偽装騒ぎ――2009年09月20日

▼このフライはタラ?ナマズ? 英国名物料理にも偽装騒ぎ
http://www.asahi.com/international/update/0919/TKY200909190099.html
《小麦色にカリッと揚げた衣に酢や塩をかけガブリとかみつくと、中にフワッとした白身魚が現れる。フライドポテトとともに食べる「フィッシュ・アンド・チップス」は英国を代表する食べ物だ。……英国から遠く離れたベトナムで養殖されたナマズの一種「コブラ」が、タラの代わりに使われているという。見た目はまったく違うが、切り身にして揚げると、たいていの人は区別がつかない。……これに目を付けた英中部ウースタシャー州の店が昨年、経費を抑えるため、タラと偽ってコブラをフィッシュ・アンド・チップスに使っていたという事件が発覚した。食品安全条例違反で摘発され、約4千ポンドの罰金を命じられた。捜査当局はこれをきっかけに全国調査を始めた。》

コクヨ製デスクマットで皮膚炎被害続く 3年前から回収
http://www.asahi.com/national/update/0919/TKY200909190143.html
《文房具大手のコクヨS&T(大阪市)製の一部のデスクマットに使われた抗菌剤が原因で、使用者がアレルギー性皮膚炎を発症する被害が止まらない。同社は3年前から対象製品を自主回収しているが、今年も15人の被害報告があり、累計の被害者は約1200人に上っている。
 問題の製品は「デスクマット軟質(非転写・抗菌仕様)」のうち、97年10月〜00年8月に生産された35万3千枚余。マットに素肌が触れ、皮膚から抗菌剤が吸収されると、人によっては体が過剰反応し、赤くはれたりかゆみが出たりする。経済産業省所管の独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE〈ナイト〉)が05年10月に医療機関から報告を受けて原因究明に乗りだし、06年8月にピリジン有機抗菌剤が原因と特定した。》