2020年09月14日のニュース・クリップ

歴代首相全員が現職批判 EU離脱協定ほご法案―英:時事ドットコム

キャメロン元英首相は14日、英テレビに「国際条約の義務を破ることは、最も考えるべきではない」と発言、欧州連合(EU)離脱に伴う「離脱協定」の主要部分をほごにしようとする政府の法案に強い懸念を表明した。これにより存命中の英首相経験者全員が現職のジョンソン首相を批判したことになる。
 口火を切ったのはメイ前首相。政府が法案は「国際法に違反する」と認めた8日の下院で、今後は英国が「条約に従うと(相手国に)信用してもらえるだろうか」と警告。メージャー、ブレア両元首相は新聞への寄稿で「恥ずべき法案を撤回せよ」と要求した。ブラウン元首相も、法案は「並外れた自傷行為だ」と非難した。

難民問題、解決先送り限界 欧州最大キャンプ焼失:時事ドットコム

エーゲ海北東部に位置するギリシャのレスボス島にある欧州最大の難民キャンプが、ほぼ全焼した。対岸のトルコから欧州への難民・移民流入の「防波堤」となり、劣悪な環境も問題視されてきた施設で暮らす1万人超が居場所を失った。……欧州への難民流入は15年に100万人を突破。その後減少したが、流入は現在も続く。EUは最初にたどり着いた国で保護申請を行うよう難民に義務付けており、受け入れ負担はEU域外と接するギリシャやイタリアなどに集中してきた。

サーブ「グリペン」戦闘機をスウェーデンが売り込み 旧ソ連製「ミグ」配備のクロアチアに | 乗りものニュース

スウェーデン国防省は2020年9月9日(水)、クロアチアに対して自国サーブ製JAS39「グリペン」戦闘機12機の供与案を提出しました。提案したタイプは、ひとり乗り単座型のC型、およびふたり乗り複座型のD型です……現在クロアチアが運用する戦闘機は、旧ソ連製のMiG-21Bisで、機数は10機程度です。……JAS 39C/Dはすでに近隣のハンガリーチェコで運用されているほか、タイや南アフリカも導入した実績があります。

カリフォルニアからウーバーが消える日 :日本経済新聞

ウーバーテクノロジーズとリフトの米ライドシェア2強がお膝元のカリフォルニア州で事業モデルの存続の危機に直面している。労働者保護に取り組む州政府が両社のサービスを担う運転手らを独立した個人事業主ではなく従業員として扱うよう求める訴えを起こしたためだ。……州政府側はウーバーとリフトがサービスを担う運転手を従業員ではなく独立した個人事業主に分類することで最低賃金の保障を回避したり、失業保険や残業代などの負担を免れたりしてきたことを問題視している。……州政府が訴えの根拠とした州法「AB5」は今年1月に施行したばかりの新しい法律だ。ライドシェアや料理宅配サービスなどの普及に伴って州内で100万人規模に膨らんだギグワーカーらの権利を守るため、企業がギグワーカーを個人事業主として分類するには「会社の通常業務の範囲外の仕事をしていること」など3つの条件を満たすことが必要だと定めた。

CNN.co.jp : 気候危機の脅威、2050年までに12億人が移住余儀なくされる事態に 国際研究所予測

シドニーに拠点を置く国際シンクタンク、経済平和研究所(IEP)が行う「生態系への脅威登録(ETR)」と呼ばれる取り組みでは、最大で世界全体の12億人が2050年までに住む場所を変えることを余儀なくされると予測。いかなる国でも気候危機の影響は避けられないとしつつ、世界で最も貧困かつ脆弱(ぜいじゃく)な状況に置かれた人々が最大の打撃を被るとの見方を示した。