2017年11月29日のニュース・クリップ

メルケル独首相:社民党首と30日会談 大連立の模索表明 - 毎日新聞

ドイツのメルケル首相は27日に記者会見し、難航している連立交渉について、自身が率いる保守系国政会派キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と中道左派社会民主党(SPD)による大連立を模索する考えを表明した。30日にシュタインマイヤー大統領の仲介でシュルツSPD党首と会談する。

アイルランドは総選挙回避、副首相が辞任-英EU離脱交渉に注力へ - Bloomberg

アイルランドではスキャンダルの渦中にあったフィッツジェラルド副首相が辞任に合意し、少数与党政権崩壊の危機に終止符を打った。懸念されていた総選挙の実施は回避された。
 副首相は警察の内部告発者への対応を巡って批判を浴び、総選挙を回避するため辞任するよう圧力が高まっていた。総選挙が実施される場合、英国のEU離脱条件を巡る重要なEU首脳会議に選挙期間が重なり、離脱交渉が脱線する恐れがあった。

米大統領の消費者保護局長指名、連邦地裁が差し止め請求を棄却

米連邦地裁は28日、トランプ大統領による消費者金融保護局(CFPB)新局長指名を巡り、イングリッシュ副局長が求めていた一時的な差し止め請求を棄却した。……CFPBではコードレー局長が24日に辞任を発表し、暫定的にイングリッシュ氏を局長代理に指名した。しかしこの数時間後、大統領はマルバニー氏を新局長に指名すると発表。イングリッシュ氏は自身が正当な局長代理だと主張し、訴訟を起こしていた。

ノルウェー北部の小さな自治体で性的暴行151件、全土に衝撃:AFPBB News

ノルウェーの警察当局は28日、同国北部ラップランド(Lapland)地方の小さな自治体で性的暴行が151件起きていたと発表した。子どもが被害者となったレイプ事件もあり、ノルウェー全土に衝撃が走っている。
 被害者や容疑者が少数遊牧民族サーミ(Sami)である事件が多くを占め、国の行政とサーミを隔てる長年の不信感が浮き彫りになった。

「殺人インフルエンザ」が日本に上陸か! 豪州で500人死亡、インフル流行前の対策は : J-CASTヘルスケア

殺人インフルエンザとは、2017年7~8月にオーストラリアで大流行した「H3N2型」ウイルスが引き起こすインフルエンザのこと。約21万人が感染し、うち500人以上が死亡した。2千人に5人が死亡するとは致死率がかなり高い。現地メディアが「すごい勢いで広がっている。キラー・インフルエンザだ」と報道したことから「殺人インフルエンザ」の名前がついた。
「H3N2型」インフルエンザは激症型のタイプで、過去に何度か大流行(パンデミック)を繰り返し、多くの死者を出している。近年では1968年から翌年にかけ、香港から広がった「香港かぜ」が「H3N2型」の1種だった。世界中で約100万人が死亡した。アメリカでは500万人の患者が出て約3万3000人が死亡、日本でも約2200人以上の死者を出した。