2020年04月29日のニュース・クリップ

拡大ウイルス、欧州起源か ゲノム解析で判明―感染研:時事ドットコム

国内の新型コロナウイルスについて、国立感染症研究所は28日までに、現在の感染拡大は欧州で流行しているウイルス株を起源としているとの調査結果をまとめた。中国・武漢から1~2月に持ち込まれた第1波は、各地で複数のクラスター(感染者集団)を発生させたが、封じ込めに成功したという。……一方、国内では経路不明の感染例が3月から多数確認されているが、それらは欧米から流入したウイルス株を起源とする「第2波」が拡散したためとみられることが分かった。
 感染研によると、集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」を起源としたウイルス株は、現時点では国内では検出されていないという。

トヨタ、4年ぶり世界販売首位 19年度、独VWを上回る

ダイハツ工業日野自動車を含むトヨタ自動車グループは前年度比1.4%減の1045万6593台で、ドイツのフォルクスワーゲンVW)を上回り、4年ぶりに世界首位となった。
 2位のVWは3.6%減の1037万5千台。3位の日産自動車三菱自動車、フランス大手ルノーによる企業連合は10.9%減の計943万6730台で、16年に三菱自が連合に加わって以降、初めて1千万台を割り込んだ。

トランプ氏「消毒液発言」で責任回避 混乱相次ぎ不信招く :日本経済新聞

トランプ米大統領は27日の記者会見で、新型コロナウイルスの感染者への治療法として「消毒液の注射」に言及した自らの発言で混乱を招いたことについて「責任はない」との認識を示した。……発端は23日の会見だ。国土安全保障省の幹部が「日光に含まれる紫外線や漂白剤、消毒薬がウイルスの撃退に効果がある」旨を説明した。消毒薬の体内摂取を想定した発言ではなかったが、トランプ氏は「消毒液を注射をしてみてはどうか。確かめるのは興味深い」などと不用意に述べた。……米メディアによると、東部メリーランド州や中西部ミシガン州などで消毒液を巡る発言に関する問い合わせが急増し、当局が対応に追われたという。実際に摂取したとみられる事案もあった。トランプ氏を擁護することが多い保守系のFOXニュースも批判的に報じた。

世界の軍事費、過去10年で最高 米中印がけん引―国際平和研:時事ドットコム

スウェーデンストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は27日、2019年の世界の軍事費が計1兆9000億ドル(約204兆円)と過去10年で最高水準になったと発表した。……SIPRIの報告書によると、前年比3.6%増となった世界の軍事費は、米国だけで7320億ドル(約79兆円)と4割近くを占める。オバマ政権で削減が目立った米軍事費は、トランプ政権になって上昇に転じている。
 中国の2610億ドル(約28兆円)が米国に続く。……インドが711億ドル(約8兆円)で中国を追う。……これにロシアとサウジアラビアを加えた上位5カ国で、世界の軍事費の6割を占める。一方、昨年大きく軍事費を増やした国はドイツだった。ロシアの脅威が理由と報告書は解説している。

米国防総省が「UFO映像」を公開 正体は未確認のまま:朝日新聞デジタル

国防総省は27日、米海軍の航空機が撮影した飛行物体の映像を公開した。映像は数年前に流出し、「未確認飛行物体」(UFO)である可能性が取り沙汰されていたが、同省は確認には至らなかったとしている。この映像を同省が公式に公開したのは初めて。
 公開されたのは、約30秒~1分15秒の白黒映像計3本。1本は2004年11月、残りの2本は15年1月に撮影された。……国防総省の報道官は声明で「過去に出回った映像が本物かどうかや、他にもあるのではないかといった人々の誤解を解くために公開に踏み切った」と説明し、不審な物体の正体は「わからないままだ」としている。