豚インフルエンザ まとめ

▼簡易検査で陽性 そのとき機内、空港、厚労省は…
http://sankei.jp.msn.com/affairs/disaster/090430/dst0904302354011-n1.htm
《4月30日午後、成田空港に到着したノースウエスト(NW)航空機の日本人女性(25)に、インフルエンザ簡易検査で陽性反応が見つかった。「Xデー」を見すえ、準備を進めていた成田空港や厚生労働省には緊張感が走る。「新型」は詳しい検査の結果を待たなければならないが、厳戒体制を敷いたことで水際での阻止には成功した。
 【NW機】成田空港第1ターミナルに米ロサンゼルスから到着したNW機。機内検査で陽性反応が出たことで、空港は緊迫した空気に包まれた。女性は空港検疫所専用の救急車に乗り込み成田赤十字病院(千葉県成田市)へと向かった。
 同機が到着したのは午後3時半ごろ。機内での簡易検査を経て、女性が機外に出たのは約4時間半後。タラップを下りる女性の体を、マスクにゴーグル、防護服姿の検疫官が支える。女性は慎重な足取りでタラップを下り切ると、救急車に乗り込んだ。
 救急車の車内では検疫官が横に付き添い、女性は終始うつむいたまま。病院に到着すると、女性は青い防護服を着た検疫官にもたれ掛かるようにして、後部ハッチから歩いて救急車を降り、院内に入った。
 病院側の説明では、女性は、ウイルスを外部に拡散させないよう気圧を下げた隔離病棟に収容された。
 病院内で様子を見ていた女性患者(33)によると、女性はストレッチャーに乗せられ、話すことも動くこともなかったという。
 【成田空港】約6時間近く機内に待たされた人たちは、成田空港第1旅客ターミナルビルの到着ロビーから疲れた様子で出てきた。
 フィリピン在住で大学1年の男性(17)は「機内で待たされ、辛かったです。『落ち着いて下さい』とのアナウンスがありましたが、『早くしてくれ』と怒っている人もいました」と語った。
 また、東京都文京区の男性会社員(29)は「機内検疫は仕方ないが、長時間、機内で待たされイライラした。『発熱の患者がいる』とのアナウンスがあった。患者が病院に運ばれた後、連絡先を聞かれて、ようやく降りることができた」と話していた。
 【厚生労働省】「簡易検査で陽性反応」の一報に厚生労働省は一気に緊張感がたかまった。
 午後8時すぎ、「部外者立ち入り禁止」と張り紙された、健康局長会議室には、幹部職員が次々と出入りを繰り返し、対応に追われた。最新の情報を得ようとするマスコミ各社の記者十数人も、同会議室の前に集結。会議室から出てくる幹部に話しかけるも「私は知らない」「何も言えない」と口をつぐんだ。
 検疫の担当幹部も「初めての事例なので慎重にやりたい」と話し、情報統制に努めていた。》

新型インフルエンザ 簡易検査でA型陽性反応が出た女性、成田赤十字病院に滞在
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00154225.html
アメリカ・ロサンゼルスから成田空港に到着したノースウエスト機の乗客で、インフルエンザの簡易検査でA型陽性反応が出た女性は、4月30日午後11時半現在、成田赤十字病院の4階の病棟にとどめ置かれ、くわしい検査結果を待っている状況となっている。
4月30日午後8時ごろ、検疫官らに付き添われて航空機から降りた女性は、成田赤十字病院に搬送されてきた。
この女性については、成田空港検疫所で、PCR法と呼ばれる遺伝子レベルのくわしい検査が行われていて、早ければ5月1日未明に結果が出ることになっている。
一方、当時ノースウエスト機には、212人の乗客・乗員が搭乗していたが、このうち女性の周囲に座っていた乗客11人は、リムジンバスで近くのホテルに移されて、女性の検査結果を待っている状況となっている。》

▼日本人か?ロスから到着のNW機で女性がインフル陽性
http://sankei.jp.msn.com/life/body/090430/bdy0904302038012-n1.htm
《成田空港関係者によると、米ロサンゼルスから成田空港に30日午後到着した米ノースウエスト1便で、乗客女性1人がインフルエンザ簡易検査に陽性反応を示した。女性は救急車で搬送された。
 搬送されたのは日本人女性とみられる。女性の周囲に座っていた乗客も隔離する。
 成田赤十字病院厚生労働省成田空港検疫所から連絡を受け、患者の受け入れ準備を始めた。》

▼成田到着機にA型インフル患者 約20人が空港で足止め
http://www.asahi.com/national/update/0430/TKY200904300275.html
厚生労働省は30日、成田空港での機内検疫で、米国から帰国した女性1人が、機内での簡易検査でA型インフルエンザと判明したことを明らかにした。新型の豚インフルエンザかどうか、午後7時半ごろから、さらに詳しい検査を進めている。結果が出るのは1日未明の予定。
 女性は、ロサンゼルス発のノースウエスト航空機で、午後3時半ごろに成田空港に着いたという。機内で周囲に座っていた乗客約20人も、念のため空港で足止めされている。 》

▼国内流行なら解散先送りも=新型インフルで懸念−政府・与党
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009043001073
《政府・与党内で30日、世界的に感染が拡大している新型インフルエンザが次期衆院選の日程に及ぼす影響を懸念する声が出てきた。国内での感染例はまだ報告されていないが、仮に日本で流行した場合は「衆院選どころではなくなる」(自民党幹部)として、麻生太郎首相が一層の解散先送りを強いられるとの見方が浮上している。 
 「インフルエンザが日本でも流行したら解散できないのではないですか」。30日昼の自民党古賀派総会で、若手が真顔でこう尋ねたのに対し、古賀誠選対委員長は冗談交じりながら「(流行が)終わるまで解散しないかもしれませんね」と応じた。
 首相が2009年度補正予算案に加えて海賊対処法案など重要法案の成立にも意欲を示していることから、与党内では現段階で、解散は6月以降に絞られたとの見方が強い。
 1995年1月の阪神大震災を受け、政府は同年4月の統一地方選で実施予定だった兵庫県議選など被災地の地方選について、特例法の制定により(1)投票日を6月11日に延期(2)議員や首長の任期を投票日前日まで延長−してしのいだ。
 衆院議員の任期は憲法で4年と定められており、9月10日の任期満了日を延長することは憲法を改正しない限り不可能だ。ただ、河村建夫官房長官は30日の記者会見で、「不測の事態が起きた場合は有権者の権利、候補者のために配慮することは起きると思う」と言及。いったん固めた選挙日程を、任期の範囲内で先送りすることはあり得るとの認識を示した。
 実際に日本国内で感染が広がり、衆院選日程と重なった場合は、不特定多数の人を対象とする候補者の選挙運動に支障が出そうだ。政府は今年2月に改定した新型インフルエンザ対策の行動計画で、国内で感染者が発生した際の拡大防止策として、集会主催者に活動の自粛を要請することなどを定めているからだ。
 与党「ワクチン予防議員連盟」の会長を務める公明党坂口力厚生労働相は30日の会合後、「人を集めてはいけないとなれば、街頭で演説しても様にならない」と、困惑した様子で記者団に語った。》

▼WHO警戒水準「6」引き上げも 新型インフル感染12カ国に
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009043001000552.html
世界保健機関(WHO)は新型インフルエンザ感染拡大の警戒水準(フェーズ)を「4」から「5」に引き上げたが、30日にはスイスでも感染が確認され、感染確認は少なくとも12カ国に増加、世界的大流行(パンデミック)の正式認定を意味する「6」への引き上げも現実味を帯びてきた。
 WHOは米国などの保健当局や製薬業界と連携し、新型インフルに有効なワクチン開発に欠かせない、ウイルスの遺伝子構造の全容解明などに全力を挙げる。大流行に対し「歴史上最も備えができている」(チャンWHO事務局長)とされる世界の対応力が試される。
 感染が確認されたのは、死者が多数出ているメキシコをはじめ、北米、中南米、欧州、中東、オセアニアにまたがる。感染の疑い例はアジア、アフリカも含め20カ国で見つかった。
 WHOの警戒水準の定義では、「5」と「6」の間には感染の地理的な拡大以外にほとんど違いはない。「5」への引き上げの理由は、メキシコの隣国である米国で、人から人への感染拡大と一部感染者の症状が比較的重かったことが確認されたことだ。米国では29日、首都圏で初めて疑い例が報告された。》

▼WHO、警戒水準をフェーズ5へ引き上げ 豚インフル
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY200904300001.html
《新型の豚インフルエンザの感染拡大が世界各国で歯止めがかからない状況を受け、世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜、緊急記者会見し、警戒レベルを「フェーズ4」から「フェーズ5」に引き上げると発表した。メキシコ、米国以外の地域で感染者が増加し、二次感染とみられるケースも増えていることから、引き上げが必要と判断した。
 警戒レベルは27日に「フェーズ4」に引き上げられたばかり。「フェーズ5」は人と動物の混合ウイルスによる地域単位の感染が、1つのWHO管轄地域内の2カ国以上で起きており、大流行(パンデミック)の兆候があると認定された場合に宣言される。 》

▼「必要に応じ対策強化」=フェーズ5引き上げで舛添厚労相新型インフル
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009043000113
世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒レベルを「フェーズ5」に引き上げたことを受け、舛添要一厚生労働相は30日朝、同省内で緊急に記者会見し「必要に応じ、対策の充実強化を図る」と述べた。
 舛添厚労相は「メキシコへの渡航自粛を厳しく注意喚起したい」と強調。「アメリカ便、カナダ便の往来をどうするかは検討課題」と述べるにとどめた。》

厚労相「引き続き冷静な対応を」…警戒水準「5」で緊急会見
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090430-OYT1T00249.htm
世界保健機関(WHO)が新型インフルエンザの警戒水準を「フェーズ4」から「5」に引き上げたことを受けて、舛添厚生労働相は30日朝、厚労省内で緊急記者会見を行い、「フェーズ4に引き上げられた段階で、国・地方自治体をあげて必要な対策を講じている。現時点で国内に患者が発生している状況ではない。国民は引き続き冷静に対応してほしい」と呼びかけた。
 舛添厚労相は国内での感染者発生に備え、院内感染に配慮した発熱外来の準備、新型インフルエンザのワクチン製造などの対策を実施していくことを改めて表明。「今は水際対策に最善を尽くしているが、危機管理としてはウイルスが日本に侵入することを前提している。その時も、国民には冷静に対応していただく」と強調した。》

厚労相 引き続き水際対策徹底
http://www.nhk.or.jp/news/k10015705411000.html#
《舛添厚生労働大臣は、WHO=世界保健機関新型インフルエンザの警戒レベルをさらに1段高い「フェーズ5」に引き上げたことを受けて、30日午前7時から緊急の記者会見を行い、水際対策の徹底や、国内で発生した場合に備えた医療態勢の準備、ワクチンの製造などに取り組んでいく考えを示しました。
この中で、舛添厚生労働大臣は「日本は警戒レベルが『フェーズ4』に引き上げられた段階で、今回の豚インフルエンザ新型インフルエンザに位置づけ、メキシコ便を中心に検疫態勢を強化しているほか、厚生労働省や保健所に相談窓口を設置するなど、国、地方自治体をあげて、必要な対策を講じている。現時点で国内に患者が発生している状況ではなく、基本的にはこれまでどおり必要な対策を着実に実施していく」と述べ、引き続き水際対策に力を入れていく考えを示しました。そのうえで、舛添大臣は「国内で発生した場合に備え、医療機関で感染が広がらないよう、ほかの患者とは出入り口や待合室を別にした専用の『発熱外来』の設置の準備を進めることや、新型インフルエンザのウイルス株を速やかに入手して、ワクチンの製造に取り組むことなど、必要な対策を確実に実施していく。国民の皆さんには引き続き、正しい情報に基づいて冷静に対応してほしい」と述べました。》

新型インフルエンザ:メキシコ、死者7人に修正
http://mainichi.jp/select/world/news/20090430ddm003040058000c.html
《メキシコで新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)による死亡が確認された人数について同国のコルドバ保健相は28日、これまで発表していた20人から7人へと下方修正した。新型ウイルス感染が確認されたのは死亡者7人を含め26人。他に152人が死亡した疑いがもたれているが、新型インフルエンザウイルスではない細菌などを原因とする「異型肺炎」の可能性も含めて調査を進めているという。
 これまで、メキシコ政府が独自に死者数を公表してきたが、世界保健機関(WHO)が発表している感染者26人、うち死者7人という統計にメキシコ政府が合わせた格好だ。
 感染が確定した死亡者7人は、いずれもメキシコ市の患者。これまで感染確定死亡者とされていた他の13人については、再度検査をしているという。
 メキシコ政府によると、新型インフルエンザの感染が疑われる重い肺炎患者は同日現在2498人。入院しているのは1311人。》

アメリカでも死者…新型インフルエンザ
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20090430-OHT1T00038.htm
《米疾病対策センターCDC)は29日、テキサス州で1歳11か月の幼児が新型インフルエンザで死亡したと明かした。テキサス州保健当局によると、幼児はメキシコ人で、両親と訪れていた同州南部で発症、4月13日から入院治療を受けていたという。メキシコでは28日の時点で、感染によるとみられる死者が159人に上っていたが、メキシコ国外で死者が出たのは初めてとなった。
 CDCによると、テキサス州で感染が確認されていたのは6人。米国ではほかにニューヨーク・クイーンズ地区の私立高関係者ら数百人が感染の疑いがある症状を訴えていたことが判明。ニューヨークに次いで感染者が多いのがカリフォルニア州で、シュワルツェネッガー知事は州独自の「緊急事態宣言」を出した。
 全米では感染確認が91人で、入院したのは7人。死亡したのはメキシコ人だったが、医療設備の整った米国内で初の死者が確認されたことに、オバマ大統領は「状況は明らかに深刻だ」と述べた。「(政府が)全米の感染状況をしっかりと監視している」として、生徒らの感染が確認された学校に対しては、閉鎖を検討するよう促した。加えて、緊急対策費として、議会に15億ドル(約1450億円)の支出を要請した。》