2020年10月17日のニュース・クリップ

NZ総選挙、与党・労働党が単独過半数 首相続投確実に :日本経済新聞

ニュージーランド(NZ)議会(一院制、定数120)の総選挙が17日、投開票された。アーダーン首相(40)率いる与党・労働党単独過半数を獲得し、圧勝した。続投を決めたアーダーン氏は安定した政権基盤を得て、新型コロナウイルスで打撃を受けた経済の回復に取り組む。……選挙管理委員会が発表した暫定結果(開票率100%)によると、議席数は労働党が64、国民党が35、少数政党の緑の党とACT党が各10の見込み。労働党は改選前の46から大きく躍進し、現行の選挙制度が導入された1996年以降初めて単独で過半数を獲得した政党となる。

パリ近郊で教師殺害、風刺画関係か マクロン氏「テロの犠牲」 | Reuters

フランス当局は16日、パリ北西の郊外コンフランサントノリーヌで中学校の歴史教師が男に刃物で襲われ、死亡したと発表した。死亡した教師は表現の自由を扱う公民の授業の一環として、イスラム教徒が冒涜的と見なす預言者ムハンマドの風刺画を生徒に見せていたという。
容疑者は駆け付けた警察官によって射殺された。

中国が圧力「チンギスハン」を削除せよ 仏博物館、企画展延期に:AFPBB News

モンゴル帝国創始者チンギスハン(Genghis Khan)に関する展覧会を計画していたフランスの博物館が12日、中国当局が検閲を試みたとして展覧会を延期すると発表した。
 仏西部ナント(Nantes)にある歴史博物館は、中国・内モンゴル(Inner Mongolia)自治区フフホト(Hohhot)にある内モンゴル博物館(Inner Mongolia Museum)の協力を得てこの企画展を準備してきたが、中国国家文物局が当初の案に変更を求めてきたために問題が生じた。

OECD「デジタル課税」年内の合意を断念|日テレNEWS24

OECD(=経済協力開発機構)は12日、巨大IT企業などを対象とした「デジタル課税」のルールづくりをめぐる報告書を公表し、年内としていた最終合意を断念し、来年半ばに先送りすると発表しました。……OECDの加盟国を中心に137の国と地域でつくるグループが、巨大IT企業などを対象に新たな課税の国際ルールづくりをめざして議論してきました。
しかし、巨大IT企業を数多く抱えるアメリカと、課税を強化したいヨーロッパの意見のすれ違いを埋められず、目標としてきた年内の最終合意を断念し、新たな目標を来年半ばに先送りしました。

ノーベル賞は誤報から生まれた? 訃報の人物評に落胆…死後の名誉を気にして賞創設の遺言書 :東京新聞 TOKYO Web

一部のメディアは伝記を基にこう伝える。兄リュドビクが死去した際、ある新聞が弟のノーベルと勘違いし、「死の商人、死す」との見出しで報じた。ノーベルは苦悩し、「人類に貢献した人」のための賞創設を望むようになったと。
 スウェーデンノーベル財団に取材すると、細部がやや異なる。
 まずリュドビクの死に際し、フランスでは「ダイナマイト発明者、逝去」と相当数の新聞が誤報を出したという。大部分がダイナマイト発明の意義を好意的に報じたが、フィガロ紙だけは「人類に恩恵をもたらしたとは思えない人物」とこきおろしてしまった。同紙は数日後「訃報は誤報だった」と訂正を出した。
 「死の商人、死す」との見出しの新聞は見つかっておらず、伝記の内容が誤っているとの見方もある。