いろいろ大変だ――2008年10月21日

ニコニコ動画に「麻生自民党チャンネル」が登場、ネット動画の活用は国内政治でも根付くか
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20382250,00.htm

その昔、佐藤栄作首相が退陣の記者会見を行った際に、新聞は嘘を書くからと会見場から記者を退出させ、テレビに向かって会見を行ったことがありました。しかし、いまやテレビですら恣意的な編集を行うようになったために、政治家は、今度はネットを使おうとしています。しかし、「ニコニコ動画」は政治家の支持を取り付けたことで、メディアとしての格が上がりましたね。

●【米大統領選】共和党に広がるパウエル・ショック
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081020/amr0810201946005-n1.htm
「ブッシュ米政権の第1期で国務長官を務めたコリン・パウエル氏が、19日のNBCのテレビ番組で民主党の大統領候補、オバマ上院議員への支持を表明した」

イラク派兵には反対してましたからね。オバマ政権での閣僚ポストを狙っているのかもしれません。

AIG、借り入れ8.4兆円に 当初融資枠、ほぼ使い切る
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20081020AT2M1801419102008.html
AIGは16日までに829億ドル(約8兆4000億円)を借り入れ、当初の融資枠850億ドルをほぼ使い切った。AIGデリバティブ金融派生商品)取引の相手方への担保差し入れなどで、引き続き多額の現金が必要。」

おそらくAIGは、破綻するまでに、CDSを含むデリバティブなど、いろいろなタイプの債務保証を押しつけられたのだと思います。そのため債務保証の履行という名目で、どんどんキャッシュが流出する、という事態に陥っています。得をしたのは、デリバティブを押しつけた投資銀行、損をしたのは納税者ということになります。
●オランダ政府、金融大手INGに1兆3600億円の資本注入
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200810200018.html
「ボス財務相は記者会見で、「INGは健全な金融機関だが、不安定な市場を考慮して資本増強が望ましいと判断した」と説明した。」

予防的な資本注入ということですね。

金融危機により日米欧で時価会計の見直し検討 そもそも「時価」と「簿価」の違いとは
http://moneyzine.jp/article/detail/101701

●“iPod課金”見送り ダウンロード違法化へ
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/20/news077.html
iPodへの補償金課金は見送り、違法録画・録音物のダウンロードは違法に――文化庁長官の諮問機関・文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」が10月20日、3カ月ぶりに開かれ、こんな内容の報告書骨子案がおおむね了承された。」

●「番組二次利用のため、出演した人捜してます」CPRAがリスト公開
http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/10/20/21245.html
日本芸能実演家団体協議会・実演家著作隣接権センター(CPRA)は、「放送番組に出演された方々を捜しています」と題したサイトを新設した。放送番組の二次利用には出演者の許諾が必要となるが、古い番組では連絡先が不明の場合もあるという。」

日本の著作権法では、テレビ局が録画した素材については、実演家の著作隣接権が制限される、というテレビ局にとっては有利な条件がつけられています。テレビ局が録画した素材は、その後の利用について文句言うな、という規定なのです。しかし、その結果、テレビ局にとっては、撮影時点で権利処理をきちんと行うインセンティブが働かなくなってしまい、いまになって、二次利用したいと思っても、余計な手間がかかるようになってしまったわけです。また、国際条約では、実演家の権利を強くする傾向にあるため、供託金による強制許諾もできなくなっているのも誤算の一つと言えます。

●外食不況のなか“ギャル曽根効果”で客足急増のサイゼリヤ
http://diamond.jp/series/analysis/10043/
「原燃料高や景気後退懸念により、客足が本格的に減り始めた外食産業では、不況の影が色濃くなっている。しかしそんななか、ひとり気炎を上げている外食チェーンをご存知だろうか? それは、イタリアンワイン&カフェレストランの「サイゼリヤ」である。」
●【メラミン混入】サイゼリヤのピザ生地から検出 中国製
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/081020/crm0810202018028-n1.htm

不況の中でも客足が伸びていて、がぜん注目が集まっていたサイゼリアですが、残念なことに、メラミン混入事件に巻き込まれてしまいましたね。

●「三浦元社長は他殺だった」 弁護側病理学者が独自調査
http://www.asahi.com/national/update/1020/TKY200810200367.html

やはり、こういう展開になりましたか……。

●人気ミステリ作家が徹底検証!『イキガミ』盗作騒動の罪
http://www.cyzo.com/2008/10/post_1035.html
「『イキガミ』に著作権侵害が成立するかといえば、これはしないだろうと思います。物語のアイデアや設定は、基本的に著作権で保護されるものではないからです。ただ、こうした態度は星新一が残した素晴らしい小説を冒涜していると思うし、またオリジナルを超えるものを描く自信がなければ、同じような設定を使うべきじゃないと考えます」

サイゾー』11月号 「人気マンガ ヒットの闇」

【第1特集】超人気マンガの罪と罰
* 徹底分析「いま読まれているマンガはコレだ」
* あの大ヒットマンガ、あの人ならどう読む?
* [ワイド]『イキガミ』盗作問題に、辛辣ミステリ作家が苦言!/急成長ケータイコミックの表現規制問題/少女マンガ『しゅごキャラ!』の二期を支えるオトコたち/「ガッシュ!!問題」で深手負った小学館の憂鬱 ほか
* 『プラモ狂四郎』をめぐるガンプラ対談
* 小池一夫、"マンガ総理大臣"に立候補!!
* 現役編集者が語る「あの人気マンガの裏側」
* なぜ、人気マンガ家は"消える"のか?
* とがしやすたか「ヤンサン」休刊を語る
* 奥深〜き「ジャニーズマンガ」の世界

【第2特集】大混乱の『崖の上のポニョ』論争を考える
スタジオジブリ宮崎駿の最新作『崖の上のポニョ』が、大ヒット中だ。鈴木敏夫プロデューサーが「傑作」と断言し、作品への評判も上々だが、巷の声に耳を傾けてみると、肝心な「物語」に関しての解釈や評価が、不思議なくらいにバラバラ! いまあらためてその魅力を探るべく、気鋭の論者らと共に『ポニョ』の "正体"を考える!