2019年11月10日のニュース・クリップ
▼CNN.co.jp : NATOは「脳死」状態、米国頼れず 仏大統領
フランスのマクロン大統領は9日までに、同国と米国などが加盟する北大西洋条約機構(NATO)の現状について同盟関係に対する米国の無関心が原因で「脳死」状態に陥っているとの認識を示した。
英経済誌「エコノミスト」との会見で表明した。欧州はもはやNATO同盟国の防衛で米国をあてには出来ないとも断じた。
米国へのこれらの厳しい見方はトランプ政権が先月、シリア北部からの部隊撤収を突じょ宣言し、欧州のNATO加盟国を困惑させたことなどが背景にある。
▼米主導のホルムズ有志連合、活動開始 参加は7カ国に :日本経済新聞
中東・ホルムズ海峡の民間船舶の安全確保をめざす米国主導の有志連合は7日、バーレーンに司令部を発足させて活動を正式に始めた。米中央軍の発表によると、米国とオーストラリア、バーレーン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、英国、アルバニアの7カ国が参加。当初は数十カ国を想定していた参加の規模は小さくなった。
▼英中銀総裁、新EU離脱案「経済の支え」 金利据え置き :日本経済新聞
英イングランド銀行(中央銀行)のカーニー総裁は7日の記者会見で、英政府が欧州連合(EU)と10月、新たな離脱協定案で合意したことで「企業や家計が直面している不確実性が幾分減った」と語った。2020年1月末までの離脱延期で「合意なき離脱」が避けられたことと併せて「経済活動を下支えする」との認識を示した。
▼独首相「どんな高い壁も打ち破れる」 ベルリンの壁崩壊30年式典(産経新聞)
東西冷戦の象徴だった「ベルリンの壁」崩壊から9日、30年を迎えた。同日、ベルリンで行われた記念式典で、シュタインマイヤー独大統領はポーランドやハンガリーなど東欧の首脳と共に献花した。
メルケル独首相は式典の演説で、「もう二度と、壁で人々を分断してはならない。われわれはどんなに高く、頑強な壁も打ち破ることができる」と述べ、壁を崩壊に導いた東独や東欧の民主化運動を振り返った。
▼フェイスブックを加州が提訴-プライバシー侵害巡る調査への協力巡り - Bloomberg
米フェイスブックがユーザーのプライバシーを侵害しカリフォルニア州法に違反した疑いについて調べている同州当局は6日、同社による調査への協力が不十分だとして州裁判所に提訴した。ベセラ州司法長官が発表した。調査への協力を求めた召喚状に従うようフェイスブックに命じることを求めている。
カリフォルニア州は昨年着手した調査に関連し、同社に情報提供を求める召喚状を今年6月に出していたが、同社のこれまでの対応は「明らかに不十分」だとした。