西松建設を巡る疑惑 まとめ Vol.26

▼民主・小沢代表、今夜にも進退表明へ
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4090649.html
《公設秘書が起訴されたことを受けて、民主党の小沢代表は自らの進退を判断し、記者会見で明らかにすることにしています。
 小沢代表は、現在都内のホテルで最終的な進退の判断を行っているとみられ、先ほど鳩山幹事長が小沢代表と面会するため、ホテル内に入りました。
 小沢代表はこの後、党3役との会議で進退の判断について説明する予定ですが、役員会と常任幹事会を開くことも検討中で、記者会見は夜にずれ込む見通しです。
 党内では、執行部を中心に起訴が政治資金規正法違反の虚偽記載に留まった以上、小沢氏の続投を容認する意見が大勢ですが、午後に開かれた代議士会では小沢代表の自発的な辞任を求める声が飛び出しました。
 「過ちを改むるにはばかることなかれという形で、新生民主党でですね、次の総選挙に行くことこそが、私は民主党のためであり、ひいては国民のためであると、こういう思いでございます」(民主党横光克彦議員)
 中堅や若手の議員の間では、今回の事件によるイメージダウンで衆院選への影響を懸念する声が少なくなく、「党の結束」を優先させて小沢氏の続投容認に舵を切る執行部に対する不満があらわになった形です。
 小沢代表は自らの進退について衆院選への影響を基準に判断する考えを示す一方で、検察の捜査について「政権交代を阻止する力とは徹底的に戦う」と強調していて、党内の様々な意見を考慮しながら慎重に判断するものとみられます。(24日17:38) 》

▼小沢代表が進退決断=続投論広がる−民主
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032400830
民主党小沢一郎代表は24日、西松建設の違法献金事件で東京地検特捜部が小沢氏の公設第一秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことを受け、記者会見で自らの進退について表明する見通しだ。党内では、小沢氏は代表を辞任せず、続投するとの見方が広がっている。小沢氏は秘書と自らの潔白を重ねて訴え、検察側と法廷で闘う姿勢を示すとみられる。
 同党は午後7時半に小沢氏も出席して幹部会、その後に役員会と常任幹事会を相次いで開く予定だ。
 小沢氏は、鳩山由紀夫幹事長ら主要幹部に対し、進退に関する自らの判断を示し、理解を求める見通し。鳩山氏らは小沢氏の意向を尊重し、党所属議員に結束した対応を求めていく方針だ。 
 党内では、起訴された秘書に別の容疑が出てこない場合、続投を容認する声が大勢だった。このため、小沢氏が続投の意向を示したとしても、強い反発は出ないとみられる。ただ、次期衆院選への影響を懸念し、自発的な辞任を期待する声も少なくない。世論の反応などによっては、辞任論が強まる可能性もある。》

▼面会議員と政権交代談義=進退判断控え、ホテルに−民主・小沢氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032400741
民主党小沢一郎代表は24日、都内の個人事務所で国会議員と面会し、政権交代の方針について話し合ったほかは、進退判断を控えてホテルにこもった。民主党本部で午前に開かれた役員会は欠席。党幹部は「最大の危機」を前に結束を訴えた。
 午前11時すぎ、小沢氏は滞在している都内のホテルを車で出発した。約10分後、港区の個人事務所に到着。新党日本代表の田中康夫参院議員と会った。小沢氏は元気そうな様子で、田中議員が話した政権交代の方針を聞いていたという。午後1時前、再び車でホテルに戻ったが、口を固く結んだままだった。
 これに先立ち、民主党本部では午前10時から役員会、11時からは常任幹事会が開かれた。小沢氏の姿はなく、党幹部は一様に厳しい表情で言葉少なだった。
 出席者によると、岡田克也副代表が事件について「十分説明責任を果たさなくてはいけない。一致結束して頑張ろう」とあいさつした。同会では小沢氏の進退に関する意見はなかったという。》

▼民主・小沢代表の秘書を起訴、東京地検
http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2585710/3952012
東京地検特捜部は24日、小沢一郎(Ichiro Ozawa)民主党代表の公設第1秘書で小沢代表の資金管理団体陸山会(Rikuzankai)」会計責任者の大久保隆規(Takanori Okubo)容疑者(47)を政治資金規正法違反の罪で起訴した。同日、時事通信が伝えた。
 各報道によると、小沢氏は同日午後、自らの進退について明らかにする見込み。周辺では、秘書に対して逮捕事実以外に新たな容疑が出なければ、小沢氏は代表を続投するとの見通しが強い。
 24日朝の役員会で、鳩山由紀夫(Yukio Hatoyama)幹事長は「きょうは重要な1日になるが、党として結束して対応したい」と述べた。
 特捜部では、準大手ゼネコン「西松建設(Nishimatsu Construction)」が公共事業の受注を狙い、大久保容疑者が窓口となっていた陸山会を通じて行っていた献金が、政治資金規正法違反に当たるとしている。》

▼小沢代表の公設秘書ら2人を起訴
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4090648.html
小沢一郎民主党代表の資金管理団体をめぐる違法献金事件。東京地検特捜部は、公設第一秘書ら2人を政治資金規正法違反の罪で起訴しました。
 東京地検の谷川次席検事は、午後4時からの発表で「国会議員の政治団体が、特定の建設業者から長年、金銭の提供を受けていた事実を見過ごすことはできない」と、異例のコメントを出しました。
 起訴されたのは、小沢一郎民主党代表の公設第一秘書、大久保隆規容疑者(47)と準大手ゼネコン西松建設の前の社長、国沢幹雄容疑者(70)の2人です。
 今回、特捜部は、逮捕容疑となった違法献金2100万円のほかに、政党支部への献金1400万円も合わせて3500万円の嘘の記載をしたとして起訴しました。
 特捜部は、実態のない政治団体を悪用した悪質な違法献金と指摘、小沢代表側は「法律に従って献金を処理した」と主張し、両者はまっ向から対立した格好です。
 事件のポイントは、大久保被告が違法性を認識していたかどうかです。大久保被告は「西松建設からの献金とは知らなかった」と、一貫して否認しているという事ですが、特捜部は、押収した資料や西松建設関係者などへの聴取の結果、大久保被告が違法性を十分に認識して献金を受け取り、報告書に記載していたと判断しました。
 「総選挙が近い時期に形式犯での立件は、国策捜査だ」
 こうした検察側への批判に対して、ある捜査幹部は「法の網をかいくぐり、長年にわたり多額の違法な献金を受け取っていた事実を正せたのは大きな意義がある」と指摘しています。》

▼偽装手法、「マル秘」通達=西松建設の違法献金事件-東京地検
http://jp.ibtimes.com/article/biznews/090324/31771.html
西松建設小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」に違法献金したとされる事件で、同社本社が各支店に対し、5万円を超える政治献金を行う場合、社名を隠すため個人名義で行うよう指示する「マル秘」の通達文書を送付していたことが24日、同社関係者の話で分かった。東京地検特捜部もこの文書を既に押収しており、西松が組織的に偽装献金を行った証拠とみている。
 特捜部は拘置期限の同日午後、陸山会の会計責任者で公設第一秘書大久保隆規容疑者(47)らを政治資金規正法違反罪で起訴する。
 同法では寄付額が5万円を超えたり、政治資金パーティー券の購入額が20万円を超えたりした場合、受け手の政治資金収支報告書に名前を明記するよう定めている。》

民主党・小沢代表の秘書を起訴 違法献金
http://www.ntv.co.jp/news/131658.html
民主党小沢一郎代表の資金管理団体陸山会」をめぐる違法献金事件で、東京地検は24日午後、小沢代表の公設第1秘書・大久保隆規容疑者(47)を政治資金規正法違反罪で起訴した。
 大久保被告は陸山会の会計責任者を務めており、東京地検特捜部によると、大久保被告は06年までの4年間、「西松建設」からの企業献金2100万円を、西松建設のダミーの政治団体から受けたかのように装い、政治資金収支報告書にウソの記載をした罪などに問われている。
 大久保被告は起訴事実を否認しているとみられるが、東京地検特捜部は、小沢代表側が献金を受ける際、西松建設側に出したとみられる請求書を押収している上、関係者の供述などから証拠は十分だとして、拘置期限の24日に大久保被告を起訴した。
 また、西松建設の前社長・国沢幹雄被告(70)も第三者名義で企業献金を行った政治資金規正法違反罪で起訴された。 》

▼小沢氏に管理監督責任ある=河村官房長官
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032400781
河村建夫官房長官は24日午後の記者会見で、東京地検小沢一郎民主党代表の公設秘書を政治資金規正法違反罪で起訴したことについて「政治資金を受ける場合は規正法にのっとって手続きをしなければならない。その批判を秘書が問われるということは(小沢氏に)それなりの管理監督責任が生まれてくる」と述べた。
 その上で、河村長官は「具体的な(責任の)取り方については、各党の対応、本人の考え方、組織政党としての在り方が勘案されて決定されるだろうと思っている」と指摘した。》

▼小沢代表の秘書起訴 西松建設迂回献金で 東京地検「重大、悪質」
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/society/154740.html
西松建設の巨額献金事件で東京地検特捜部は24日、政治資金規正法違反の罪で、小沢一郎民主党代表の公設第1秘書で資金管理団体陸山会」の会計責任者大久保隆規容疑者(47)と、同社の前社長国沢幹雄容疑者(70)を起訴した。
 大久保被告は否認しているとみられる。
 西松建設は、ダミーとされる政治団体を通じ、二階俊博経済産業相自民党議員側に対してもパーティー券購入や迂回献金をしており、特捜部は、こうした資金が支出された経緯の分析を進める。小沢代表への事情聴取は当面、見送る方針。
 東京地検の谷川恒太次席検事は、小沢一郎氏秘書の大久保隆規被告の起訴に関し「特定の建設業者から長年にわたり金銭の提供を受け、見過ごすことのできない重大、悪質な事案」と説明した。
 西松側のダミー団体は新政治問題研究会(新政研)と未来産業研究会(未来研)。
 特捜部の調べによると、大久保被告は2006年10月ごろ、実際には西松建設からの企業献金なのに新政研名義で100万円を陸山会の口座で受領。これを含め、03−06年の4年間で同社から2100万円の献金を受けたのに、政治資金収支報告書には新政研や未来研からの献金と偽って記載したとしている。
 捜査関係者によると、西松建設が1995年に新政研を設立し迂回献金を始めた際、小沢代表側が事前協議で了承。毎年2500万円前後を献金するよう調整したことや、同社側からの献金総額が10数年で約3億円に上ったことも判明している。》

▼違法献金事件をめぐる小沢氏語録
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009032400708
《「この種の問題で今まで逮捕、強制捜査をした例は全くなかった。衆院選が取りざたされている時期に、異例の捜査が行われたことは、政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だ」「わたしや秘書が便宜供与した事実があれば甘んじて捜査を受けるが、全くそういう事実はない」「必ず近いうちに嫌疑が晴れると思っているので、今おわびする理由は見当たらない」(秘書逮捕翌日の4日、記者会見で)
 「彼(大久保隆規容疑者)がそれだけの影響力を持っているとは思わないし、行使したとは思っていない」「個別の献金については報告を受けていないから分からない」(民主党本部で7日、記者団に)
 「(政治資金)収支報告書の事務処理の問題以外に何も明らかにされていない」「わたしが収賄罪みたいな犯罪に手を染めているという事実があれば、どのような扱いを受けても仕方ないが、そんな事実はない」「個別のことは秘書を信頼し、任せている」(10日、記者会見で)
 「政治資金規正法の趣旨にのっとって、その通り報告をしたところだ。(検察)当局の公正な判断が示されることを期待している」(17日、記者会見で)
 「検察がどういう判断をしようと、これからも徹底して闘う。もし国会議員が屈したとなれば、政権を取ったとしても同じようなことが続くだけだ」「この身はどうなっても構わない。自分の身分に未練があるとか、そういうことではない。ここで闘わなければ国民のためにならない。政権交代を阻止したいというさまざまな力に対しては徹底的に闘う」(19日、鳩山幹事長との会談で)》