2019年10月08日のニュース・クリップ

日米、貿易協定に正式署名 20年1月にも発効 :日本経済新聞

日米両政府の代表者は7日、ワシントンで日米貿易協定に正式に署名した。日本は米農産品への関税を下げて市場を開放する一方、米国産コメの無関税輸入枠の設定を見送る。米国側は行政権限で発効させる予定で、日本の臨時国会で承認されれば2020年1月1日にも発効する見通しだ。……米政権は議会の承認を得なくても大統領権限で発効する特例措置を活用する。このため協定の発効には日本の国会承認だけが必要になる。

トランプ大統領 米軍シリア撤退方針で釈明 与党内からも反発 | NHKニュース

トランプ政権は7日、トルコがシリア北部で乗り出す構えを見せている軍事作戦を事実上、黙認し現地に駐留するアメリカ軍の部隊およそ50人の安全の確保が重要だとして撤退させる方針を明らかにしました。
トルコはアメリカの対テロ作戦に協力し、現地で最前線に立ってきたクルド人勢力の掃討を目指していることから、アメリカ議会からは「クルド人勢力への裏切りだ」などとして強い反発の声が上がっています。
批判は与党からも出ていて、共和党重鎮のグラム上院議員国連大使を務めたヘイリー氏も、クルド人勢力を見捨て中東情勢を混乱させる行為だとして強い懸念を示しています。

イラン系ハッカー集団、米大統領選など標的にサイバー攻撃 マイクロソフト発表:AFPBB News

米IT大手マイクロソフトMicrosoft)は4日、イランにつながりを持つハッカー集団が、米国の政府高官やジャーナリスト、さらに2020年米大統領選の選挙陣営のアカウントにサイバー攻撃を仕掛けたと発表した。……ハッカー集団「フォスフォラス(Phosphorous)」は、米国の政府高官や国際政治担当のジャーナリスト、イラン国外に在住している著名なイラン人、米大統領選の選挙陣営などの電子メールアカウントの特定を試みた。約30日間にわたった攻撃は9月にやんだが、マイクロソフトは標的となった電子メールアカウントに対する2700回以上の活動を確認した。

ラスベガス銃乱射、米MGMが855億円で遺族と和解 :日本経済新聞

米ラスベガスで2017年におきた銃乱射事件で、容疑者が銃撃現場としたカジノ・ホテルを所有する米MGMリゾーツ・インターナショナルが3日までに犠牲者遺族や被害者と最大8億ドル(約855億円)の和解金支払いで合意した。事件前、容疑者はホテル館内に大量の銃器を持ちこんだ。持ち込みの見逃しが管理不行き届きに当たるなどとして、遺族らが訴えていた。

欧米の3人にノーベル物理学賞 宇宙の構造解明で - 産経ニュース

スウェーデン王立科学アカデミーは8日、2019年のノーベル物理学賞を、宇宙の歴史の理論研究で成果を挙げた米プリンストン大のジェームズ・ピーブルズ名誉教授(84)、太陽系外の惑星を初めて発見したスイス・ジュネーブ大のミシェル・マイヨール名誉教授(77)とディディエ・ケロー教授(53)の3氏に授与すると発表した。
ピーブルズ氏は1960年代以降、宇宙初期からの物理的な経過を理論的に説明し、宇宙に対する理解の基礎を作った。宇宙誕生時に起きたビッグバンの名残である「宇宙背景放射」という微弱な電波の存在を予言するなど貢献した。
 マイヨール氏と弟子のケロー氏は95年、初の太陽系外惑星ペガスス座51番星b」を発見した。