名ばかり――2009年08月07日

すかいらーく名ばかり管理職」是正、3300人に残業代支給
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090807AT1D0609I06082009.html
すかいらーくが店長など約3300人を管理職から外し、残業代の支給を始めたことが明らかになった。裁量権のない管理職に長時間労働を強いる「名ばかり管理職」の問題では最大規模の是正。日本マクドナルドなどは既に残業代の支払いを始めており、これで大手小売り・外食の大半が待遇を是正したことになる。
 今回、是正の対象となったのは、すかいらーくと、グループ会社のジョナサン、ニラックスを合わせた約2800店の店長と、本部の一部社員。法律上の管理職である「管理監督者」から外し、残業代を支給している。すかいらーく(グループ会社除く)の社員に占める管理職の割合は73%から6%に下がる。》

日航、過去最悪の赤字990億円 国内外16路線を廃止減便へ
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009080701000391.html
《経営再建中の日本航空が7日発表した2009年4〜6月期連結決算は、純損益が990億円の赤字となった。世界同時不況や新型インフルエンザによる利用客数低迷が響いた。業績悪化を受け、羽田―沖縄をはじめ国内線6路線など国際線を含め計16路線で廃止・減便に踏み切る。
 純損益の赤字額は4〜6月期としては03年の公表開始後では過去最悪となった。売上高は前年同期比31・7%減の3348億円。新型インフルエンザによる減収は200億円程度とみる。大幅な赤字を受け、日航が今後策定する経営改善計画や、金融機関への追加融資要請に影響が出る可能性もありそうだ。》

▼TBS「サンジャポ」は放送倫理違反と勧告 BPO人権委
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/media/090807/med0908071510001-n1.htm
《NHKと民放でつくる放送倫理・番組向上機構BPO)の放送人権委員会(堀野紀委員長)は7日、TBSの情報バラエティー番組「サンデージャポン」が昨年10月、大阪府門真市の保育園の畑が道路建設のため行政代執行で強制収用された際、園児らを現場に並ばせたとした放送について、視聴者に誤解を与え、申立人の社会的評価を低下させたのは重大な放送倫理違反とし、委員会決定の趣旨を放送し、再発防止に配慮するよう同局に勧告した。ただ、名誉棄損は「疑いが強いが、断定しない」とした。》

▼視聴率のためならここまでやる!酒井法子容疑者の逮捕状で報道特番を組むTBS。
http://news.livedoor.com/article/detail/4289217/
酒井法子容疑者への逮捕状請求を受け、ネット上では「やっぱりやっていたのか」「ショック!」と言う声が多数寄せられている。そんな中、このニュースを受けて報道特別番組の放送を決定したTBSに対して、批判的な意見が2chで続出している。果たして、特別報道番組の放送はTBSにとって吉とでるか凶とでるか?
酒井法子容疑者への逮捕状請求というショッキングなニュースが日本中を騒がせているが、この流れに便乗して視聴率を取ろうとしているテレビ局がある。最近、なかなか視聴率が振るわないと言われているTBSである。春の改編で5時50分から7時50分に「総力報道!THE NEWS」をスタートさせたが、視聴率は全く振るわず一桁台で推移している。
そんなTBSが視聴率の取れる「水戸黄門(再)」の時間に報道特別番組「酒井法子容疑者に逮捕状」(仮)を放送するのだ。手堅く視聴率を取れる「水戸黄門」を差し替えてまで放送するとは、この特番で高視聴率が取れると見込んでのことなのだろう。
しかし、ネット上では「視聴率は取れる」という意見の一方で、「ここぞとばかりに視聴率を取りに行くTBS」「視聴率がヤバイからってバカ」「必死」「訃報や社会的事件以外の芸能人の事件で特番なんてやるか」などの批判的な意見が相次いでいる。また、「水戸黄門(再)はTBSの看板番組なのに」「水戸黄門を潰すなんてバカ」など、高視聴率の取れる「水戸黄門」を差し替えたことに対しての意見もかなり出てきている。
確かに、一芸能人の覚せい剤での逮捕状が出ただけで、報道特別番組を放送するというのも、少しやり過ぎのようにも思える。しかも、まだ本人を逮捕したわけでもない。ネット上では、「警察が自殺の可能性があると言ってるのに」「自殺をあおる行為だ」などの意見も出ており、TBSに対する批判的な反応はまだ続くように思える。この放送でどのくらいの視聴率が取れるかは分からないが、視聴率を取れたとしてもやり過ぎと捉える視聴者は多いと思う。視聴率も大事かもしれないが、視聴率のためなら何でもするというのも考えものかもしれない。》