2011年11月21日のニュース・クリップ

▼スペイン政権交代へ 総選挙、野党勝利で7年半ぶり
http://www.nikkei.com/
《欧州財政危機の行方を占うスペイン上下両院総選挙は20日投開票され、内務省の発表によると、最大野党で中道右派の国民党が下院(350議席)で40%以上の得票率となり、勝利した。サパテロ社会労働党政権は退陣、7年半ぶりの政権交代となる。新首相には国民党のマリアノ・ラホイ党首が就任する予定。
 欧州最悪水準の約22%の失業率などサパテロ政権への経済運営に対する国民の強い不満が反映された。》

▼英と独仏、対応策で広がる溝
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/111120/fnc11112014300000-n1.htm
《欧州の債務危機への対応をめぐり、ユーロ圏のドイツ、フランス両国と、非ユーロ圏の英国との間で溝が広がっている。財政危機国支援の財源確保を狙った金融取引税の導入に神経をとがらす英国と、“外野”から注文を付ける英国にいら立つ独仏。欧州三大国の間であつれきが長引けば、危機打開はいっそう遠のきそうだ。》

▼ミタルやダイムラー 欧州企業が不採算事業縮小
http://www.nikkei.com/
《欧州企業が債務危機の影響に備え、拡大戦略の見直しや不採算事業からの撤退を加速している。鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルルクセンブルク)は高炉の閉鎖などで欧州での鉄鋼生産を縮小し、独ルフトハンザは傘下の英航空中堅を売却。独ダイムラーは航空・防衛事業を縮小する。危機が年末以降、欧州の実体経済に本格的に影響するとみて、対応を急いでいる。》

ガスプロム、ドイツ電力企業を買収
http://www.nikkei.com/
ガスプロム(ロシアの国営天然ガス企業)はドイツの電力企業エンバコムを買収した。ドイツでは脱原発政策により、天然ガスを燃料とする火力発電所の新設が相次ぐ見通し。ガスプロムは約50万人の顧客を抱えるエンバコムの買収により、ドイツの電力小売市場に本格参入する。》

▼『UK Uncut』とウォール街占拠運動の行方
http://wired.jp/2011/11/20/
ウォール街占拠運動がこの先どうなるのか気になる人は、イギリスの活動団体『UK Uncut』が参考になるかもしれない。この団体は最近1周年を迎えたが、その影響力は未だ衰えることがない。9日水曜、UK Uncutはスーツを着てビジネスマンになりすまし、とある会議に潜入、政府の税務担当トップのスピーチ時間を奪って熱弁を振るった。
ウォール街のデモは組織化されていない。リーダー不在で、コンセンサスに基づく運営方法を取り、特定の政策目標を持たない。それに比べ、UK Uncutは幾分かは組織的である。》