2020年11月15日のニュース・クリップ

コロナで死者増、繁忙極める火葬場 チェコ:AFPBB News

人口1070万人のチェコで1日当たりの死者の数は、通常はすべての死因を合算して300人程度だが、10月下旬以降は新型コロナウイルスによる死者だけで200人前後となっている。
 欧州葬儀事業者連盟(EFFS)によると、無神論者の多いチェコでは火葬が最も多い埋葬方法で、国内に27か所の火葬場がある。
 2016年はチェコで死亡した人の80%以上が火葬された。火葬された人の割合がチェコより高いのは、火葬の割合が99.98%と世界で最も高い日本など5か国しかない。

教会の性的虐待ホットラインに通報6500件 被害者の9割が未成年 フランス:AFPBB News

フランス・カトリック教会が設置した聖職者による性的虐待について調査する独立委員会は11日、被害を受けた、または目撃したとする通報が17か月間で6500件寄せられたと報告した。
 調査のため設置されたホットラインは、先月31日に運用が終了した。
 ジャンマルク・ソーブ(Jean-Marc Sauve)委員長によると、通報者の62%が男性で、通報された性的虐待疑惑の90%近くは被害者が未成年だった。また、虐待を受けた年齢は、6~10歳と11~15歳がそれぞれ全体の3分の1ずつを占めた。
 通報のあった被害事例の半数は1950~60年代に起きたもので、18%が70年代、12%が80年代、7%が1990~2000年代、5.7%が2010年以降に起きていた。
 被害が発生した現場は、約3分の1が学校、約12%が青少年プログラムやサマーキャンプだった。

フランス「処女証明書」禁止に波紋 「過激化対策」法案検討 産婦人科医「女性さらに苦しむ」 - 毎日新聞

イスラム過激思想に関連するとみられるテロ事件が相次ぐフランスで、国民の過激化への対策の一環として、国内の一部のイスラム教徒が利用する「処女証明書」の発行禁止をマクロン政権が検討しており、波紋を広げている。……「処女証明書」は、結婚前の女性に性交渉の経験がないことを重視する仏国内の一部のイスラム教徒や少数民族ロマが利用している。仏政府は、こうした慣習が女性の尊厳を傷つけ、男女平等の原則から外れていると非難している。

仏老舗デパートのプランタン、国内計7店舗閉店へ コロナが業績悪化に追い打ち - 毎日新聞

フランスの老舗デパート「プランタン」を運営する「グループ・プランタン」は10日、新型コロナウイルスの感染拡大でさらなる業績悪化が懸念されることから、デパート「プランタン」4店舗など国内計7店舗を閉店すると発表した。閉店は2022年1月ごろまで続く見通し。パリ中心部オスマン大通りにある本店などは存続させ、グループの立て直しを図る。
 同社の発表によると、閉鎖するのは「プランタン」19店舗のうち、東部ストラスブールなどの4店舗と、若者向け衣料を扱う別館「シタディウム」8店舗のうち3店舗。

英国のP・サトクリフ受刑者死去 連続女性殺害犯 | 共同通信

ピーター・サトクリフ受刑者(「ヨークシャー・リッパー」と呼ばれた英国の連続女性殺害犯)英メディアによると13日、搬送先の英中部ダラムの病院で死去、74歳。新型コロナウイルスに感染して治療を受けていたが、他に持病があった。
 75~80年、英中部ヨークシャー地方を中心に女性13人を殺害したとして81年に有罪判決を受け、終身禁錮で収監された。19世紀にロンドンを震撼させた「ジャック・ザ・リッパー切り裂きジャック)」と同様、売春婦を残忍な方法で殺害したため「ヨークシャー・リッパー」と呼ばれた。