2020年11月08日のニュース・クリップ

▼米大統領選、バイデン氏勝利宣言　ペンシルベニア制す　:日本経済新聞

米メディアによると、激戦となっていた東部ペンシルベニア州に加え、西部ネバダ州もバイデン氏が制し、当選に必要な「選挙人」の過半数を確保した。米東部時間7日午後2時半（日本時間8日午前4時半）時点でバイデン氏は279人の選挙人を得た。共和党の現職、ドナルド・トランプ大統領（74）は214人にとどまる。……現職大統領が敗北すれば、1992年大統領選の共和党のブッシュ（第41代）元大統領以来。ただ、トランプ氏はバイデン氏の当選確実が伝えられた後の声明で「選挙は全く終わっていない」と敗北宣言はせず、結果を受け入れない立場を強調した。「法が順守され、正当な勝者が選ばれるよう法廷で提訴の手続きを始める」と法廷闘争を続けると強調した。

▼オレゴン、全米初の「ハードドラッグ」非犯罪化：AFPBB News

米オレゴン州は、3日の大統領選に合わせて実施した住民投票で、「ハードドラッグ」と呼ばれる習慣性のある麻薬を同国で初めて非犯罪化することを決めた。ヘロインやコカインの少量の所持は犯罪とはみなされなくなる。同時に、幻覚性成分を含む「マジックマッシュルーム」の医療目的での使用も全米初の合法化が決まった。
　州内での少量の違法薬物所持については今後、民事法違反とみなされる。また薬物依存者の治療や支援のための予算が拡充される。

▼コソボ大統領が辞任　90年代の紛争時の戦争犯罪で訴追　:日本経済新聞

旧ユーゴスラビアのコソボのサチ大統領が5日、辞任した。セルビアからの独立を巡る1990年代末のコソボ紛争で、人道に対する罪と戦争犯罪で自身の訴追が確定し、裁判に臨むためと説明している。……コソボ紛争の戦争犯罪を裁くオランダ・ハーグの特別法廷は6月に、検察がサチ氏を訴追したと発表していた。サチ氏は紛争当時、独立を求めたアルバニア系の武装組織、コソボ解放軍（KLA）の指導者で、セルビア人の住民ら100人近くの殺害や拉致、拷問に関与した疑いが持たれている。コソボが一方的に独立宣言した2008年から首相を務めた後、16年に大統領に就任した。

▼日本の核廃絶決議案 国連委で採択、「核兵器禁止条約」には触れず｜TBS NEWS

国連総会の軍縮を話し合う委員会で３日、日本が主導して提出した核兵器の廃絶を目指す決議案が賛成多数で採択されました。１９９４年以来、２７年連続の採択ですが、賛成した国は去年より９か国減って、１３９か国となりました。
　決議案は、来年１月に発効することが決まった「核兵器禁止条約」について直接の言及を避けていて、このことも影響したとみられています。

▼日本郵政、豪物流子会社の貨物輸送事業売却へ - SankeiBiz（サンケイビズ）

日本郵政は５日、経営難が続くオーストラリアの物流子会社トール・ホールディングスについて、貨物輸送事業を売却すると発表した。……野村証券とＪＰモルガン証券を助言役に選定しており、今後売却先を募る。貨物輸送事業はオーストラリアとニュージーランドで手掛け、２０年３月期の営業損益は約７５億円の赤字だった。……日本郵政は、約６２００億円で傘下に収めたトールをめぐり、業績不振を理由に１７年３月期に約４０００億円の損失を計上。