2020年10月31日のニュース・クリップ

▼エーゲ海震源にM7.0の地震　トルコとギリシャで死者 - BBCニュース

10月30日午後、トルコとギリシャの間のエーゲ海を震源とするマグニチュード（M）7.0の強力な地震が起き、津波が発生した。……米地質調査所（USGS）によると、震源はトルコ西部沿岸のイズミル県。震源は深さ21キロという。
トルコ当局は地震の規模はM6.6で、震源の深さは16キロだったとしている。

▼ユーロ圏ＧＤＰ、過去最大の年率換算６１・１％増 : 読売新聞オンライン

欧州連合（ＥＵ）統計局は３０日、独仏などユーロ圏１９か国の２０２０年７～９月期の域内総生産（ＧＤＰ）速報値を発表した。物価変動の影響を除いた実質ＧＤＰ（季節調整値）は前期比１２・７％増、年率換算では６１・１％増で、１９９５年の統計開始以来、最大の伸び率となった。……ただ、感染拡大前の水準には遠く、前年同期比では４・３％減だった。
　域内の主要国が同日発表した７～９月期の実質ＧＤＰもプラスに転じ、ドイツは前期比８・２％増、フランスは１８・２％増、イタリアは１６・１％増だった。

▼ベルリン新空港、苦難の船出　９年遅れの開港にコロナ直撃：時事ドットコム

ドイツの首都ベルリンの新空港「ベルリン・ブランデンブルク国際空港」が３１日、開港した。工期が遅れに遅れ、当初の予定から９年越しで、ようやく開業にこぎ着けた。……ベルリンは首都ながら東西分断の名残で、旧西側にテーゲル、東側にシェーネフェルトという小規模な２空港が分立し、日本直行便も無い。東西統一後「首都にふさわしい空港を」とシェーネフェルトを拡張し新空港とする工事が２００６年に始まったが、防火設備などの不備で計６度開港を延期。費用も６０億ユーロ（約７３００億円）と当初の３倍を超え、昨年１１月にようやく、今秋の開港が発表された。
　しかし、その後コロナの猛威が欧州を襲い、今年８月までのベルリン２空港の旅客数は合計で前年比７割減の７３０万人に落ち込んだ。このため、新空港では三つのターミナルのうち、一つが当面閉鎖される。……新空港の開業に伴い、テーゲル空港は１１月８日に閉鎖される。

▼アルメニア首相夫人もナゴルノカラバフの戦場へ　求心力維持と士気向上図る：東京新聞 TOKYO Web

アルメニアのパシニャン首相の妻アンナ氏（４２）は２６日、アゼルバイジャンとの間で戦闘が続くナゴルノカラバフ地域に数日内に入り、軍務に就くとフェイスブックで表明した。政権の求心力維持と前線の士気向上を図る狙いとみられる。
　新聞記者のアンナ氏は、女性部隊の一員として戦闘訓練を受けている。アゼルバイジャンとの軍事衝突が勃発した９月末には、前線への出征が予定されている志願兵の息子に「祖国のために死んでくれることが一番いい」と言って送り出すなど、愛国的な言動で知られる。

▼「イスラム教徒にはフランス人を殺す権利がある」マレーシア前首相：AFPBB News

マレーシアのマハティール・モハマド（Mahathir Mohamad）前首相（95）は29日、フランス南部ニース（Nice）の教会で3人が死亡した刺殺事件が起きた後、「イスラム教徒にはフランス人を殺す権利がある」とツイッター（Twitter）に投稿した。フランス政府からの猛抗議を受けて、ツイッターは投稿を削除した。
　ニースでの事件発生後まもなく、マハティール氏はツイッターに連続投稿を行ったが、事件に直接言及はしなかった。ツイッターは当初、削除に応じなかったが、フランス政府からの猛抗議を受けて最終的に削除した。