なぜGMは転落したのか――2009年03月21日

オバマ氏、異例のトークショー出演 冗談飛ばし、経済政策説く
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200903200027.html
オバマ米大統領は19日、コメディアンのジェイ・レノが司会する人気番組「トゥナイト・ショー」に出演、景気対策や公的管理下にある保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の再建などの経済問題に触れると共に、好きなバスケットボールやシークレットサービスに絡めた冗談も連発し、笑いを誘った。大統領選の候補者がこの種の番組に出たことはあるが、現職大統領の登場は初めて。》

米大統領が異例のビデオメッセージ、イランに対話呼びかけ
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090320-OYT1T00975.htm
オバマ米大統領は20日、イラン政府と国民に対し、「私の政権は、米国とイラン、国際社会の間の建設的関係を追求する」と語りかける異例のビデオメッセージを発表した。対話を通じてイランとの関係を改善する決意を、大統領自身が表明したものだ。》

▼米女性記者拘束「北朝鮮の法に基づく措置」の可能性?
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0320&f=politics_0320_001.shtml
北朝鮮の軍当局が米女性記者2人を拘束したことについて、国連駐在の北朝鮮代表部はこのほど「拘束された者には、北朝鮮の法に基づいた措置が行われるだろう」と述べ、対応は北朝鮮にゆだねるしかない、との姿勢を示した。聨合早報が外電を引用し、20日付で伝えた。》

AIG高額賞与に90%課税へ 米下院が法案を可決
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090320/fnc0903202232005-n1.htm
《公的管理下で経営再建中の米保険最大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)が社員に支給した高額賞与をめぐり、米下院は19日、90%という異例の高税率を適用する法案を可決した。強い批判を浴びている高額ボーナスの大半を国庫に取り戻すことを目指しており、公的支援を受けた他の大手金融機関も対象としている。》

クライスラー月内破綻も
http://www.business-i.jp/news/bb-page/news/200903200042a.nwc
《米政府から40億ドル(約3840億円)のつなぎ融資を受けた米自動車メーカー、クライスラーのロン・コルカCFO(最高財務責任者)は18日、政府に申請した50億ドルの追加支援が今月末までに承認されなければ、破綻(はたん)を強いられるとの見通しを示した。コルカCFOは「今後一切、申請しなくても済むようにするのが目的だ」と説明した。》

クライスラー、幹部25人ボーナス放棄 AIG問題波及防ぐ狙い
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090320AT2M2000I20032009.html
《政府支援を受けて経営再建中の米クライスラーは、同社幹部25人がボーナスの権利を放棄したと明らかにした。米アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)の高額賞与問題が波及するのを防ぐ狙いとみられる。》

▼自動車業界全体を救済へ=部品も重視−米政府
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2009032000264
オバマ米政権が19日、自動車部品業界に対する最大50億ドルの支援計画をまとめたことについて、業界関係者の間では「自動車業界全体を救済する決意の表れ」との見方が出ている。 ゼネラル・モーターズ(GM)、クライスラーフォード・モーターの3社で構成されるビッグスリーの極度の経営不振は、部品メーカーにとっては、受注減、納入代金の支払い遅延などの問題を引き起こす。一方、部品会社の経営不振や破綻(はたん)はビッグスリーの生産に直接打撃を与える。政府は3月末までにGM、クライスラー両社への追加融資の可否を決めるが、業界再生には部品メーカーも含めた対応が不可欠と判断したようだ。ガイトナー財務長官は、今回の計画が「自動車業界の重要な構成要素の安定化につながるだろう」と強調した。》

▼米、車部品会社も支援 公的資金で最大4700億円
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090319AT2M1904519032009.html
《米財務省は19日、経営が悪化している米自動車部品メーカーを対象に、最大50億ドル(約4700億円)の金融支援を実施すると発表した。部品の売掛金回収に政府保証をつけるほか、売掛債権を政府が引き受ける形で資金繰りを支援する。同省は金融安定化策の一環と説明しているが、公的資金での一般企業の救済には批判が高まる可能性もある。
 米自動車大手2社の業績悪化を背景に、経営危機に陥る部品メーカーが増加。このため部品の2業界団体が最大255億ドル規模の金融支援を政府に要請していた。部品メーカーへの金融支援決定は初めて。支援規模は要請額の5分の1程度にとどまった。
 支援はゼネラル・モーターズ(GM)とクライスラーの取引先が対象となる。両社も今回の部品メーカーへの資金協力に参加する。》

▼なぜGMは転落したのか [著]R・ローウェンスタイン
http://book.asahi.com/business/TKY200903100215.html
《原題(「While America Aged」)にもあるように本書の全体のテーマは高齢化に伴って危機の様相を深める米国の年金問題である。……第1部では、GMの今日の経営危機につながった退職者向けの手厚い年金・保険制度が形成される過程がジャーナリストらしい筆致で詳細に描かれている。全米自動車労組(UAW)のカリスマ的指導者W・ルーサーの戦略に対し、GM経営陣は目先の減益につながる賃上げよりも、年金給付額の引き上げを選択しがちだった。……「アメリカは年金という時限爆弾を抱えている」と著者はいう。たとえ現在の金融・経済危機を米国がなんとか乗り越えたとしても、社会を混乱させ得る年金問題という「魔物」が控えていることが本書を読むと理解できる。》

なぜGMは転落したのか―アメリカ年金制度の罠

なぜGMは転落したのか―アメリカ年金制度の罠