣。許し難い犯行」連続殺傷事件
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20081119-OHT1T00112.htm
「厚労トップの舛添要一厚労相(59)は「卑劣で許しがたい犯行」と憤った。省内はかつてない緊迫ムードに包まれ、職員らは事実確認に追われた。次は誰が狙われるのか。職員の一人は「組織的テロだと思う」とつぶやいた。
 歴代の厚労行政の事務方トップを狙った事件。18日夜、東京都内の自宅前で報道陣に対応した舛添氏は表情をこわばらせた。「テロということなら、それは許しがたいこと。全くもって卑劣な行為だ」と憤った。……「年金テロ」の可能性を聞かれると「2つの事件が関連しているかどうかも原因も分からない。情報収集に全力を挙げるよう事務方に指示した。偶然かもしれないので」と具体的な言及を避けた。」

●「連続テロ」見えぬ動機 移動や凶器に多くの謎
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200811190142.html
「十八日午前、さいたま市南区の自宅玄関で発見された山口剛彦やまぐち・たけひこさん(66)夫妻の遺体。いずれも胸を鋭利な刃物で複数回刺されていたが、普段着姿で着衣に乱れはなかったほか、室内に荒らされた形跡はなかった。金や物品目的の犯行をにおわせる状況は見られない。
 東京都中野区にある吉原健二よしはら・けんじさん(76)の自宅にいた妻靖子やすこさん(72)が、宅配便を装った男に胸などを刺されたのは同日夜。襲われたのはやはり玄関前で、野球帽の男はそのまま逃げ、家の中には入り込まなかった。
 一方、二カ所の現場は十キロ余り離れており、単独犯だった場合、どうやって移動し、未発見の凶器をどう処理したのかも分かっていない。さらに、自宅をどうやって割り出したかも不明だ。
 いずれも住所検索サイトが掲載、旧厚生省の名簿などがなくても特定は可能だが、同姓同名の別人が住む可能性もあり、現場の下見や顔写真の確認など事前に入念な準備をしたとみられる。」

●元厚生次官宅・連続襲撃:年金テロなのか/官界に卑劣な刃
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081119ddm041040053000c.html
「◇未解決の警察庁長官狙撃事件
 行政のトップらが狙われる事件は近年もたびたび起きている。07年、暴力団の男が不当な要求を繰り返し、拒否されたことへの逆恨みから長崎市長を射殺した事件など、利害関係を背景に役所の幹部が狙われたり、右翼団体幹部らが言論弾圧を図ったとみられる事件が目立つ。このほか、95年に警察庁国松孝次長官(当時)が狙撃された事件など未解決のケースもある。
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 ◇政府高官や自治体首長らが狙われた主な事件◇
 (肩書は当時)
63年 7月 右翼団体関係者が河野一郎建設相の自宅に火を放つ
71年12月 東京都の警視庁の土田国保警務部長宅で小包が爆発し妻が死亡
76年 9月 狭山事件控訴審で被告に無期懲役判決を言い渡した東京高裁の寺尾正二判事が車で出勤途中、暴漢にバットで襲われ軽傷
88年 9月 成田空港反対運動を巡り、千葉県収用委員会会長が千葉市の路上で過激派に襲撃され重傷
90年 1月 本島等長崎市長が市役所前で右翼団体幹部に撃たれ重傷
95年 3月 国松孝次警察庁長官が東京都荒川区の自宅マンション前で狙撃され重傷
96年10月 岐阜県御嵩町の柳川喜郎町長が帰宅したところを暴漢に襲われ重傷
03年 9月 「建国義勇軍」を名乗るグループが外務省の田中均審議官宅駐車場に爆発物のような物を置き脅迫
07年 4月 伊藤一長長崎市長が選挙事務所前で暴力団の男に射殺される
08年11月 山口剛彦元厚生事務次官夫妻がさいたま市の自宅で刺殺。吉原健二元厚生事務次官の妻が東京都中野区の自宅で刺され重傷」

●50m先まで血染め足跡…さいたま元次官夫婦殺害現場
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081119-OYT1T00129.htm
「山口さん宅前の路上には約50メートルにわたって血痕の付いた足跡が残されていたことが18日、分かった。……県警幹部などによると、犯人が残した足跡は玄関を出てすぐ右に曲がり、歩幅は約1メートル間隔で、足跡は1種類だった。自宅には、玄関以外に血が飛び散っている部屋はなく、山口さん夫妻が玄関先で突然、襲われたとの見方を強めている。」

●山口さんの事件、血痕付いた足跡残る
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3997677.html
「2人が殺害された時間帯ですが、山口さん夫婦の自宅では事件発生、前日の夕刊が取り込まれていました。また普段は暗くなると閉められる雨戸が閉まっていたことや2人の遺体の状態などから、警察は2人が刺されたのは18日の午前中ではなく、17日の午後4時から午後10時頃の可能性が高いとみているということです。
 また、凶器に使われたと見られる刃物は外から持ち込まれた可能性が高いこと、2人の残された刺し傷のうち、美知子さんの胸回りの傷がかなり深いことなどから、警察は犯人が明確な殺意を持って2人を刺したと見ています。」

●無施錠、普段着姿で発見 殺害された元厚生次官夫妻
http://www.asahi.com/national/update/1119/TKY200811180380.html
「埼玉県警の捜査本部によると、さいたま市南区の自宅で倒れていた元厚生事務次官の山口剛彦さんは長袖シャツにズボン、妻の美知子さんはセーターにスカートの普段着姿で、ともに靴は履いていなかった。玄関にかばんなどの手荷物はなく、無施錠だったという。」

●【関連】刃物、玄関…似た手口 『2人、恨み買わぬ』 金品の被害なし
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008111902000083.html
「◆『宅配便、出たら刺された』
 吉原健二さん方の近くに住む無職の男性(70)は、近所の主婦に「吉原さんが刺された」と聞き、現場に駆け付けた。
 男性によると、吉原さんの妻靖子さんは隣家前の歩道であおむけに倒れ、右胸から大量の血が出ていたという。吉原さん方の玄関前には直径二十センチほどの血だまりがあり、倒れていた場所まで点々と続いていたという。男性は「ご主人の仕事を知っていたので、埼玉の殺人事件と関係があるのではないかと直感的に思った」と振り返る。
 男性は「靖子さんは、近所の奥さんに『宅配便だと言うので出たら刺された』と話していたようだ。私が『大丈夫か、大丈夫か』と問い掛けると、うなずくようにしていた。」

●会話:Popons
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%88%A9%E7%94%A8%E8%80%85%E2%80%90%E4%BC%9A%E8%A9%B1:Popons
「私の書き込みが社会保険庁長官の件で、ご遺族の方々、捜査関係者の方々にたいへんなご迷惑をおかけしましたことを反省いたしております。先ほどのニュースで知りました。申し訳ございませんでした。大変申し訳ございませんでした。特にご遺族の方々、申し訳ございませんでした。私は北陸在住でプロバイダもそちらのものです。 ただいま、地元警察のほうへ、連絡し、謝罪の電話をいたしました。申し訳ございませんでした。--Popons 2008年11月18日 (火) 21:35 (UTC)
wikipediaの私の書き込みは事件後です。--Popons 2008年11月18日 (火) 21:57 (UTC)
×を被害者では無い方に記したのは、単なる編集ミスです。--Popons 2008年11月18日 (火) 22:09 (UTC)」

Wikipediaでは、編集の履歴はUTC(協定世界時)で記録されており、日本との時差は9時間です。

●元厚生次官宅・連続襲撃:年金テロなのか/官界に卑劣な刃(その1)
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081119ddm041040024000c.html
「◇ネットに犯行示唆? ウィキペディアに吉原さん「暗殺」
 吉原靖子さんが刺された事件の約6時間前に、インターネットの「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行を示唆する書き込みがあったことが分かった。
 ウィキペディアは百科事典のネット版で、誰でも新しく項目を追加したり、自由に編集できるサイト。書き込みがあったのは18日正午すぎ。「社会保険庁長官」という項目で、「歴代の社会保険庁長官」というタイトルの下に「×は暗殺された人物を表す。」というただし書きがあり、一覧表の中の吉原さんの名前の前に「×」がつけられていた。
 利用者の書き込み履歴によると、「Popons」と名乗る人物が、18日午後0時27分、「下村健」(故人)の前に「×」を記入。同29分には、この「×」を削除し、「吉原健二」の前に「×」を記入。タイトルの下の「×は暗殺された人物を表す。」は同32分に書き込まれた。
 同日午後11時の時点で、書き込みはすべて削除されている。アクセスの記録などから書き込みがなされたパソコンが特定できるとみられ、捜査本部は慎重に調べている。
毎日新聞 2008年11月19日 東京朝刊」

※この記事は誤報の可能性が高いようです。

●元次官宅襲撃:事件6時間前にネット書き込み…犯行示唆
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081119k0000m040155000c.html
「元厚生事務次官、吉原健二さんの妻靖子さんが刺された事件の約6時間前に、インターネット上のサイト「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行を示唆する書き込みがあったことが分かった。……書き込みがあったのは18日正午すぎ。「社会保険庁長官」という項目で、「歴代の社会保険庁長官」というタイトルのすぐ下に「×は暗殺された人物を表す。」というただし書きがあり、一覧表の中の吉原さんの名前の前に「×」がつけられていた。利用者の書き込み履歴によると、「Popons」と名乗る人物が、18日午後0時27分、「下村健」(故人)の前に「×」を記入。同29分には、この「×」を削除し、「吉原健二」の前に「×」を記入。タイトルの下の「×は暗殺された人物を表す。」は同32分に書き込まれた。同日午後11時の時点で、書き込みはすべて削除されている。」

※この記事は誤報の可能性が高いようです。 

●元厚生次官襲撃 テロは断じて許されない(11月19日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081119-OYT1T00104.htm
厚労省社保庁をめぐっては、様々な不祥事が発覚している。特に年金のずさんな記録管理や、制度上の不備が大きな問題となっていることは確かである。だが、理由が何であれ、テロは決して容認できない。……今回の事件の動機や背景はまだ不明だ。もしも、在職中の職務を逆恨みしたものだとすれば、一層重大である。行政関係者がテロを恐れて職務を執行できないようでは、健全な社会とは到底言えまい。」