トヨタ・クライシス まとめ

トヨタ、営業赤字1500億円 今期、戦後初の赤字へ
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081222AT2D2202322122008.html
「2009年3月期の連結営業損益が1500億円の赤字になると発表した。米欧金融危機に端を発した世界的な販売減と円高が直撃、08年3月期の最高益から一転、戦後初の営業赤字となる。国内の製造業でトップの利益を稼いできたトヨタの赤字転落は、世界の経済情勢が悪化する中で、外需に依存してきた日本の製造業が転換点を迎えたことを示している。」

トヨタ:営業赤字1500億円 通期予想を大幅下方修正
http://mainichi.jp/select/today/news/20081223k0000m020001000c.html?link_id=RSH05
トヨタが事実上、初の営業赤字となったのは、販売不振に急激な円高が重なったため。09年3月期の連結販売台数(子会社のダイハツ工業日野自動車を含む)の通期予想は、11月公表の824万台から754万台(前期比137万台減)に下方修正。この結果、営業利益が前期に比べ1兆1800億円減少した。また、下期の想定為替レートも当初の1ドル=100円、1ユーロ=130円から、12〜3月は1ドル=90円、1ユーロ=120円に変更した。通期の為替差損は8900億円に達する。」

トヨタ:渡辺社長「底が見えない」
http://mainichi.jp/select/today/news/20081223k0000m020088000c.html?link_id=RSH01
「−−世界の自動車需要はいつごろ回復するとみているか。
 渡辺社長 見通しが立てば来年の生産・販売計画ができた。社内ではすべての地域の市場をチェックしているが、日、週を追って変わっている。どこが底かというのが残念ながら見えない。世界市場をどう見るかは大変難しい。」

●モーターファン大事に…トヨタ、営業赤字でもF1撤退せず
http://www.yomiuri.co.jp/sports/news/20081222-OYT1T00642.htm
「1500億円の営業赤字を出す見通しとなったトヨタは22日、経費を削減しながらも、自動車レースの最高峰、F1世界選手権に継続参戦することを表明した。同社と渡辺捷昭社長が記者会見で明言した。国内外で行っている他のモータースポーツ活動も予定通り続ける方針という。」

トヨタの赤字転落、成長一辺倒で薄れた緊張感
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-35582920081222
トヨタ関係者は「今までは社長が危機感を感じてどんなに社内を引き締めようとしても、みんな話を聞いたようで聞いていなかった」と打ち明ける。2009年3月期の業績が連結営業赤字に転落する見通しになったことを受け、トヨタは「ハンドドライヤー」の電源を切るだけでなく、あらゆる事業を見直してコスト削減を徹底する。……前出のトヨタ関係者は「今は社内にものすごい緊張感がある」と話す。「ようやく変わろうとしている」。」

ムーディーズトヨタ格付けを引き下げ方向で見直し
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/tegakari.aspx?site=MARKET&genre=c3&id=AT1D220F2%2022122008
トヨタ自動車の長期債務格付けを最上位の「Aaa」から引き下げる方向で見直すと発表した。トヨタが2009年3月期の業績予想を下方修正ししたため。」

金融危機爆弾“CDS”最新45社リスト
http://news.livedoor.com/article/detail/3949784/
「ついに「世界のトヨタ」までが“破綻”危機水域に突入だ。企業が発行する社債を対象に取引される金融商品CDS」(クレジット・デフォルト・スワップ)市場で、発行企業の信用度を測る目安とされるスプレッド(保証料率)が要注意の「2%台」を超えたのだ。……特に目立つのが、09年の国内販売台数が31年ぶりに500万台割れの見通しとなった自動車業界。何といっても下期(10月―09年3月)に営業赤字1000億円がささやかれる「トヨタ自動車」(2.082%)が「危険水域」入りしたのは衝撃的だ。ほかにも「日産自動車」(5.34%)や下期に1900億円の営業赤字見通しとなった「本田技研工業」(2.41%)がある。」

トヨタの超小型車「iQ」、1カ月の受注実績8000台 目標の3倍強
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20081222AT1D2208Y22122008.html
トヨタ自動車は22日、11月20日に発売した超小型車「iQ(アイキュー)」の1カ月間の受注実績が月間販売目標2500台の3倍強の約8000台だったと発表した。同車種は軽乗用車と比べて約40センチメートル短い全長が特徴で、市街地での運転のしやすさや高燃費効率への評価が高いという。」

●【トヨタ赤字】高まる創業家への期待
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/081222/biz0812222049014-n1.htm
トヨタ自動車の業績が急速に悪化するなか、渡辺捷昭社長(66)の後任社長に有力視される創業家豊田章男副社長(52)への“大政奉還”の時期が焦点に浮上している。……焦点の交代時期について、あるトヨタ幹部は「今の状況では厳しい」としながらも、「どこまで悪くなるのか見通すことができる状況になれば、交代した方がよい。後は上向くだけで、社内も販売会社もひとつにまとまる」と、求心力に期待を寄せる。」

●愛知県、4年ぶりに交付団体転落へ 09年度 トヨタ業績悪化で
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081223AT1C2200822122008.html
トヨタの業績悪化などを受け、トヨタのおひざ元である愛知県は普通交付税の交付団体となる方向で総務省と最終調整に入った。県内には自動車関連企業が集積。法人2税の大幅な落ち込みなどで来年度の税収は今年度見込みから2割程度減少するという。愛知県は東京都と並ぶ不交付団体だったが、4年ぶりに交付団体に「転落」する。」