2019年12月27日のニュース・クリップ

移行期間「延長検討を」 英離脱後の貿易交渉に懸念―欧州委員長:時事ドットコム

欧州連合(EU)欧州委員会のフォンデアライエン委員長は仏紙レゼコー(電子版)に27日掲載されたインタビューで、英国の来年1月末の離脱後に自由貿易協定(FTA)などの交渉を行う来年末までの「移行期間」について、「わずかな時間しかなく非常に心配だ」と述べた。……移行期間では、激変緩和のため英国は加盟国並みの状態が続く。来年7月1日より前に決定すれば1度限り最大2年延長できるが、ジョンソン英首相は延長を求めない方針。

ノートルダム大聖堂、足場撤去の準備再開 さらなる崩壊の危険も - ロイター

今年4月に火災に見舞われたノートルダム大聖堂の再建に向けた作業が、足場を取り除く準備に入り、さらなる崩壊を招きかねない危険な段階に差し掛かった。……現場には高さ75メートルのクレーンが設置されており、クリスマス翌日の26日、作業員らは2021年から始まる本格的な再建に向けた準備を再開した。
大聖堂には、火災前に計画されていた修復工事用に組まれた250トンの足場が残っている。足場が崩壊すれば建物に被害が及ぶことから、撤去は難しい作業となる。

英国ボクシングデー、雨天で買い物客は大幅減=調査 - ロイター

26日のボクシングデーの祝日に英国の小売店を訪れた買い物客が、正午時点で前年から10.6%減ったことが、市場調査会社スプリングボードの暫定集計で明らかになった。1日全体の客数が4年連続の大幅マイナスとなるのはほぼ確実だ。
同社によると、雨天のため消費者は午前の外出を控えたとみられ、主要な繁華街が最も大きな影響を受けた。
クリスマス翌日のボクシングデーは英国の小売業界にとって稼ぎ時となる重要な日だが、大規模なセールが行われる11月の「ブラックフライデー」やネット通販の利用者拡大でここ最近はボクシングデーの買い物客は減少傾向にある。

アステラス、新規がん免疫薬開発に参入 米社を130億円で買収  :日本経済新聞

アステラス製薬は27日、米バイオスタートアップのザイフォス・バイオサイエンシーズ(カリフォルニア州)を約130億円で買収すると発表した。ザイフォスは「CAR-T」と呼ばれる仕組みの新規がん免疫治療に強みを持つ。アステラスは買収を通じて技術と人材を獲得し、新規のがん免疫療法について参入の足がかりとする。
ザイフォス社の技術は、がんを攻撃するように遺伝子を改変した自らの免疫細胞を患者に投与し治療する技術。攻撃対象となるがん細胞の特徴に応じて様々ながんに対応できることや、副作用の発生を抑えることができるのが特長という。

井上尚弥-ドネア戦が年間最高「達人による闘い」 : 日刊スポーツ

米スポーツ専門局ESPNは26日、今年のボクシングの年間最高試合に井上尚弥(大橋)がノニト・ドネア(フィリピン)を判定で下した11月のワールド・ボクシング・スーパーシリーズWBSSバンタム級決勝を選んだ。……この一戦は専門誌「ザ・リング」でも年間最高試合に輝いた。