Cut (カット) 2008年 09月号
Cut (カット) 2008年 09月号(ロッキング・オン)の巻頭特集は、「『ポニョ』は、なぜあの高みに到達したのか? 独占・宮崎駿 4万字インタビュー、全22ページ」というもの。
4万字といえば、400字詰め原稿用紙で100枚ですから、中編小説一本分くらいの分量です。いまは、ちょっとした意見や感想は、ウェブで読めてしまう時代ですから、雑誌は、当事者の生の声をじっくりと伝えていくような方向が、一つの生き残り策と言うことができそうです。宮崎監督の言葉で、印象に残ったのは、
ただマスコミに出ることに何か意味があると思ってる人たちの大群の中に生きていますから、鬱陶しいですよね。困ったことに、ひとりでいるのが結構好きなんですよ。ひとりでいる時間は、しっかり確保したいんですよ。
みんな予定外に長生きになっちゃったんだなぁていう
予定外だったんですね。人のこと言えないんですよ、こっちも(笑)
このほかにも、面白い対談やインタビューがあります。
☆特集:独占・宮崎駿4万字インタビュー22ページ
現在、記録的大ヒット中の宮崎駿監督最新作『崖の上のポニョ』。力強く肯定的なメッセージ、シンプルなストーリーにダイナミックな絵――そこには、明らかにネクスト・ステージへの移行を感じさせるエネルギーがある。宮崎駿は、いかにして『ポニョ』の高みに辿り着いたのか――『ポニョ』のすべてを解き明かす、永久保存版4万字インタビュー! 『ナウシカ』から『ハウル』まで、宮崎駿映画の軌跡に迫る「レイアウト」ギャラリーも!
●松山ケンイチ
いよいよ公開寸前、松山ケンイチ主演最新作『デトロイト・メタル・シティ』! クラウザーと根岸くん、主人公の2つの顔を演じてくれたスペシャル・シューティングとともに、真摯に芝居を語るディープ・インタビューをお届けします!●『パコと魔法の絵本』
『嫌われ松子の一生』で一躍日本映画界にその名を轟かせた中島哲也監督の最新作『パコと魔法の絵本』。中島監督のロング・インタビューはもちろん、キャスト全員インタビュー、貴重な絵コンテ集などなど、全16ページの徹底特集で今年一番のファンタジー傑作に迫る!
・中島哲也
・役所広司
・妻夫木聡/土屋アンナ/阿部サダヲ/加瀬亮/小池栄子/劇団ひとり/山内圭哉/國村隼/上川隆也・木村カエラ with アヤカ・ウィルソン
『パコと魔法の絵本』主題歌を歌う木村カエラのPVに、パコ役のアヤカ・ウィルソンが出演! その撮影現場に潜入、キュートなコラボレーションの舞台裏に迫る!●唐沢寿明×浦沢直樹
日本映画としては異例の長編3部作として公開される『20世紀少年』。その第1部公開を目前に、主演の唐沢寿明と原作者の浦沢直樹がその物語の真髄、そして映画『20世紀少年』を語る!●小泉今日子×上野樹里×加瀬亮
大島弓子のエッセイマンガの映画化『グーグーだって猫である』で、いま、日本映画界に欠かすことのできない3人が共演。本作の魅力、そして「生きること」まで、じっくりと語り合う!