モラル・ハザード――2008年12月11日

サイゼリヤデリバティブ契約を解約、費用は153億円
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35362720081210
サイゼリヤは10日、多額の評価損が見込まれていたBNPパリバ証券とのデリバティブ契約を解約したと発表した。解約費用は153億円で、自己資金と金融機関からの借り入れでまかなう。」

●急激な円高 対処難しく サイゼリヤの誤算
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/trend/naruhodo/20081209-OYT8T00280.htm
「将来の円安に備えて結んだデリバティブ金融派生商品)取引が裏目に出て、外食チェーン大手のサイゼリヤが約140億円の損失を抱える見通しとなった。輸入食材の値上がりを抑える狙いで契約したが、実際は急速に円高が進み、契約上、不利な交換レートを強いられるためだ。」

●南山大の運営法人も資金運用失敗 デリバティブで34億円損失
http://sankei.jp.msn.com/life/education/081206/edc0812061306002-n1.htm
南山学園によると、平成18年度から同取引を金融機関と契約。今年9月以降の急激な円高を受けて損失が膨らむ見通しとなり、今月に入って契約を解除したところ、損失額が判明した。これまでの運用で約26億円の収益を上げており、実損は約8億円という。」

ハーバード大にも金融危機の余波、大学基金が80億ドル減少
http://www.afpbb.com/article/economy/2545881/3581563
ハーバード大は、毎年、運営予算の35%を大学基金に頼っている。基金の運用を行っている投資ファンド、ハーバード・マネジメント・カンパニー(Harvard Management Company、HMC)の6月末時点の運用資産の総額は369億ドル(約3兆4000億円)だった。しかし、世界規模での金融危機の影響で、7月から10月末までに運用資産総額は80億ドル(約7400億円)も目減りしてしまった。わずか4か月間で22%が失われたことになる。……「ハーバード史上過去40年で最大の損失規模だ。これまで寄付金の年間運用利回りが最も悪かったのは1974年のマイナス12.2%だった」という。」

WSJ-AIG、投機的な取引で金融大手に100億ドルの債務
http://markets.nikkei.co.jp/kaigai/dj.aspx?site=MARKET&genre=dj&id=RTPCNS793310122008
「米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(NYSE:AIG)が、ウォール街の大手企業に対し、投機的な取引に関連して約100億ドルの債務を抱えていることが、事情に詳しい筋の話から明らかになった。……100億ドルの債務は、AIG向けの1500億ドル規模の救済パッケージの条件によってカバーされていない。……AIGに数十億ドルを融資した連邦準備制度理事会(FRB)は、これら投機的取引にかかわる債務返済で同社を支援する計画はないという。」

●英景気後退、70年代や80年代並に深刻化も−中銀のセンタンス氏
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=a5EToLDvEe0s&refer=jp_japan
イングランド銀行の金融政策委員会(MPC)メンバー、アンドルー・センタンス氏は9日、英国のリセッション(景気後退)が1970年代中盤以降に起きた後退局面並みに長期で深刻なものとなる恐れがあるとして、英中銀はデフレリスクを回避する必要があるとの考えを明らかにした。」

ソニー米TV生産から撤退 従業員は解雇
http://www.sanspo.com/shakai/news/081211/sha0812110009000-n1.htm
ソニーは10日、米ペンシルベニア州ピッツバーグにある液晶テレビ工場を閉鎖し、米国でのテレビ生産から撤退すると発表した。世界的な景気悪化で不振に陥っている薄型テレビなどのエレクトロニクス事業の収益改善策の一環。従業員560人は順次、解雇する見通し。」

●雇用機構、別法人と統合 行革相と厚労相が合意
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081210AT3S1002810122008.html
甘利明行政改革担当相と舛添要一厚生労働相は10日、厚労省所管の独立行政法人雇用・能力開発機構の存廃問題を巡って会談し、同省所管の別の独法、高齢・障害者雇用支援機構と統合させることで合意した。統合する機能は職業訓練業務に絞り、統合後の新独法の運営に労使代表らが参加する。」

●減少する日本の里山、“トトロの森”
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20081210-00000001-natiogeo-int
「鳥やトンボだけでなく、森の神様もいるところ――“里山”と呼ばれる日本の農村の生態系は何世紀にもわたり人間と自然が共存してきた場所だ。……1960年代以降、古くからの里山の風景がゴルフ場や工場、住宅などに転換される割合は増加しており、多くの種に危機が迫っている。複数の自然保護団体里山の保護活動を展開しているが、中でも、アニメーション映画『となりのトトロ』に登場する森にすむ生きもの「トトロ」の名を冠した活動は注目を集めている。」


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