2011年09月06日のニュース・クリップ

▼欧州の債務危機、金融不安が再燃
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/110906/mca1109061844021-n1.htm
《欧州経済の牽引役だったドイツ経済が減速し、景気後退局面に入る懸念が広がる一方、債務危機の発源地ギリシャ財政再建は頓挫したままだ。欧州からの資金逃避も加速。国際通貨基金IMF)は銀行への2千億ユーロ(約22兆円)の資本注入と景気刺激策を求めており、健全財政にこだわる欧州中央銀行(ECB)と対立している。》

▼多くの銀行、資金調達がほとんどできない状態=独KfW・CEO
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-23033020110905
《ドイツ政府系の金融機関、復興金融公庫(KfW)のシュローダー最高経営責任者(CEO)は、多くの銀行は資金調達がほとんどできない状態にあると語った。
 また、銀行業界の状況は2008年よりもはるかに劇的だとの見解を示した。》

▼英国際戦略研「米、介入主義終わる」 11年版の戦略概観 安全保障の新興国シフト指摘
http://www.nikkei.com/
《英国際戦略研究所(IISS)は6日、世界の軍事・外交関係についてまとめた2011年版「戦略概観」を発表した。米国が01年の同時テロから10年を経て、世界の地域紛争への介入主義を終えつつあると指摘。中国やブラジルが経済成長を背景に存在感を高めているとし、安全保障の勢力図でも新興国シフトが進んだと分析した。》

▼スイス中銀が無制限介入=フラン高阻止、対ユーロで目標設定
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011090600651
スイス国立銀行中央銀行)は6日、ユーロに対する同国通貨スイス・フランの上昇に歯止めをかけるため、1ユーロ=1.20フランの上限目標レートを設定、この水準を達成するまで無制限の介入を実施すると発表した。
 主要国中銀が無制限介入を打ち出すのは異例。スイス中銀がフラン高対策として為替相場に上限目標を設けるのは、ユーロ導入前の1978年10月に対ドイツ・マルクで実施して以来。》

▼東京株、2年4カ月ぶり安値=欧州不安で売り
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2011090600467&j4
日経平均株価終値は前日比193円89銭安の8590円57銭で、東日本大震災後の3月15日に付けた8605円15銭を下回り、今年の最安値となった。リーマン・ショック後の低迷が続いた2009年4月28日(8493円77銭)以来、約2年4カ月ぶりの安値水準だ。》