年金テロ? 元厚生事務次官襲撃事件 まとめ Vol.4

警察庁長官「同一犯念頭に捜査」 元次官宅襲撃事件
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200811200270.html
警察庁の吉村博人長官は20日の定例会見で、元厚生事務次官宅連続襲撃事件について「二つの事件に関連性があり、同一犯人である可能性を念頭に置きながら徹底した基礎捜査を行う」との方針を述べた。……一方で、厚労行政をめぐるテロとの見方については「警察はテロという言葉は使っていない」と否定」

●元次官宅襲撃:首相「犯人挙げてくれ」警察庁長官に求める
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081121k0000m040109000c.html
警察庁の吉村博人長官は20日、首相官邸麻生太郎首相に対し、元厚生事務次官宅連続襲撃事件に関する関係者の警護体制について報告した。首相は吉村長官に「犯人を挙げてくれ」と強く求めた。」

●元次官の妻、犯人は作業服のような上下
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3998915.html
「男は年齢30歳から40歳くらいで、身長は165センチ、野球帽か作業帽のようなものをかぶっていて、作業着の上下のような服を着ていたことがわかりました。
 また、男は「宅配便です」と名乗り、箱のようなものを持っていて、無言で靖子さんを刺したということです。」

●元次官襲撃:「6時半〜50分にうめき声」埼玉・隣人証言
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20081121k0000m040086000c.html
「調べでは、男性は17日午後4時ごろから自室で寝ていて「オー」「ワー」という男のうめき声で目を覚ました。声は10〜15秒間続き、間もなく時計を見ると午後6時50分だったという。男性は「カーテンを開けて外を見たが、人や車もなく、不審な様子はなかった」と話している。男性の部屋と山口さん宅は約10メートル離れている。」

●2つの現場「黒い車」目撃情報 元次官宅襲撃事件
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200811200179.html
「吉原さん宅の周辺では事件直前の18日午後6時20分ごろ、吉原さん宅から南東に約300メートル離れた路上を、黒い乗用車が猛スピードで走り去るのを会社員の男性(50)が目撃した。運転席の男1人だけが乗っていたという。
 また、同日午後5時ごろには、吉原さん宅の南約200メートルの公園近くの路上に黒っぽい車が止まっているのを、散歩中の男性が見たという。 」

●元厚生次官宅連続襲撃事件 それぞれの現場付近に帽子をかぶった不審な男
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00144466.html
「2つの事件現場付近では、帽子をかぶった不審な男の情報が寄せられている。不審者は、さいたま市の現場からおよそ300メートル離れた駐車場で目撃されている。不審者を目撃した人は「(先週の)水曜日から木曜日の間、2日間、日にち置いてです。ちょっと小柄で、やせてるかな。帽子はかぶってたような気がします。何でずっと立って一点を見つめてるんだろうって。ちょっと異様な雰囲気だった」と話した。
 そして、東京・中野区の現場でも不審者が目撃されていた。血がついた足跡のようなものが残されていた道路の延長線上、現場から200メートルほど離れた場所に、18日午前11時20分ごろ、紺か黒色のワンボックスカーが止まっているのを近所の住民が目撃した。運転席には、野球帽をかぶり、左手に持った何かを見つめる男が座っていたという。」

●靴跡 東京とさいたまで異なる
http://www.nhk.or.jp/news/k10015509571000.html
「現場に残された犯人の男の物とみられる靴の跡は、さいたま市の事件の現場に残された靴の跡とは形が異なっていることがわかりました。警視庁は、同じ男が靴を履き替えて犯行に及んだ可能性もあるとみて、さらに鑑定を進めています。」

●元厚生次官宅連続襲撃事件 山口さん夫妻のものとみられる2つの財布に紙幣なし
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00144450.html
「山口さん宅のダイニングでは、夫妻のものとみられる財布が2つ見つかっているが、その両方に札が入っていなかったことが新たにわかった。
カード類は複数入っていたという。」

●東京と埼玉の事件、靴は別々の種類
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3998905.html
「また、犯行時間についてですが、捜査本部の調べで、ダイニングのテーブルには夕食のおかずが数点並べられていましたが、“ごはん”は盛りつけ前の状態だったことも新たにわかりました。
 遺体を解剖した結果、夫婦の胃には食事をしたととれるような内容物はなかったということで、捜査本部は、犯行時間は午後6時以降の夕食前の時間帯だった可能性が高いとみています。」

●両陛下の埼玉訪問延期=連続殺傷事件を受け
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2008112000885

●職員録 閲覧制限の図書館も
http://www3.nhk.or.jp/news/t10015510641000.html

●特集ワイド:元厚生次官宅・連続襲撃
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20081120dde012040011000c.html
◇昭和以降の要人を狙った主なテロ事件
1930年11月  浜口雄幸首相が東京駅で右翼に狙撃され、翌年死去
  32年2〜3月 右翼団体血盟団」が要人約20人を暗殺対象にし、井上準之助前蔵相と三井合名会社理事長の団琢磨を射殺
      5月  海軍青年将校らが首相官邸を襲い、犬養毅首相を射殺(5・15事件)
  36年 2月  陸軍青年将校らがクーデターで、斎藤実内大臣高橋是清蔵相らを暗殺(2・26事件)
  60年 7月  岸信介首相が首相官邸のレセプションで右翼に刺され重傷
     10月  浅沼稲次郎社会党委員長が右翼少年に刺殺される
  71年 9月  公明党竹入義勝委員長が右翼に党本部前で刺され重傷
  87年 5月  朝日新聞阪神支局に侵入した覆面男が、散弾銃で小尻知博記者を射殺。同僚記者も重傷。赤報隊が犯行声明
  89年 5月  山口鶴男社会党書記長が大津市で演説中に右翼に襲われる
  90年 1月  本島等長崎市長が市役所前で右翼団体メンバーに撃たれ重傷
  92年 3月  栃木県足利市で演説中の金丸信自民党副総裁が右翼に発砲される
  94年 5月  右翼団体幹部が都内のホテルで細川護熙前首相に発砲
2002年10月  民主党石井紘基衆院議員が右翼団体代表に刺され死亡
  06年 8月  右翼が加藤紘一衆院議員の山形県の実家(事務所)に放火
  07年 4月  伊藤一長長崎市長が選挙事務所前で、暴力団の男に射殺される

●テロ?恨み?あらゆる可能性捜査 元次官宅襲撃事件
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200811200034.html
「「予断を持つな。地道に物証を積み上げる捜査1課流の捜査手法を徹底して欲しい」。19日、警視庁と埼玉県警の幹部を集めた会議で、警察庁幹部はこう指示した。厚生労働行政に絡むテロから、被害者への個人的な恨みによる犯行まで、あらゆる可能性を念頭に捜査を行う。同時に二つの現場の犯行状況を詳しく分析し、浮かび上がる犯人像に向けて捜査員を投入するという二正面作戦で、当面の捜査を進める方針だ。……「発生直後のこの時期に、厚労行政に絡むテロだろうと思い込む空気が捜査員の間に蔓延(まんえん)するのを一番警戒しないといけない」と別の幹部は話す。思い込みが広がると、基礎捜査が甘くなる。その結果、自供していた容疑者が将来、突然、供述を覆したときなどに取り返しのつかないことになるからだという。 」

●厚労幹部宅など厳戒…宅配業者に波紋
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/saitama/news/20081120-OYT8T00516.htm
「佐川急便さいたま店(さいたま市西区)は19日の幹部の朝礼で、ドライバーは社名をはっきり告げ、荷物の送り主を明らかにして渡すよう改めて確認した。……ヤマト運輸埼玉主管支店(上尾市)も、管内84営業所に、ドライバーは制服や制帽、名札を着用し、訪問時に社名と名前を名乗ることを徹底するよう通達。ホームページに同社をかたる不審な訪問に注意するよう顧客に呼び掛けている。」

●宅配便業者「ドア開けてもらえない」 元次官宅襲撃影響
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200811200182.html
「元厚生事務次官宅が相次いで襲われた二つの事件後、宅配業者の配達業務に影響が出始めている。ともに犯人が宅配便を装う手口で犯行に及んだ可能性があることから、受取人に警戒されてドアを開けてもらえなかったり、配達人と信じてもらうのに手間取ったりしている。」

●元次官ら殺傷、家族全員の殺害計画か
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3998623.html
「元厚生事務次官や家族が相次いで襲われた事件です。捜査本部の調べで、犯人が元次官の家にいる家族全員を殺害しようとしていた可能性があることがわかりました。埼玉、東京の両事件とも、犯人は犯行後、血がついた刃物を持ったまま、家の中を歩き回った形跡が残されていました。」

●山口さん宅に複数土足跡=午後6時前に着信履歴−元次官妻事件でも侵入か
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2008112000347
「事件当日の17日午後5時51分に妻美知子さん(61)の携帯電話に、山口さんの携帯からの着信履歴が残っていたことも判明。山口さんは外出していたといい、捜査本部は詳しい経緯を調べている。
 犯人のものとみられる足跡は敷地外で19個、敷地内の駐車場で5個が見つかっており、捜査本部は靴の特定や照合を急いでいる。
 指紋は屋内から32個、屋外から4個見つかった。」

●犯行は午後6時以降か 直前に携帯記録 元次官夫婦殺害
http://www.asahi.com/national/update/1120/TKY200811200133.html
さいたま市南区の山口剛彦さん(66)と妻美知子さん(61)が殺害された事件で、17日午後5時51分に夫婦間で発着信した履歴が携帯電話に残っていたことを埼玉県警が発表した。同日午後6時半過ぎには付近の住民が男性の叫び声を聞いていた。」

●【凶刃】(上)不気味な残忍さ 2件の犯人像一致
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20081118-5344510/fe_081120_01.htm?from=yoltop
「「男は無言のまま、何度も刺してきた」。靖子さんは病院に搬送される途中、そう話したという。靖子さんは、宅配便を装った男に呼び出されて玄関を開けた直後、胸や両腕、右足などを刺され、逃げようとして、玄関を飛び出した後も、追いかけてきた男に背後から背中を切りつけられた。胸の傷は肺にまで達し、靖子さんは7時間に及ぶ手術でようやく一命を取り留めた。」

●中野の事件、第一発見者が状況語る
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3998625.html
「「かなり大きな声がした。『キャー』とか『助けて』とか。遠くの方からでも聞こえた。胸や腹が血だらけで倒れていた。『宅配便にやられた』と言っていた。だんだん意識が遠くなっていく感じだったので、『大丈夫ですか、大丈夫ですか』と」(第一発見者の男性)」

●現場で下見か、連続殺傷10日前 地図見る不審な作業着男
http://www.kanaloco.jp/kyodo/news/20081120010002132.html
「元厚生次官ら連続殺傷事件で、事件の約10日前、さいたま市南区の殺害された山口剛彦さん(66)夫妻の自宅近くで、不審な男が目撃されていたことが20日、分かった。男は午後7時ごろ、つばの付いた帽子をかぶり、青っぽい作業着姿で地図を見ていたという。」

●元次官宅襲撃―社会の敵を許さない
http://www.asahi.com/paper/editorial20081120.html
「その上で気になることがある。事件のあと、インターネット上に「狙われて当然だ」というような書き込みがあった。ごく一部の人だろうが、あまりにも無責任で、背筋が寒くなる。」

●「報いだ」厚労省に中傷メール100件以上
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2008/11/20/04.html
「事件から一夜明けた19日、東京・霞が関厚生労働省には嫌がらせの電話や中傷メールが相次いだ。「年金問題の報いだ」「おまえも同じ目に遭わせてやる」などの内容で100件以上という。」

毎日新聞、「サイトで犯行示唆」の誤報で再度「おわび」
http://www.j-cast.com/2008/11/20030682.html
「2008年11月20日付同紙朝刊に「おわび」が再度掲載された。同紙は前日の夕刊紙面やニュースサイト「毎日jp」でも「おわび」を掲載している。」