2020年10月01日のニュース・クリップ

EU離脱協定骨抜き法案、英下院が可決 上院で審議へ | ロイター

英下院は29日、欧州連合(EU)離脱協定の一部を無効にする権限を政府に与える「国内市場法案」を賛成340、反対256の賛成多数で可決した。今後は上院に審議の場が移る。
同法案は、離脱移行期間終了後もイングランドウェールズスコットランド、英領北アイルランド間の自由な取引を確保することを目的としている。ただ、北アイルランドの扱いを巡って離脱協定に違反することになるため、EUだけでなく、与党・保守党内からも批判が出ていた。

コロナ拡大で緊急事態再発令 チェコとスロバキア:時事ドットコム

東欧のチェコスロバキアは30日、新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、緊急事態宣言を再発令することを決めた。両国とも3月に緊急事態を宣言し、その後に解除。他の多くの欧州諸国と比べ封じ込めに成功していたが、夏以降に感染者数が急増している。
 チェコは10月5日から30日間、スロバキアは1日から45日間をそれぞれ緊急事態の期間に設定。……ただ、両国とも大規模なロックダウン(都市封鎖)は行わない。
 1日の感染者数は、チェコが9月18日に3000人を超えて過去最多となり、その後も高止まり。スロバキアも同月27日に550人と過去最多を記録した。

オランダ、公共の場でのマスク着用推奨に方針転換 新型コロナ感染増で | ロイター

オランダ政府は30日、新型コロナウイルス感染者数が記録的水準に達していることから、長らくの方針を転換し、公共の場でのマスク着用を推奨すると表明した。議会で決定的な措置を求める声が過半数を占め、連立与党内からも方針転換を求める声が出ていた。……オランダでは新型コロナ感染の第2波が発生しており、今週には1日当たりの新規感染者数が3000人を超えている。……首相のほか同国の医療専門家らは、感染開始当時からマスクに感染予防の「有効性」がないと主張しており……オランダはスウェーデンとともに、この推奨を拒絶する少数の国に含まれていた。

カラバフ衝突、シリア・リビアの勢力参戦か ロシア発表:AFPBB News

アルメニアアゼルバイジャンが領有権を争うナゴルノカラバフ(Nagorny Karabakh)で起きた軍事衝突について、ロシア外務省は9月30日、シリアとリビア武装勢力が戦闘に参加していると発表し、「深い懸念」を表明した。……4日目に突入した今回の衝突では、民間人を含む100人以上が死亡した。……ロシア外務省は「シリアとリビアなどからの不法武装勢力の戦闘員らが、戦闘に直接参加するためにナゴルノカラバフの紛争地帯に展開されている」と発表。「深い懸念」を表明したが、関与した国の名指しや非難は避けた。

トランプ氏、極右団体に「待機せよ」 歓迎と批判の声:朝日新聞デジタル

9月29日にあった米大統領選の討論会で、トランプ大統領が極右の過激派団体を非難せず、「待機せよ」と呼びかけたことが米国で大きな問題となっている。……トランプ氏が「誰を批判して欲しいのか」と聞くと、バイデン氏が「プラウドボーイズ」の名称を挙げた。そうすると、トランプ氏はカメラに向かって「プラウドボーイズ、下がって待機せよ(stand back and stand by)」と発言。「しかし、これだけは言っておこう。(反ファシスト集団の)アンティファや左翼に対してだれかが何かをやらなければならない」と続けた。