空回り――2009年07月09日

麻生首相 個別会談してもらえない…
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/07/09/04.html
麻生太郎首相が8日開幕した主要国首脳会議で「サミットデビュー」した。衆院解散・総選挙をめぐる政局の話題を封印、精力的な首脳外交を展開し求心力回復につなげる構えだ。ただ各首脳との個別会談はなかなか決まらず、戦略も空回り気味。……出発前に日程が固まった個別会談は地元イタリアとロシアだけ。関係筋によると、ロシアもサミット期間中の首脳会談に一時、難色を示したため、サミット後に首相がモスクワに立ち寄る案も検討されたという。急きょ参加を取りやめた中国の胡錦濤国家主席については、中国政府関係者も「当初から麻生首相の順位は低かった」と明かす。オバマ大統領との会談は実現したが、日程が決まったのは現地入り後。米中首脳会談の日程が早々に固まっていたことを考えれば、米国の優先順位は明白だ。》

▼自民ベテランにも麻生退陣論 「引導は森氏」の認識
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Sp200907080350.html
麻生太郎首相に退陣を迫る「麻生降ろし」の動きが自民党ベテラン議員の間でも水面下で広がり始めている。12日の東京都議選後に退陣論が一気に拡大する可能性がある。また「引導を渡すのは後見役の森喜朗元首相しかいない」との共通認識もできつつある。……会合では「力ずくで引きずり降ろすのでは自民党のイメージがより悪くなる」として、麻生首相の自発的な退陣が望ましいとの指摘が出され「その場合、首相の首に鈴を付けるのは森氏以外にはいない」との考えが大勢を占めたとされる。
 また、若手が「麻生降ろし」を活発化させた場合、首相が「破れかぶれ解散」に打って出る可能性があるとの見方が示され、各派閥ごとに若手の動きを抑える方針を確認した。》

▼民主が第1党うかがう、自公過半数維持が焦点 都議選終盤情勢
http://www.nikkei.co.jp/sp2/nt249/20090708AS1G0801V08072009.html
《次期衆院選の前哨戦として各党が総力戦で臨んでいる東京都議会議員選挙(12日投開票)が終盤を迎えた。日本経済新聞の分析によると、静岡県知事選などの大型地方選を相次いで制した民主党が、現有34議席から議席を増やし、第1党の座をうかがう勢いだ。
 一方、自民党は現有48議席の維持は厳しい情勢だが、同じ都議会与党の公明党は比較的堅調な戦いぶり。両党合わせて過半数(64議席)を確保できるかが最大の焦点となりそうだ。現段階では自民と民主が40議席台を巡り激しい攻防を続けているが、投票率無党派層の動向次第で、依然情勢は流動的だ。》

▼都議選過半数は… 与党、悲観論広がる
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009070902000048.html
《自民、公明両党が十二日投開票の東京都議選への危機感をさらに強めている。負ければ、一気に政局流動化という展開が予想される中、勝敗ラインと位置付ける与党過半数の確保さえ、もはや自信が持てない。与党内の空気は重苦しい。
 ……自民党に悲観論が出ているのは、都議選への関心の高さだ。期日前投票は六日時点で、前回と比べ一・六八倍の十四万九千六百四人。投票率が上がれば、無党派層の動向が勝敗を左右する。本紙の都民を対象にした世論調査では、無党派層の投票先は自民9・1%に対し、民主26・2%。自民党の不利は明らかだ。》

佐藤優被告が外務省職員失職 有罪判決が確定
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090709/trl0907091036002-n1.htm
《外務省関連の国際機関「支援委員会」に対する背任などの罪に問われた同省元主任分析官、佐藤優(まさる)被告(49)が最高裁の上告棄却決定に対する異議申し立てを期限の6日までにせず、懲役2年6月、執行猶予4年の有罪判決が確定した。佐藤被告は国家公務員法に基づき失職した。》

福知山線脱線、山崎・JR西社長を起訴…業過致死傷で
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090709-OYO1T00236.htm
兵庫県尼崎市で2005年4月、乗客106人が死亡、562人が重軽傷を負ったJR福知山線脱線事故で、神戸地検は8日、JR西日本山崎正夫社長(66)を業務上過失致死傷罪で在宅起訴した。現場が急カーブに付け替えられた1996年当時、山崎社長は常務取締役鉄道本部長で、地検は「カーブの危険性を認識できたのに、経費の増大を懸念し、自動列車停止装置(ATS)を設置しなかった」と、不作為の過失があったとした。大規模な鉄道事故で、事業者のトップが起訴されるのは異例で、JR史上最悪となった事故の刑事責任は、今後、法廷で争われる。起訴を受け、山崎社長は辞意を表明した。
 書類送検、告訴された、ほかの歴代幹部11人については嫌疑不十分で、運転士(当時23歳)は容疑者死亡で不起訴とした。》

▼パチンコ店放火、高見容疑者 頻繁に督促状や電話
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090709-OYO1T00244.htm
大阪市此花区のパチンコ店「cross(クロス)ニコニコ」の客ら4人が死亡、19人が重軽傷を負った放火事件で、殺人容疑などで逮捕された高見素直(すなお)容疑者(41)が事件前、多額の借金について、頻繁に督促を受けていたことが、大阪府警の調べでわかった。高見容疑者は「仕事も金もなく、人生が嫌になった」と供述しており、府警は、金銭的に追いつめられたことが犯行の引き金になった可能性もあるとみて調べている。》

▼またガソリン!仕事見つからず職安職員に火
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2009/07/09/01.html
《出勤途中の女性にガソリンをかけて火を付けて殺そうとしたとして、千葉県警野田署は8日、殺人未遂容疑で無職の女(45)を逮捕した。女性は松戸公共職業安定所野田出張所(ハローワーク野田)の職員で、上半身やのどにやけどを負い重傷。女は「仕事を斡旋してくれなかった職員を驚かし、自分も死のうと思った」などと供述している 》