2020年01月17日のニュース・クリップ

オランダ、国名の通称「Holland」の使用を廃止 | Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン)

オランダ政府は今年1月1日付で、国名の通称である「Holland(ホラント)」の使用を廃止した。
「Holland」の使用をやめ、英語では「the Netherlands(ザ・ネザーランズ)」となる公式名に切り替えるというこの決定は、国際社会でのオランダのイメージや観光客の流れを管理するために新たに始められた大規模なブランディング活動の一環だ。……今後は、Hollandという名称は全ての宣伝媒体から削除され、企業や大使館、政府機関や大学は公式名称であるNetherlandsのみの使用を求められるようになる。
これまで、HollandとNetherlandsはどちらもオランダを指す言葉として使われてきた。しかし、Hollandは同国に12ある州のうち、首都アムステルダムを含む北ホラント州とロッテルダムやライデン、ハーグを含む南ホラント州の2つを指す名前にすぎない。

EU、気候変動に122兆円 温室ガス「ゼロ」へ計画:時事ドットコム

欧州連合(EU)欧州委員会は14日、今後10年で気候変動対策などの環境政策に官民で少なくとも1兆ユーロ(約122兆円)を投じる計画を発表した。大規模な投資で経済・社会構造の転換を促し、2050年に温室効果ガスの排出量を「実質ゼロ」にする目標の実現を目指す。
 脱炭素社会への移行で大きな影響を受ける地域や産業支援のため、EUの次期中期予算(21~27年)の期間中に、このうち1000億ユーロを投入。東欧諸国など化石燃料依存度の高い加盟国への対応を重視した。

ボーイング、首位陥落 737MAX出荷停止響く | 共同通信

米航空機大手ボーイングは14日、2019年の民間機の納入数が前年比53%減の380機だったと発表した。2度の墜落事故を起こした主力機「737MAX」の出荷停止が響き、11年以来、8年ぶりに世界首位の座から陥落した。
 欧州のエアバスが8%増の863機で首位を奪還。キャンセルや変更を反映した受注数も、エアバスボーイングを大幅に上回っている。

トヨタ、「空飛ぶクルマ」に本格参入  :日本経済新聞

トヨタ自動車は16日、垂直離着陸する「空飛ぶタクシー」を開発する米スタートアップ、ジョビー・アビエーションに3億9400万ドル(約430億円)出資すると発表した。……ジョビーは2009年に設立した。滑走路が不要で垂直に離着陸できる「VTOL」と呼ばれる機体の開発を進めており、空飛ぶタクシーサービスの提供を目指している。トヨタは18年2月、傘下のベンチャーキャピタルなどを通してジョビーに出資したが、本格的な協業に向け、本体からも出資することを決めた。

JPモルガンが最高益4兆円 市場部門が回復 :日本経済新聞

米銀最大手JPモルガン・チェースが14日発表した2019年の年間純利益は364億ドル(約4兆円)だった。18年より12%増え、米銀の最高記録を塗り替えた。クレジットカードなど個人向けが好調だったほか、年末にかけ市場部門も回復。米利下げによる利ざやの圧迫を吸収した。