2019年09月11日のニュース・クリップ

ボルトン補佐官解任 アフガン政策でトランプ氏と対立 :日本経済新聞

ボルトン氏への不信が決定的になったのは、アフガン政策だった。CNNによると、両氏は9日夜にアフガン和平協議のために反政府勢力タリバンを大統領山荘キャンプデービッドに招く案について激しい口論になったという。タリバンとの合意に前向きなトランプ氏に対し、ボルトン氏は信頼に足らないとして協議に反対した。結局トランプ氏は、8日に予定していた山荘での秘密会談をキャンセルした。
対イランでも、ボルトン氏はかねて軍事行動を唱えてきた。6月下旬、イランによる米国の無人機撃墜を受けてトランプ氏はボルトン氏が唱えたイラン攻撃にいったん傾いたが、大統領選への影響を懸念してその判断を実行直前に翻した。ボルトン氏の持論であるイランの体制転換も、トランプ氏は明確に否定する。

英、イランがタンカーの石油をシリアに売却と非難 - ロイター

英国のラーブ外相は10日、英領ジブラルタルで拿捕(だほ)された後に解放されたイランの石油タンカー「アドリアン・ダリア」が積み荷の石油をシリアのアサド政権に売却したとの見解を示し、シリアには売却しないとの約束を反故(ほご)にしたとして非難した。
同タンカーは欧州連合(EU)の制裁に違反してシリアへ石油を輸送していた疑いで7月4日にジブラルタル沖で英海兵隊により拿捕されたが、積み荷をシリアで降ろさないとイランが書面で確約したことから8月15日に解放されていた。

英、年内総選挙の公算=EU離脱めぐり混迷続く:AFPBB News

英下院は10日、来月末の欧州連合EU)離脱前に総選挙を実施するというジョンソン首相の提案を否決した。英国の首相に議会解散権はなく、「合意なき離脱」阻止を最優先に掲げる野党各党が反対・棄権に回ったためだ。ただ、野党は「合意なし」のリスクさえ遠のけば、有権者の判断を仰ぐことには前向きで、年内にEU離脱を争点とした総選挙が行われる公算が大きい。

モスクワ市議選、野党勢力が躍進 与党「統一ロシア」は大苦戦:AFPBB News

ロシアで8日行われた統一地方選挙は、注目の首都モスクワ市議会選(定員45)で独立系、共産党、リベラル系などの野党勢力が躍進し、与党「統一ロシア(United Russia)」が議席を大きく減らす結果となった。野党勢力の戦略的な選挙キャンペーンが功を奏した。……共産党は13議席を獲得し、前回の5議席から大きく伸ばした。前回議席を獲得できなかったロシア統一民主党「ヤブロコ(Yabloko)」と左派「公正ロシア(Just Russia)」は、それぞれ3議席を得た。

ウーバー、技術職400人超をレイオフ - WSJ

米配車サービス大手ウーバー・テクノロジーズは10日、技術職の435人を削減したことを明らかにした。同社は黒字化へ向け市場の圧力に直面する中、人員削減を続けている。
 ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が入手した社内文書によると、今回は製品部門の170人およびエンジニアリング部門の265人をレイオフした。両部門を合わせた従業員全体の約8%に相当する。レイオフの対象は約85%が米国内の従業員。さらに、両部門の一部チームを対象とした採用一時凍結を解除した。