嵐の前の……――2009年06月27日

▼首相、公明党に8月上旬投票案 衆院選、2日か9日想定
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062601001159.html
麻生太郎首相が26日の太田昭宏公明党代表との会談で、7月12日の東京都議選衆院選の間隔を1カ月以上あけるのは難しいとの認識を示し、事実上、8月上旬の衆院選を検討していることを伝えたことが分かった。複数の与党関係者が明らかにした。7月上中旬に衆院を解散し、投票日を8月2日か9日とする日程を想定しているとみられる。
 ……与党関係者によると、首相は26日昼、太田氏と会談した際に、公明党がかねて衆院選と都議選の間隔を1カ月以上あけてほしいと要望していたことに触れ、要望を受け入れるのは困難との認識を示した。太田氏は少なくとも都議選前の解散は避けるべきだとの意向を伝えたが、首相は明確に答えなかったという。
 ただ首相は席上、7月6日までに閣議決定する方針の北朝鮮関連船舶の貨物検査特別措置法案に関して「国会に提出して、民主党との違いを出したい」と述べ、国会提出までは解散を見送る考えを示唆した。「成立」には言及しなかった。》

▼都議選 極秘情報「自公は過半数固めた」
http://netallica.yahoo.co.jp/news/83300
《都議会は定数127。過半数を奪うには、64議席が必要だ。しかし、民主党はいまだに61人しか擁立できないでいる。しかも、新宿、江東、葛飾などの定数 4人区でも、1人しか立てられない状況だ。その反対に、乱立してしまっている選挙区もある。練馬区は定数6なのに、4人も擁立。いまから共倒れが懸念されている。……一方、公明の22議席は堅いし、自民も現有の48議席から5議席減以内に収まるとプロは読んでいる。合わせて過半数超えの65議席麻生首相が「負けたら深刻な事態」と口にし、候補者全員の応援に入るのも、自公で過半数を維持できると確信しているからだ。》

飯島勲氏:7月2日解散なら自民は自殺行為
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90003008&sid=atoGedZXmIaU
小泉純一郎元首相の政務秘書官を務めた飯島勲氏は25日、ブルームバーグ・ニュースのインタビューに応じ、麻生太郎首相の衆院解散戦略について「7月2日解散、8月2日投開票を狙っているだろうが、論外だ。集団自決で自民党政権は終わりだ」と述べ、このまま踏み切れば大敗は免れないとの見解を明らかにした。
  飯島氏は早期解散を回避すべき理由について「民主党の『政権選択』という言葉の土俵に乗っており、これを除去しなければいけない。麻生政権の土俵を作らないといけないのに、我を通して選挙というのではダメだ」と述べ、民主党の掲げる政権交代に対抗できる争点を設定できていないことを挙げた。》

▼移植法採決後の解散を=自民・古賀氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009062601107
自民党古賀誠選対委員長は26日夜、茨城県取手市内で講演し、衆院解散の時期について「解散の日にちまで(7月2日と)言いだしている人がいるが、まさかそんなことはないだろう。長年の懸案だった臓器移植法改正案も参院に結論を出してもらえればいい」と述べ、同改正案の採決後に解散すべきだとの考えを示した。
 古賀氏は「7月12日の東京都議選衆院選は絶対同時にやりたいと、麻生太郎首相に言い続けてきた」と強調。ただ、同日選の可能性はなくなり、古賀氏は「大事な法案を成立させるというなら、同日選に踏み切らなかったのも一つの考え方で、許容範囲内だ」と語った。》

▼自民・中川秀氏「首相は名誉ある決断を」 退陣を要求
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090626STXKF079826062009.html
自民党中川秀直元幹事長は26日、北海道函館市で講演し、麻生太郎首相に「自分の政権が終わっても、自民党政権が続くようにすることこそが首相、党総裁としての名誉ある決断だ。福田康夫前首相はそう決断した」と述べ、公然と退陣要求した。
 衆院解散・総選挙を行わずに自発的に退陣するよう求めた発言。中川氏が「麻生降ろし」を明言したことで、首相に距離を置く中堅、若手議員にも影響を与えそうだ。》

▼自民・棚橋氏、麻生首相に退陣求める
http://www.mbs.jp/news/jnn_4168602_zen.shtml
自民党の棚橋・元科学技術担当大臣は、公益法人への天下りの全面禁止に難色を示した麻生総理に退陣を求めました。……棚橋氏は、「来週まで待って、総理が何もしないようなら、他の議員らとともに総裁選挙の前倒しも求めていく」としています。》

▼西松元社長を一転追起訴 二階氏側は再び不起訴
http://www.asahi.com/special/09002/TKY200906260282.html
西松建設がダミーの政治団体経由で二階俊博経済産業相側のパーティー券を購入していた問題で、東京地検特捜部は26日、同社元社長の国沢幹雄被告(70)=民主党小沢一郎前代表側への違法献金事件で起訴され公判中=を政治資金規正法違反(第三者名義寄付)の罪で追起訴した。
 特捜部は、この問題では元社長に対する告発を不起訴処分(起訴猶予)としたが、東京第三検察審査会による「起訴相当」の議決(16日付)を受けて再捜査した結果、一転して起訴の判断となった。検察が政界捜査で審査会の議決を受け、不起訴処分を見直して起訴するのは極めて異例だ。
 改正検察審査会法で5月21日から、検察が不起訴としても、審査会が2度「起訴相当」の議決をすれば強制的に起訴されることになったため、検察側は、審査会の議決を重く見て判断を見直した。
 一方、二階派政治団体や会計責任者については、審査会が不起訴処分(嫌疑不十分)を「不起訴不当」と議決したため、特捜部は再捜査したが、「パーティー券の購入者が西松建設だと認識していたとの証拠はない」として、26日に再び不起訴処分とした。》

迂回献金:「平成の会」献金、違法と認識せず−−与謝野財務相
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090626dde041010059000c.html
商品先物取引会社「オリエント貿易」グループの迂回(うかい)献金問題で、与謝野馨財務・金融・経済財政担当相は26日午前の閣議後記者会見で、グループの政治団体「平成の会」からの献金について「政治資金規正法の通り、ありのままを報告している」と述べ、違法ではないとの認識を改めて示した。
 与謝野氏は、団体代表でグループ会長の下山弥寿男氏について「30年来の友人。他の与野党国会議員にも献金され、私もその中に入れていただいた。献金は自然な形で04、05年ごろなくなった」と説明。「献金してくださる方に『どうやって集めたか』というのは最も聞きづらいこと」と原資について調査しない意向を示した。》

▼“故人献金”は「経理担当者の独断」…民主・鳩山代表
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090626-OYT1T00901.htm
民主党鳩山代表は26日、北海道苫小牧市で記者会見し、自らの資金管理団体政治資金収支報告書に亡くなった人らの名前が記載されていた問題について、「ほぼ全容が見えてきた。経理担当者が独断で行ってきたことが明らかになった」と説明した。
 記載内容については「亡くなられた方、実際に献金されていない人がリストに上がっていた。名前を使われた方々に大変ご迷惑をおかけし、申し訳ない思いだ」と謝罪。「(調査結果は)来週中にも国民に報告したい」と語った。》