緊張――2009年03月29日

▼雇用200万人、需要60兆円創出 政府の成長戦略原案
http://www.asahi.com/politics/update/0328/TKY200903280228.html
《政府が4月上旬にまとめる経済成長戦略の原案が28日、明らかになった。次世代自動車への買い替え促進や、介護現場での20万人の雇用創出などを盛り込んだ。環境や健康分野に集中して投資し、今後3年間で40兆〜60兆円の需要と140万〜200万人の雇用を生み出すことを目指す。
 麻生首相が与党に策定を指示し、近く政府がまとめる追加経済対策の骨格になる。 》

▼時限的な贈与税減免を検討へ…贈与資産での「消費」が条件
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090328-OYT1T01084.htm
麻生首相は28日、高知市での講演で、追加景気対策の柱として時限的な贈与税減免を検討する考えを明らかにした。
 今国会への提出を目指す2009年度補正予算案と関連法案に減税措置を盛り込む意向とみられる。
 首相は講演で、「贈与税(の減免)は『家を建てるならただにしますよ』と(いうことだ)。家を建ててもらうことで景気が良くなったらと、そういう形で考えた方がいい」と述べた。》

▼「1000円高速」初日の交通量、中央道11%・東名9%増
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20090328NTE2INK0828032009.html
《高速道路の通行料金の引き下げが28日、本格的に始まった。高速道路会社各社の発表した同日の主要路線の通行台数では、中央自動車道八王子ジャンクション(東京都)―相模湖東(神奈川県)間が前年の同じ時期を11%上回るなど、各地の高速道路で交通量が増えた。》

▼広がる悲観論、景気・雇用「悪い方向」が最多…内閣府調査
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090328-OYT1T00884.htm
内閣府は28日、「社会意識に関する世論調査」の結果を発表した。
 日本が「悪い方向に向かっていると思う分野」(複数回答)に、68・6%の人が「景気」を、57・5%が「雇用・労働条件」を挙げた。
 それぞれ昨年の調査より25・2ポイント、26・4ポイント増え、同じ質問を設けた1998年以降、最も高い割合となった。》

▼支持率上昇で軌道修正?武部、中川氏が「麻生降ろし」封印
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090328-OYT1T00900.htm
麻生首相への批判を強めてきた元自民党幹事長の武部勤中川秀直両氏が28日、「麻生降ろし」を封印する姿勢を示した。
 小沢代表の資金管理団体を巡る政治資金規正法違反事件で民主党に批判が集まる一方、麻生内閣の支持率が上昇したのを受け、軌道修正しているようだ。》

▼小沢代表:行脚解禁、千葉入り 知事選結果で進退再燃も
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090329k0000m010083000c.html
民主党小沢一郎代表は28日、千葉県知事選(29日投開票)応援のため初めて千葉入りし、推薦候補の事務所を訪れてスタッフらを激励した。……事件以来、報道陣に姿を見せる形で選挙応援に出向くことは避けてきたが、前日の同党代議士会などで続投への了承を取り付け、地方行脚を解禁した。しかし、選挙結果次第ではこれが裏目となり、改めて進退問題が浮上する可能性もある。》

▼二階経産相の政党支部、立件向け最終協議へ
http://www.news24.jp/131957.html
《「西松建設」の違法献金事件に絡み、東京地検特捜部は二階経産相側の政治団体について、政治資金規正法違反での立件に向け、週明けにも最高検察庁と最終協議に入るもよう。二階経産相の地元の政党支部は、実際には西松建設からの献金であるにもかかわらず、個人名義を装った600万円の献金を受けていた疑いがあるという。
 関係者によると、献金西松建設の社員ら60人の名義で5万円ずつ、銀行のATM(=現金自動預け払い機)から振り込まれ、1年に300万円、2年で合計600万円が収支報告書に名前が載らない形で行われていた。こうした献金は、二階経産相側が西松建設側から借りていたマンションの家賃を補てんする目的だった可能性があるという。
 二階経産相はこれまで、「政治資金規正法に基づいて対応している」と疑惑を否定している。》

▼二階経産相が和歌山入り 報道陣には無言
http://sankei.jp.msn.com/region/kinki/wakayama/090329/wky0903290306000-n1.htm
西松建設の関係会社が二階俊博経済産業相の関連政治団体にマンション一室を事務所として貸与していたことなどが発覚後、初めて地元入りした二階経産相は28日、上富田町内で開かれた近畿自動車道紀勢線の早期延長を目指す決起大会に出席した。
 二階経産相は大会でこの問題にふれず、終了後も報道陣を避けるように建物内に“雲隠れ”。約1時間40分後に非常口から現れたが、報道陣の「何をしていたのか」との問いかけにも無言で車に乗り込み、会場を後にした。》

北朝鮮:「衛星発射」通告 破壊措置命令、政府が異例の公表 危機管理で政権浮揚期待
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090328ddm005010158000c.html
《政府が27日、北朝鮮の長距離弾道ミサイルの落下に備え、法律上は公表する必要がない自衛隊法82条2の3項に基づく「破壊措置命令」の発令をあえて発表したのは、緊張を高める北朝鮮に対し、毅然(きぜん)とした姿勢を示す必要があると判断したためだ。北朝鮮への強硬姿勢と併せて危機管理に万全を期す政府の姿勢を強調し、政権浮揚につなげたいとの思惑も見え隠れする。》

防衛省、PAC3を都心に移送 破壊措置命令受け
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090328AT1G2704G27032009.html
北朝鮮人工衛星名目でミサイル発射準備を進めている問題で、防衛省は27日夜、破壊措置命令に基づき、ミサイル防衛(MD)システムによる迎撃態勢の準備に入った。航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)を陸上自衛隊市ケ谷駐屯地(東京・新宿)や朝霞駐屯地(同・練馬など)に移した。》

▼PAC3発射機、北西上空にらむ…首都圏3か所に移動完了
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090328-OYT1T00959.htm
北朝鮮が「人工衛星」名目で弾道ミサイルの発射準備を進めている問題で、自衛隊は28日、首都圏3か所に配備される地上配備型のパトリオットミサイル3(PAC3)部隊の移動を完了した。
 東京・練馬区陸上自衛隊朝霞駐屯地では、迎撃ミサイルを搭載した発射機(ランチャー)2台を、弾道ミサイルの飛行ルート方向にあたる北西に向けて停車させ、発射機を上空に向けた。
 一方、陸自秋田、岩手両駐屯地と航空自衛隊加茂分屯基地秋田県)に配備されるPAC3部隊は、近く、空自浜松基地を車両75台前後で出発。フェリーを使うなどして現地入りし、月末までに展開を完了する予定。》