2020年08月08日のニュース・クリップ

米、香港行政長官ら11人に制裁 対中圧力一段と :日本経済新聞

トランプ米政権は7日、香港への自治侵害などを理由に香港政府トップの林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官ら11人に制裁を科すと発表した。
財務省によると、制裁対象にしたのは林鄭氏に加えて中国政府の香港政策の責任者、夏宝竜・香港マカオ事務弁公室主任ら11人。
今回の制裁によって米国内の資産が凍結され、米国人との取引ができなくなる。

米の次期駐日大使、日本に「同盟内で一層大きな責任を負うよう促す」 : 読売新聞オンライン

米国のトランプ大統領から次期駐日大使に指名された政策研究機関「ハドソン研究所」のケネス・ワインスタイン所長(58)は5日、上院外交委員会の指名承認公聴会で証言した。中国への対抗を念頭に、日本が「(防衛)能力をさらに増強し、同盟内で一層大きな責任を負うよう促す」と述べ、安全保障面での日本の貢献拡大に期待を示した。

ロシア閣僚が国後島訪問 石碑に「国旗降ろさず」、ソ連兵追悼:時事ドットコム

ロシアのジニチェフ非常事態相は5日、実効支配する北方領土国後島を訪れ、新たに設置した救難救助センターの開所式典に出席した。自国領と強調する石碑も公開し、領土問題で日本側に譲歩しない姿勢を示した。……石碑には19世紀の皇帝ニコライ1世が語ったとされる「ロシア国旗を一度掲げた場所ではそれを降ろしてはならない」という言葉を刻んだプレートが取り付けられた。

[FT]ロシア 極東のデモが表すモスクワとの「距離」

8月1日の土曜日。ロシア極東の中心都市ハバロフスク市街を貫く丘陵を上ったり下ったりしながら、1万人を超える市民が豪雨をものともせずデモ行進を強行した。ロシア政府とプーチン大統領に対する抗議デモはこの日で22日連続となった。
連日のデモは自然発生的なもので、リーダーはおらず、社会のあらゆる階層の人々が自発的に参加している。20年以上にも及ぶプーチン氏による統治の下では最も長く続く政治的抗議運動だが、どちらかといえば夏祭りのような雰囲気だ。ハバロフスクのデモは、地方特有の問題に関する民衆の不満がロシアの中央政府にも深刻な影響が及ぼしかねないことを示す最も顕著な例だと言える。

政治経験なしアラフォー主婦に注目 夫を拘束され「独裁者」の対抗馬に ベラルーシ大統領選:東京新聞 TOKYO Web

9日に投開票される旧ソ連圏のベラルーシ大統領選で、選挙戦終盤、37歳の主婦スベトラーナ・チハノフスカヤ氏の集会に数万人の支持者が詰め掛け、6選を目指すルカシェンコ大統領(65)の「不人気ぶり」が浮き彫りになっている。……自身は、政権批判を続け5月に拘束された映像ブロガーの夫に代わり立候補。ほかに反政権派の有力候補2人も資金洗浄の容疑で逮捕されたり、政権の影響下にある中央選管から立候補を却下されるなか、チハノフスカヤ氏は政治経験のない主婦で、政権側に「無害な候補」とみられたのか、出馬が認められた。
 ところが、1994年から続くルカシェンコ政権への不満の受け皿となる形で登場し、事実上、反政権派の統一候補の様相に。首都ミンスクでの7月30日の支援者集会には、地元人権団体の発表で6万人超が参加。同国独立後では最大規模の反政府集会になった。