2019年03月28日のニュース・クリップ

英首相、ブレグジット協定可決なら辞任意向 代替8案の「示唆的投票」は否決 - BBCニュース

下院は27日、イギリスは今年3月29日にEUを離脱すると定めていた法律の改正を可能にする行政委任立法を賛成441、反対105で可決した。これによって、ブレグジット(イギリスのEU離脱)の期限はEU首脳会議の決定に伴い、メイ政権がEUとまとめた離脱協定を下院が承認すれば5月22日に、協定を下院が承認しなければ4月12日に延長される。
下院はさらに同日深夜、すでに2度にわたり否決してきた首相のブレグジット協定に代わる議員案8案に対する「示唆的投票」を行った。このうち、「離脱案について国民の確認を得る」ための国民投票を実施するという案は賛成268、反対295で否決された。このほか、関税同盟には残る案や、単一市場にとどまる案、ブレグジットを中止する案などもすべて否決された。
2度目の国民投票案は、最大野党・労働党のデイム・マーガレット・ベケット議員が提出したもので、268票と最多の賛成票を得た。

欧州議会、夏時間廃止「2021年に」可決  :日本経済新聞

欧州連合EU)の欧州議会は26日、仏ストラスブールで開いた本会議で、EU加盟国が一律採用しているサマータイム(夏時間)の制度を2021年に廃止する案を賛成多数で可決した。……夏時間の廃止を巡っては、ユンケル欧州委員長が18年9月、自らの任期中の19年の廃止を提案。現行の「夏時間」と「冬時間」のどちらを通年適用する標準時間にするか、加盟国の判断に委ねていた。ただ加盟国がバラバラに選べば、域内に混乱を来す恐れがあり、調整には時間を要するとして、延期論が強まっていた。

米国、ゴラン高原問題で孤立 国連安保理で批判相次ぐ:朝日新聞デジタル

 イスラエルが占領するゴラン高原への同国の主権を米トランプ政権が認めたことをめぐり、国連安全保障理事会は27日、緊急会合を開いた。米国を除く理事国からは「イスラエルの主権は認めない」との声や批判が相次ぎ、米政府の孤立ぶりが浮き彫りになった。
 ゴラン高原は、1967年の第3次中東戦争イスラエルが隣国シリアから奪い、占領した。安保理は同年の決議でイスラエルの撤退を求め、81年には併合が無効だと決議している。

「ハト派」ドミノでNZドル急落、円高懸念も  :日本経済新聞

27日午前の東京外国為替市場で、ニュージーランド(NZ)ドルが急落した。同日午前にNZ準備銀行(中央銀行)が政策金利の引き下げに転じる姿勢を示唆したためだ。米連邦準備理事会(FRB)の方針転換に端を発し、欧州中央銀行(ECB)や新興国なども次々と「ハト派」の姿勢を強める「ハト派ドミノ」が一段と広がっている。
NZ準備銀行は午前10時、政策金利を1.75%に据え置くことを決めた。ここまでは市場の予想通りだったが、サプライズだったのは直後に発表された声明文だ。オア総裁は声明文で「リスクバランスは下方向に変わった」「次の金利動向は引き下げの可能性がより高い」などと言及。次に金利を動かす場合は引き下げるとの認識を示した。2月には「2019、20年中は政策金利が現水準で維持されると予想」「利上げと利下げの両方がありうる」と中立姿勢を示していたが、今回ハト派に転じた。

737MAX、墜落時に失速防止装置が作動=エチオピア航空 - WSJ

エチオピア航空のテウォルデ・ゲブレマリアム最高経営責任者(CEO)は、今月10日に墜落した米ボーイングの最新鋭旅客機「737MAX(マックス)」について、事故時に失速防止システム「MCAS」が作動していたようだとの見方を示した。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)とのインタビューで語った。事情に詳しい関係者がMCASがオンになっていた可能性に言及したのは初めて。