2019年08月21日のニュース・クリップ

米ウォルマート、テスラを提訴 太陽光パネル火災で  :日本経済新聞

米小売り最大手ウォルマートはテスラの提供した太陽光パネルが7店舗で火災を起こしたとして、同社を提訴した。……ウォルマートは2018年11月までに7つの店舗でテスラの太陽光発電システムが原因の火災を経験し、設備や在庫が損傷した。……ウォルマートはテスラに対し、約240店に設置された太陽光パネルの撤去と火災に関する損害賠償を求めているという。

イタリア首相が辞意表明、政権継続困難と判断 :日本経済新聞

イタリアのコンテ首相は20日、議会上院で演説し、辞意を表明した。連立政権をつくる極右「同盟」と左派「五つ星運動」の対立が激化し、同盟が内閣不信任案を提出したことで政権運営は困難と判断した。……コンテ氏は政治経験のない法学者出身で、2018年6月に発足した同盟と五つ星による連立政権で首相に担ぎ出された。
マッタレッラ大統領がコンテ氏の辞表を受理すれば、21日から各党と新政権樹立に向けた協議を始めるとみられる。大統領は議会の解散権を持つ。各党との協議が円滑に進まない場合、解散して総選挙を実施する可能性もある。

ドイツ大統領、即位の礼出席へ=2年連続で訪日:時事ドットコム

10月に行われる天皇陛下の「即位礼正殿の儀」に、ドイツからはシュタインマイヤー大統領が出席することが20日、分かった。……大統領はドイツの国家元首。政治的な権限は首相が握る一方、大統領は主に儀礼的な役割を担う。平成の即位の礼には、当時のワイツゼッカー大統領が出席した。

英、EUの会議に出席せず=離脱前に「束縛から解放」:時事ドットコム

英政府は20日、欧州連合(EU)の会議に9月1日から原則出席しないと発表した。10月31日が期限のEU離脱を前に、「EUの会議の束縛から政府代表者を解放し、喫緊の優先事項に専念させることは理にかなっている」と説明。国益に関わる重要な会議に限り、引き続き出席するという。

英、合意なき離脱が不可避な理由(The Economist)

ジョンソン氏は現在、合意なき離脱に備え英国側の準備を加速させることで、EU側が無秩序な離脱で被るコストや混乱を避けようと妥協してくることに期待している。
だが、彼は読みを誤っている。EUの方が合意なき離脱に備えた準備が整っており、従って合意なき離脱になっても受ける打撃は少ない。EU各国の首脳は英国の離脱問題にうんざりしており、現在の離脱協定案は英国に寛大な内容だと考えている。バックストップによって、英国は加盟国に課される条件の一部を満たさなくても加盟に付随する利益の多くを享受できるからだ。加えて、再交渉に応じることで、既に薄れつつあるEU加盟国であることの価値がさらに低下しかねないような妥協には絶対に応じたくないとも考えている。EUの中には、特にフランスとEU本部は、英国を合意なき離脱という見せしめにする価値があると考えている。