2019年11月07日のニュース・クリップ

元EU残留派、相次ぐ不出馬=与党「極右化」懸念―英総選挙:AFPBB News

ハモンド氏は9月、EU離脱をめぐる下院採決で党議拘束に背き、党から追放処分を受けた。……下院解散直前の今月5日になって、議員引退の決断を「深い悲しみ」とともにツイッターで明らかにした。
 一方、ラッド氏は先月末に出馬取りやめを発表。ジョンソン氏に反発して9月に閣外に去ったが、結果的に政治闘争に敗れた形となった。
 このほか、リディントン前国務相やファロン元国防相ら、メイ前首相をハモンド、ラッド両氏と一緒に支えた元残留派が出馬を見送った。親EU派で党の重鎮だったクラーク元財務相や、チャーチル元首相の孫のソームズ氏も引退を選んだ。

独、全国境で検問実施 「移動の自由」形骸化も:時事ドットコム

独当局は6日から、全国境で検問を始めた。……EU域内で国境審査をなくす「シェンゲン協定」により、欧州の他国からドイツに入国する場合、通常は検問がない。しかし、ドイツは2015年、難民殺到を受けて流入の主要ルートであるオーストリアとの国境で検問を導入。報道によると、今後は幹線道路に検問所を設けるなどして、全国境上に検問を広げる構え。いつまで続けるかは明らかになっていない。
 強硬措置に踏み切るきっかけは、アラブ系の大規模犯罪組織トップの男が、7月にレバノンに強制送還されたにもかかわらず、先月末にドイツに再入国し、難民申請をしていたのが発覚したためだ。

ヘリウムの安定供給求め 関係学会が緊急声明発表へ | NHKニュース

世界のヘリウム生産量のおよそ6割を占めるアメリカでは政府の管理下にある、南部テキサス州の世界最大のヘリウム貯蔵施設が、再来年の9月末までに民営化されることが決まっています。……施設の民営化を前に、現在貯蔵されているヘリウムが民間に払い出されることになり、去年行われた入札で、アメリカのガス販売企業1社が買い占めたため、それまで日本がこの貯蔵施設から輸入していたヘリウムの輸入が難しくなったということです。……ヘリウムは通常、天然ガスと一緒に産出されますが、シェールガスにはヘリウムはほとんど含まれていないため、シェールガスの開発が進むほど、アメリカでヘリウムの生産は減っていくということです。
一方、アメリカに次ぐヘリウム産出国である中東カタールの情勢悪化も、ヘリウム不足の大きな要因となっています。

トヨタ、米で生産車種急変更 トランプ政策にリスク  :日本経済新聞

今年7月、トヨタがひっそりとプレスリリースを出した。2021年に米アラバマ州マツダと共同で稼働させる新工場でつくる車種を当初の小型車「カローラ」から見直しSUVにする内容だ。20年前半までに稼働を始めるメキシコの新工場でも、予定していたカローラではなく中型のピックアップトラックへの生産切り替えを決めた。
車は3万点もの部品を扱い生産準備にはサプライヤーも含めて数年単位で時間がかかる。コストを伴う異例の車種見直しの裏にあるのは米市場の「大型志向」とそれに拍車をかけるようなトランプ氏の環境政策だ。

惑星探査機「ボイジャー2号」太陽系の外へ NASAが発表 | NHKニュース

ボイジャー2号は、アメリカが1977年に打ち上げ、太陽系の惑星の新たな衛星を数多く発見したほか、天王星海王星に接近した唯一の探査機です。
NASAアイオワ大学の研究チームによりますと、太陽系の外に向かって飛行しているボイジャー2号から送られてきたデータを分析したところ、去年11月5日に太陽から放出される粒子の密度が急激に減少する一方、「銀河宇宙線」という粒子が増加したことがわかりました。
同様の変化は7年前に太陽系を出たボイジャー1号でも観測されていることからボイジャー2号も太陽系を出て「星間空間」と呼ばれる領域に達したことが確認できたということです。