2017年12月01日のニュース・クリップ
▼英オックスフォード市、スー・チー氏に授与した称号を剥奪:AFPBB News
英オックスフォード(Oxford)市は27日、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の問題に積極的に対応していないことを理由に、ミャンマーのアウン・サン・スー・チー(Aung San Suu Kyi)国家顧問に授与した栄誉ある称号を剥奪したと発表した。スー・チー氏は同市にあるオックスフォード大学(University of Oxford)で学び、同市で子どもたちを育てていた。
▼トランプ米大統領の訪英は歓迎できない-イスラム教徒のロンドン市長 - Bloomberg
メイ英首相がトランプ大統領に公式に訪英し女王に謁見(えっけん)するよう招待して以来、大統領は英国でのテロについて折々に無神経な発言をして英国民の感情を逆なでしてきた。今回は英国の極右グループ幹部が投稿した一連の反イスラム動画を29日にリツイート。さらに英国からの批判に対して、余計なお世話だとメイ首相にツイートし返した。
▼96歳元ナチス親衛隊員に収監命令、禁錮4年「耐え得る」 独裁判所:AFPBB News
ドイツの裁判所は29日、元ナチス・ドイツ(Nazi)の親衛隊(SS)隊員で禁錮4年の判決を受けていたオスカー・グレーニング(Oskar Groening)被告(96)に対し、健康上の問題はないとして刑務所への収監命令を下した。戦後70年以上が経過し関係者の高齢化が進む中、異例の判断となった。
「アウシュビッツの簿記係」(Bookkeeper of Auschwitz)の異名で知られるグレーニング被告は、第2次世界大戦(World War II)中にナチスの強制収容所で犠牲となったユダヤ人ら30万人の殺人幇助(ほうじょ)罪で起訴され、2015年7月に禁錮4年の有罪判決を受けた。
▼日本に専門調査団受け入れ勧告 調査捕鯨でワシントン条約委 - 共同通信
野生生物の絶滅を防ぐため国際取引を規制するワシントン条約の常設委員会が27日、ジュネーブで始まった。日本が北西太平洋で実施しているイワシクジラの調査捕鯨について条約違反の可能性もあるとして、純粋に科学目的なのかどうか精査する専門調査団を受け入れるよう日本に勧告した。条約事務局によると、イワシクジラの調査捕鯨が公式議題となるのは初めて。会期は12月1日まで。
国際オリンピック委員会(IOC)は30日、ロシア女子陸上のユリア・グシチナが2012年ロンドン五輪の薬物再検査で陽性反応を示したとして、失格処分としたことを発表した。