びっくり――2008年9月30日

●米下院、金融法案を否決 ダウ終値、最大の777ドル安
http://www.asahi.com/business/update/0930/TKY200809300002.html

朝起きてニュースを見たら、びっくり。なんてことでしょう。ただ、この法案は「不良債権買い取り法案」であって、金融機関救済のにおいが、ぷんぶんと漂っていてましたよね。守るべきは金融システムであり、預金者ですよ、というメッセージが明確ではなかったのが否決された最大の要因だと思いますよ。ただまぁ、NYダウの下げっぷりを見ると、こういうドンデン返しは、誰も予想したなかったことの証拠なんでしょうけど……。

●首相所信表明、対決姿勢に野党一斉反発
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20080929-OYT1T00631.htm

まぁ、いいんじゃないですか、と思いますけどね。それに麻生総理が「小泉時代にもあった」と反論しているから決して初めての事ではないのだと思います。特に、民主党の政策において、財源をどうするか、という点は、はっきりさせる必要があるわけだから、その点については聞いておきたい気持ちも、よくわかります。

●嵐吹き荒れるウォール街、高額報酬の時代は終えん
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/080928/fnc0809281200000-n1.htm

投資をして勝った時は自分の報酬、負けた時は会社または投資家の損、それでも足りなければ税金、つまり国民の負担というのはモラル・ハザードを引き起こしても仕方が無いような気がします。ただ、今までは、投資銀行が積極的にリスクをとることで、アメリカの経済を牽引してきたわけですが、こうしたビジネス・モデル自体が見直しをされることになるのだろうと思いますね。

●不正を告発した三菱重工社員が労働審判申し立て
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080928/crm0809281905019-n1.htm

不正を告発すると冷遇されるのは、問題ですよね……。しかし、日本は、全体的に、守れもしない規則や法律が多すぎるのではないか、という気もします。で、現実には、みんな違法行為をしながら見てみぬ振りをするのが正しいという状況が出来てしまうのではないか。建築基準法食品表示などなど。