金融サミットまとめVol.2

●成長回復へ内需刺激策=規制強化、IMF改革も−宣言採択・金融サミットが閉幕http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008111600068
「インドなどの新興国を加えた主要20カ国・地域による緊急首脳会合(金融サミット)は15日午後(日本時間16日未明)、金融危機による実体経済の悪化に歯止めを掛け、成長へと回復させるため、「即効的な内需刺激の財政施策を活用する」とした首脳宣言を採択し、閉幕した。宣言では、金融監督上の国際連携を強化することを明記。さらに、各国が推し進めるべき「行動計画」で合意し、このうちの「当面の措置」を来年3月末までに実行するとした。また、各措置の進展状況を点検するため、4月末までに第2回会合を開くことを宣言に記した。
 宣言は、危機を招いた要因を「一貫性と調整を欠いたマクロ経済政策と不十分な構造改革」「金融技術革新から遅れた規制」と指摘。財政難に陥る中小国が出たことなどから、支援を担う国際通貨基金IMF)などの財源・機能強化や、各国の実情に即したマクロ経済・金融施策の必要性を示した。危機の再発防止に向けては「金融市場と規制の枠組みの強化改革を実施する」と表明。複雑な金融商品・取引や格付け会社に対する監督強化の原則を打ち出した。」

麻生首相記者会見要旨
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008111600052

麻生首相、会合の成果を強調
http://www.rkb.ne.jp/jnn_news/media/DT20081116_110010/3995447.html
「今回の会合は歴史的なものだったと多分、後世言われるんだと思いますが、私どもの提案も生かされておりますので、そういったものを現実にやっていくということになろうと思います」

財政出動は可能だが規律も重視=金融サミットで中川財務相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34933320081116
中川昭一財務相兼金融担当相は15日、ワシントンで開催された緊急首脳会合(金融サミット)終了後に記者団に対し、首脳宣言に内需刺激策として財政政策を活用することが盛り込まれたことについて「財政を出動しようと思えばできるが、自ずと規律というものがある」と述べ、財政規律を重視しながら対策を実行していく考えを示した。」

●金融サミットは各国の事例を踏まえて財政刺激策を協議=米政府高官
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-34932320081116
「「協議のなかで非常に明白になったのは、われわれが今回の危機でさまざまな面で深刻な影響を受けて集まったが、危機対応の面で異なる段階にあるということだ。危機対応では、総合的提案としての財政政策や成長支援策が重要な部分を成すが、対応で多くの国が異なる段階にあると認識。財政刺激策は短期的影響をもたらすという意味での措置ということに重点が置かれた」という。」

●数週間に多くの国が財政刺激策で行動へ=英首相
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-34931820081116
「今回の金融サミットは「新たなブレトンウッズ体制への道」と指摘。「首脳宣言をみれば、われわれが将来に向けた新たな体制を構築しようとしていることが明確だ」と述べた。」