2019年02月15日のニュース・クリップ

英議会、「EUとの継続協議」を否決 メイ首相窮地に:日本経済新聞

英議会下院は14日、欧州連合EU)離脱をめぐり「アイルランドの国境問題の対応策についてEUと継続協議する」というメイ首相の方針を反対多数で否決した。採決に法的拘束力はないとはいえ、議会の後ろ盾を失ったことはメイ首相にとっては打撃になる。……採決には下院議員650人のうち、議長団などを除いた議員が参加。賛成258票、反対303票だった。与党・保守党の強硬離脱派など60人以上が採決を棄権したため最大野党・労働党を中心とした反対票が上回った。……強硬派が棄権したのは、メイ政権が「合意なき離脱」をはっきりと選択肢に残していないと判断したためだ。……一方、1月29日の議会で「合意なき離脱に反対する」という動議が賛成多数で可決されており、メイ政権は強硬派の揺さぶりに対処できない状況だった。

米トランプ政権 非常事態宣言で壁建設へ 民主党猛反発 | NHKニュース

アメリカのホワイトハウスは14日、声明で「トランプ大統領は国境地帯の安全と人道上の危機に対処するため非常事態宣言を含む大統領の権限を行使する」として、国境沿いの壁を大統領権限で建設するため非常事態宣言を出すと表明しました。
アメリカではこの日、壁の建設費を巡って与野党が協議してきた新たな予算案の審議が連邦議会で行われ、予算案は上下両院で賛成多数で可決されました。
与野党は新たな予算案を可決させられなければ、再び政府機関が閉鎖されることから、これを避けるために壁の建設費に13億ドル余りを充てる妥協案で合意していましたが、57億ドルを求めるトランプ大統領は十分ではないと不満を示していました。

アマゾン、NY「第2本社」白紙に 地元の反対受け:日本経済新聞

アマゾン・ドット・コムは14日、米東部ニューヨーク市で予定していた「第2本社」の建設計画を撤回した。自社のブログで明らかにした。……アマゾンは17年9月に西部ワシントン州シアトルに続く第2本社の建設計画を発表。238の地域による誘致合戦の末、18年11月にニューヨーク市と首都ワシントンに近いバージニア州北部に2つの新本社を設置すると発表した。
今後、ニューヨークに代わる候補地を再び探すことはしない。バージニア州北部と、第2本社よりも小規模の拠点開発を決めていた南部テネシー州ナッシュビルの2カ所での計画は予定通り進めるという。

「いきなり!ステーキ」運営会社 米事業不振で赤字に | NHKニュース

ペッパーフードサービスは、立ち食いや量り売りの方式などを取り入れ国内で急成長した「いきなり!ステーキ」を、2年前にアメリカに進出させ、これまでに11店舗を展開しています。
しかし、現地の外食チェーンなどとの競争が厳しく、客足が伸びないことから、7店舗を閉鎖することを決めました。これに伴って、去年12月期のグループ全体の決算で、合わせて62億円余りを損失として計上した結果、最終的な損益が1億2000万円余りの赤字となりました。

CNN.co.jp : 不妊治療医の精子で200人誕生か、裁判所がDNA鑑定命令 オランダ

オランダの不妊治療医をめぐり、ドナーの精子と自分の精子をすり替えて最大200人の子どもを誕生させた疑いが浮上している。……原告団のメンバーはいずれも、ヤン・カールバート医師の治療で生まれた。カールバート氏は2017年に89歳で死去。疑惑については否定していた。
しかし裁判所は今回、カールバート氏が自身の精子を使っていたとみなす十分な証拠があると判断。家族に対してDNA鑑定を認めるよう命じた。……オランダで放映されたドキュメンタリー番組によると、カールバート氏は最大200人の父親になった可能性もある。