2019年07月20日のニュース・クリップ

イラン、英タンカーを拿捕と発表 ホルムズ海峡:AFPBB News

イラン革命防衛隊(IRGC)は19日、ホルムズ海峡(Strait of Hormuz)で「国際海事ルール」に違反した英国のタンカーを拿捕(だほ)したと発表した。……IRGCの公式ウェブサイト「セパフニュース(Sepahnews)」によると、英船籍のタンカー「ステナ・インペロ(Stena Impero)」が「ホルムズ海峡を航行中、ホルモズガン港湾海事局(Hormozgan Ports and Maritime Organisation)の要請により、国際海事ルールの不順守を理由にIRGCによって拿捕された」。タンカーはその後、「岸へえい航され、法的手続きと、必要な調査のために同局に引き渡された」という。

英下院、「合意なき離脱」阻止する法案を可決 次期首相の強硬策封じ:AFPBB News

英下院は18日、英国の欧州連合EU)離脱(ブレグジットBrexit)について、EUとの離脱協定を結ばない「合意なき離脱」を強行するいかなる試みも阻止することを定めた法案を賛成多数で可決した。与党・保守党の議員の一部も賛成票を投じた。この法案により、次期首相が議会を休会して合意なき離脱を強行することが困難になる。
 同法案は賛成315票、反対274票で可決。元ロンドン市長で、来週24日に次期首相就任が濃厚なボリス・ジョンソンBoris Johnson)氏は合意なき離脱も辞さないと主張しており、今回の法案可決は同氏にとって大きな妨げになるといえる。

BMW新社長にツィプセ氏 ブランド回復なるか、業績立て直しへ :日本経済新聞

BMWは18日、生産担当のオリバー・ツィプセ取締役(55、写真はAP)が社長に昇格すると発表した。就任は8月16日。2020年4月のハラルト・クリューガー社長(53)の任期満了を待たずに交代する。BMWは高いブランド力を持ち多くの自動車メーカーが手本としてきたが、近年は業績が悪化。ツィプセ氏は輝きを取り戻せるか。……停滞感の理由のひとつは業績の悪化だ。18年12月期の純利益は前の年と比べ17%減、19年1~3月期は前年同期比75%も減った。米中の貿易摩擦や、欧州連合EU)の警告を受けたカルテルの罰金に対する引き当てなど、特殊要因による部分が大きいが、自動車部門の売上高利益率は指標としている下限の8%を下回る状況が続いている。

「クラウドの会社」に転換 マイクロソフト、前期最高益 手本なき その先を模索 :日本経済新聞

マイクロソフトの快走が続いている。2019年6月期の売上高は前の期比14%増の1258億4300万ドル(約13兆5300億円)だった。純利益も約2.4倍の392億4000万ドルで、ともに過去最高を更新。……クラウド基盤の「アジュール」や、業務ソフトをクラウド経由で提供する「オフィス365」といった「サービス」の売上高が4.3倍の598億ドルに拡大。全体に占める構成比が16%から47%へと上昇し、売り切り型の製品に代わる主役になってきた。

ベネチア映画祭に是枝監督「真実」 日本人初の開幕上映:朝日新聞デジタル

世界3大映画祭の一つ、第76回ベネチア国際映画祭で、メインのコンペティション部門に是枝裕和監督の日仏合作映画「真実(原題、ラ・ヴェリテ)」が選ばれた。また、日本人監督の作品で初めてオープニング上映されることになった。
 同作は、昨年のカンヌ国際映画祭で「万引き家族」が最高賞のパルムドールを得た後の第1作。フランスの俳優カトリーヌ・ドヌーブジュリエット・ビノシュが母娘を演じ、米俳優のイーサン・ホークも出演している。国民的俳優(ドヌーブ)が出版した自伝が母娘の間に隠された「真実」をあらわにしていく物語で、パリ周辺で10週間にわたって撮影された。