中川新党か?――2009年10月29日

中川秀直氏、町村派を離脱
http://www.asahi.com/politics/update/1029/TKY200910290164.html
自民党中川秀直元幹事長は29日、代表世話人を務める町村派を離脱した。……党内では新党結成に動くとの見方も出ている。 》

[参考]中川秀直公式ブログ
(お知らせ)脱派閥・脱官僚の新しい政治の確立に向けて
《先の総選挙での厳しい審判を受け、今や、派閥政治からの脱却を図るべきときと考えます。
今後とも、自らの信条に従い、脱派閥・脱官僚の新しい政治の確立に向けて、同志議員とともに力を尽くしてまいります。》

上げ潮派中川秀直といえば、小沢一郎をしのぐ集金力を誇る政治家です。中川の去就とともに、この「上げ潮マネー」が、どこに向かうのか? が次の政界再編のポイントになります。

▼米欧銀行の貸し出し減少 「バブル後に似ている」と日銀
http://www.asahi.com/business/update/1028/TKY200910280384.html
《米欧の銀行貸し出しが落ち込む状況は、日本のバブル崩壊後によく似ている――。日本銀行は28日、「米欧諸国における銀行貸出の低迷の背景」とするリポートを公表した。金融と実体経済が互いにマイナスの影響を及ぼしあう「負の相乗作用」がかつての日本と同様、米欧で起きているといい、「金融緩和が貸し出しの増加を促し、景気回復を後押しする動きはみられていない」と指摘した。
 昨秋の金融危機以降、米欧の銀行の貸出残高は急速に低下。米国や英国では貸出残高が前年を下回っている。リポートでは、自己資本が低下した銀行が貸し出しを絞り込む一方、企業も借り入れを減らしており、90年代後半の日本のような「負の相乗作用」がみられるという。
 銀行への公的資金注入や金融緩和措置もあって、米欧の経済は持ち直しつつある。だが、「銀行の財務内容の不確実性はなお一掃されていない」とも指摘。日本の経験を踏まえると、先行きも「銀行貸し出しを経由した金融緩和効果は十分発揮されない可能性が高い」とみている。》