2020年05月16日のニュース・クリップ

米失業保険申請 8週間で3600万件超|日テレNEWS24

アメリ労働省は14日、先週1週間に新たに申請された失業保険の件数が298万1000件だったと発表しました。前の週より19万件あまり減少しましたが、市場予想を上回っていて雇用情勢の悪化が続いています。
これにより、新型コロナウイルスの感染拡大で国家非常事態宣言が出された3月中旬からの8週間で、申請件数はあわせて3600万件を超えました。

米司法省と州当局、反トラスト法違反でグーグル提訴か - WSJ

米司法省と複数州の司法長官は反トラスト法(独占禁止法)違反の疑いでアルファベット傘下のグーグルを提訴する可能性が高く、訴訟の準備が相当進んでいる。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
 一部の関係者によると、司法省は早ければ今夏にも訴訟を起こす方向で動いている。テキサス州のケン・パクストン司法長官(共和党)を中心とする複数の司法長官も、恐らく秋には提訴する公算が大きいという。
 関係者によると、州当局はグーグルのオンライン広告事業を調査の主眼としている。司法省も同様に、グーグルの広告技術を焦点の一つとしているが、グーグルが支配的な検索事業を利用して競争を阻害しているとの懸念についても重点を置いている。

米国がファーウェイ製品の使用禁止を1年延長 | TechCrunch Japan

トランプ米大統領は今週、一部の海外通信会社との商取引を禁止した昨年の大統領命令の一年延長を決定した。これは当初の命令から1年近くたった時点での発令であり、今回の期限は2021年5月までとなっている。……具体的には、Huawei(ファーウェイ)、ZTEなど、国家機密に関わるあらゆる種類の問題の原因であると政権が考えている中国企業を対象としている。中でも、国家が糸を引くスパイ行為や、北朝鮮、イランなどの国に対する制裁違反の疑惑が主要な問題だ。
ファーウェイへの影響は特に大きく、禁止令によって同社はGoogleアプリの使用を制限され、ソフトウェアエコシステムは大きな打撃を受けた。調査会社のCanalysが今月発表したデータによると、同社の中国市場以外への出荷台数は35%減少した。あらゆる市場が、新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの前から困難な状態にあったことは確かだが「ファーウェイの落ち込みは、例えばApple(アップル)の非中国市場と比べて4倍になる」と同社は報告している。

日産、英サンダーランド工場でルノー車生産を計画-関係者 - Bloomberg

日産自動車は、英サンダーランド工場でルノーのスポーツタイプ多目的車(SUV)2車種を生産することを検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
  ルノーの「カジャール」と「キャプチャー」は日産の「ジューク」と「キャシュカイ」とプラットフォーム(車台)を共有しているため、この動きは理にかなっているという。

アルコール「IPA」、アジアで急騰 欧米で消毒需要 :日本経済新聞

電子部品の洗浄やインキ向け溶剤などに使うアルコール「イソプロピルアルコールIPA)」がアジアで値上がりしている。……IPAは、塗料やインキの溶剤、洗浄剤といった工業用途のほか、消毒剤などに使う。皮膚への刺激が強いとされ、欧米では濃度を下げて保湿成分を混ぜた消毒剤もあるという。……市場に動きが出始めたのは新型コロナウイルスの感染が欧米で広がった3月。東南アジアで「消毒剤をエタノールからIPAへ切り替える動きが出てきた」(商社)。アジアでのスポット価格は足元で1トン1500ドル前後と、この2~3カ月で2倍程度に上昇。欧州でもタンクローリー車による納入価格が3~4月にかけて2倍以上の同2500ドル前後となった。
IPAは世界の生産能力が年230万トン程度とされ、アジアが4割強を占める。欧州は2割弱しかなく、域内生産で不足する分を中国などアジア勢から調達する。東南アジアでは「複数のプラントで定期修理が重なり、需給の逼迫感が一気に強まった」(化学大手)。