「血の日曜日」の方が訳としては適切ですね

時事通信が、アメリカの金融危機に興奮したのか、「『流血の日曜日』と報道=金融危機で米メディア」という記事を配信しています。

【ニューヨーク15日時事】流血の日曜日−。米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻(はたん)が不可避となった14日、CNBCのホームページにはこんな見出しが躍った。米メディアでは、失職を覚悟し、私物を入れた段ボール箱を運び出すリーマンの従業員の姿も紹介された。
 一方、リーマンの次の「標的」と目されていた同業メリルリンチは米銀大手バンク・オブ・アメリカへの身売りで難を逃れた。「瀕死(ひんし)の状態にある患者より、比較的元気な患者を救う方が良い」。米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは、リーマンとメリルを対比する関係者の言葉を伝えた。(2008/09/15-16: 22)

しかし、実際のCNBCの見出しは「Bloody Sunday」なので、これは「血の日曜日」の方が適切な訳ですね。以下は「Bloody Sunday」の由来となった血の日曜日事件 (1972年)Wikipediaの項目からの引用です。

血の日曜日事件 (1972年)
血の日曜日事件(Bloody Sunday、 (アイルランド語: Domhnach na Fola[1]) は、1972年1月30日、公民権運動デモ行進中の北アイルランド、デリー市民27名がイギリス第一歩兵大隊パラシュート連隊に銃撃された事件。14名死亡、13名負傷。市民は非武装で、5人は背後から射撃された。