懸念再燃――2009年06月16日

▼鳩山前総務相「首相から後任リスト」 郵政人事、首相は「コメントない」
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090615AT3S1501F15062009.html
《「麻生太郎首相の考えも社長交代は既定路線と、安心しきっていたのがバカだった」
 日本郵政西川善文社長の再任問題で辞任した鳩山邦夫総務相は15日、総務省内で退任の記者会見に臨み、西川氏交代を前提にした後任人事の適任者リストが同封してある手紙をこの春、首相から受け取ったことを明らかにした。事実関係について首相は同日、記者団に「コメントはない」と述べるにとどめた。》

▼首相不人気『絶望的』 総裁選前倒し論再燃
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2009061602000069.html
麻生首相をダブルショックがおそった。十四日の千葉市長選の敗北、十五日の内閣支持率の降下。民主党の上げ潮を再び許した原因には、辞任した鳩山邦夫総務相の「鳩の乱」での首相の対応のまずさなどがある。党内での首相の求心力低下は防ぎようもなく、麻生降ろしにつながる党総裁選前倒し論が再燃しつつある。……しかし、17%という支持率に対し、党内には絶望的な雰囲気が広がっている。幹部の一人は「もう何をやってもだめだろう」とため息をもらす。……首相にとって苦しいのは衆院解散・総選挙が目の前に近づいているにもかかわらず、支持率を短期間で回復する方法が見当たらないことだ。政権末期症状と批判される麻生政権が内閣改造をしたところで、支持率回復につながる保証はない。国民人気が出るようなインパクトのある政策も見当たらない。》

▼自民・古賀氏、衆院選と都議選のダブル選挙を主張
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090615/plc0906152317012-n1.htm
自民党古賀誠選対委員長は15日夜、都内で麻生太郎首相、高村正彦外相ら「士志の会」メンバーと会談し、衆院選の時期について「(東京都議選の投開票にあたる)7月12日でやったらいい」と同日選挙を主張した。麻生首相は黙って聞き役に徹していたが、他の出席者からは「無理じゃないか」と異論も出ていた。》

▼NY株反落、下げ幅一時210ドル超 NY連銀景気指数の悪化嫌気
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090615AT2M1503515062009.html
《15日午前のニューヨーク株式市場で、ダウ工業株30種平均は3営業日ぶりに反落。下げ幅は一時210ドルを超えた。同日発表になった6月のニューヨーク連銀景気指数がマイナス9.41と前月比5ポイント近く悪化したことが嫌気されている。原油など商品先物相場の下落で資源株が売られ、相場の重しになっている。ダウ平均は前週末に1月上旬以来の高値を付けており、利益確定売りが出やすくなっている。》

▼テレビ通販:急増に歯止め求める方針 総務省審議会検討委
http://mainichi.jp/life/today/news/20090616k0000m020130000c.html
総務省の情報通信審議会(総務相の諮問機関)の「通信・放送の総合的な法体系に関する検討委員会」は15日、民間放送のテレビで急増している「ショッピング番組」の分類の明確化を求める方針を固めた。今夏の答申に盛り込む方針だ。
 放送は、内容に応じて広告や教養番組、生活情報番組などに分類される。放送免許取得には教養番組の時間を全体の20%以上確保することが必要で、民放連には「広告は週の放送時間の18%以下」の自主基準もある。だが、ショッピング番組の分類は各社の判断任せで、事業者によって広告や教養番組など分類はまちまちだった。》

▼"ドン"と闘い続ける男が見たバーニング周防社長の素顔と掌握術
http://www.cyzo.com/2009/06/post_2078.html
《レコ大を受賞したいと考えた芸能プロやレコード会社は周防を頼り、周防はその見返りに、その歌手の楽曲の原盤権や出版権などを握る。レコ大を受賞すれば、それらの権利がさらに大きな金を生み出すわけだ。……そうして巨大な資金力を培った周防は、さらに、いい人材を抱えていながら、資金力がない芸能プロに援助をして、売り出しをプロモート。系列の音楽出版社著作権を持たせたり、興業会社に営業権を持たせたりと、金のなる木を作り上げていったんだ。金もあり、マスコミも抑えて、ビジネスモデルも確立している。》