新聞・テレビ複合不況 Part.3

▼09年もネット広告拡大が加速 新聞抜き第2のメディアへ
http://www.business-i.jp/news/ind-page/news/200901080013a.nwc
《 2009年はインターネット広告が史上初めて新聞広告を抜き去り、テレビに次ぐ第2の広告メディアに躍り出る見通しであることが6日、明らかになった。新聞、雑誌、テレビ、ラジオの既存マスコミ4媒体の広告費は不況で昨年も伸び悩んだが、ネット広告だけは拡大。……ネット広告は04年にラジオを、06年に雑誌を抜き去り、テレビ、新聞に次ぐ第3のメディアに成長。これに対し、新聞広告は低迷が続いており、09年には、初めてネット広告が新聞を上回る見通しだ。 》

▼ビジネスモデルが崩壊 身を削ぐような合理化が始まる
http://www.j-cast.com/2009/01/08033212.html
《河内 まず、国際的に見て、日本の新聞業界の特徴は、人口に比べて発行総部数が非常に多いことです。およそ 5000万部と言われていますが、他の先進国に比べると大変な新聞大国です。英国も新聞大国と言われましたが、部数は1700万部しかありません。人口が倍近いアメリカとほぼ同じですからね。一方、新聞社の数は日本では100前後なのに対して、米国は1400。国際的に見ると、日本の新聞社は、1社あたりの発行部数が非常に多い。
河内 朝日は半期ベースで100億円の営業赤字(連結)を計上しました。社内の緊張感は大変なもので、「社内の引き締めのためにやったのか」と邪推するほどです。ただ内部留保が2000億円ある朝日だから赤字が出しやすかった、という面はあると思います。毎日・産経も、08年9月中間期には、それぞれ26億円、11億円(いずれも単体ベース)の営業赤字を計上しています。……新聞という仕事は「印刷工場を持っていて、販売店を持っていないとダメだ」ということではありません。新聞社の本分は「的確にニュースを取材し、意味づけをして送る」ということに尽きるのであって、別に「(活版印刷を発明したとされる)グーテンベルグと心中しないといけない」とは思いません。》

産経新聞の大誤報! 桂三枝の「文枝」襲名は事実無根だった
http://www.cyzo.com/2009/01/post_1391.html
《新年早々、産経新聞誤報を飛ばした。落語家の桂三枝が「桂文枝」を襲名し、弟弟子の桂きん枝が「桂小文枝」を襲名するというもの。東京版の紙面では、第2社会面で2段組みで報じられていたが、大阪版は一面でドーン。当然、反響を巻き起こした。ところがこれ、正真正銘の誤報。「事実無根です」とまで三枝が所属する吉本興業関係者は呆れる。》

▼「割引郵送料」悪用問題、朝日広告社が制度利用の団体仲介
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090108-OYT1T00408.htm
《障害者団体向けに郵送料が割り引かれる「低料第3種郵便物」制度が企業のダイレクトメール(DM)広告の郵送に悪用されていた問題で、朝日新聞の関連会社「朝日広告社」(東京都中央区)が、この制度を使ったDM17万通の印刷を請け負っていたことが8日、わかった。同社は「不適切だった」として、関係した社員の処分を検討している。》

▼TBS、赤字転落の可能性も…保有株値下落で評価損97億円
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090107-OYT1T00588.htm
《TBSは7日、2008年4〜12月期連結決算で、保有株式の価格下落に伴う評価損を97億円計上すると発表した。08年9月中間連結決算で計上した評価損は16億円だったが、その後の株式市況の悪化に伴い、損失が膨らんだ。TBSは09年3月期連結決算の税引き後利益を80億円と予想していたが、特別損失の計上を迫られた結果、赤字に転落する可能性も出てきた。》

▼フジ番組と連携、NHK会長「いい番組できるなら」
http://www.asahi.com/showbiz/tv_radio/TKY200901090002.html
《昨秋以降、紅白歌合戦などのNHK番組でフジテレビの番組との連携が目立っていることについて、NHKの福地茂雄会長は8日の会見で、「結果としていい番組ができるのであれば、やっていい」と述べた。NHKとフジは昨年10月、フジの社屋内からNHKの深夜番組を生放送した頃から連携が目立ち始めた。大みそか紅白歌合戦では、フジの番組で人気が出たユニットが出場した際、同局のアナウンサーが局のロゴマーク入りのTシャツを着て「応援」。外国人歌手は、1月に同局で始まるドラマの名前が入った主題歌を歌った。さらに3月には、教育テレビとフジの番組を連動させた企画を両局がそれぞれ放送し、その後、まとめ番組をフジのスタジオから両局が別々のカメラを使って同時に生放送することになっている。民間放送局の中からフジとの連携が突出した格好だが、福地会長は「フジテレビとの接触は番組同士。NHK全体の意図ではない」と話した。一方のフジテレビも「これらの企画は現場同士でご縁があったからで、たまたま続いた」とコメントしている。 》

※NHKがフジテレビという企業を応援しているように見えるのですが……。

▼サービス開始から1ヵ月!NHKオンデマンドの利用実績は?
http://www.rbbtoday.com/news/20090110/56934.html
日本放送協会は8日、昨年12月に開始したNHKオンデマンドについての数値を発表した。開始から1ヵ月(12月1日から31日まで)で、PCについては 16,000人が登録契約。購入者数は11,000件、訪問者数は50万人。ページビューは560万、ビデオビューは22万回となっているが、番組については12万回視聴され、残り10万は無料視聴などとなっている。また90%の利用者が男性で、年代別では40歳代が多いとしている。一方、J:COMアクトビラひかりTVのTV系サービスについてはNNHKオンデマンド会員という種別がないため登録会員数は把握できていないが、番組を購入した総数は2万件としている。》

▼非正規雇用の「正社員化」 立ちはだかる難問とは?
http://www.j-cast.com/kaisha/2009/01/08033316.html
新聞労連が、非正規雇用労働者の正社員化へ取り組むとのこと。まだ本決まりではないものの、運動方針として盛り込む予定らしい。とても素晴らしいことだ。さらに言うなら、「その実現のためには正社員の賃金を引き下げなければならない」という点までしっかり認識している点も素晴らしい。……もちろん、解決策は明らかで、年齢ではなく仕事内容で処遇を決められるようにすればよい。そしてそれこそ、僕がいつも口をすっぱくして言っている“職務給”というものだ。ちなみにヨーロッパで同一労働同一賃金が実現できたのも、あちらでは昔から職務給が一般的だったから、基準価格が最初から存在したのだ。では「仕事に値札をつける」ためには何が必要か? 正社員の賃金を柔軟に見直しできるようにする流動化である。貰いすぎている人の賃下げなくして、同一労働同一賃金なんてありえないのだ。》

▼テレ朝:自作ブログを「本物」…バラエティー番組で紹介
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20090113k0000m040092000c.html
テレビ朝日系で10日夜に放送されたバラエティー番組「情報整理バラエティー ウソバスター!」で、番組スタッフが撮影用に自作したブログを、本物として紹介していたことが12日分かった。……インターネット上で集めた情報について六つのブログの画面が紹介された。しかし番組終了後、いずれのブログも書き込まれた時刻が、昨年12月10日に集中していたことから「不自然」との指摘がネット上や同社に寄せられていた。》