末期症状の麻生政権 まとめ Vol.2

麻生内閣の支持率半減21%…読売世論調査
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20081207-OYT1T00561.htm
読売新聞社が5〜7日に実施した全国世論調査(電話方式)で、麻生内閣の支持率は20・9%となり、11月初めの前回調査(40・5%)からほぼ半減した。不支持率は66・7%で約25ポイント跳ね上がった。麻生首相民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかでも、麻生氏は前回比21ポイント減の29%に落ち込み、14ポイント増やした小沢氏の36%を初めて下回った。」
衆院選後の望ましい政権では「政界再編による新しい枠組み」33%がトップで、「自民党民主党による大連立」25%がこれに続いた。「民主党中心」は21%、「自民党中心」は12%だった。有権者の約6割は「自民か民主か」の二者択一を超えた新しい政治を求めていることになる。」

内閣支持率25・5%に急落 小沢氏、党首力で逆転
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120701000234.html
共同通信社が6、7両日に実施した全国電世論調査で、麻生内閣の支持率は25・5%と11月の前回調査から15・4ポイント急落した。不支持率は61・3%と前回から19・1ポイント急増。麻生太郎首相と民主党小沢一郎代表の「どちらが首相にふさわしいか」との質問への回答は、小沢氏が34・5%(10・1ポイント増)で、麻生氏の33・5%(17・5ポイント減)を初めて逆転した。」

●フジテレビ 新報道2001 今週の調査
http://wwwz.fujitv.co.jp/b_hp/shin2001/chousa/2008/081207.html
【問1】あなたは次に行われる衆議院選挙では、どの党の候補者に投票したいですか。
自民党 22.8%(↑)
民主党 27.6%(↓)
【問2】あなたは、麻生内閣を支持しますか。
支持する 22.6%(↓)
支持しない 69.2%(↑)
【問3】あなたは首相にふさわしいのはどちらだと思いますか。
麻生太郎首相 31.2%
小沢一郎民主党代表 35.6%
【問4】あなたは次の総選挙後にどういう政権を期待しますか。
自民党中心の政権 15.6%
民主党中心の政権 24.2%
自民・民主両党による大連立政権 41.8%
自民民主以外の新たな第三勢力による政権 12.6%

●内閣支持22%、「首相適任」小沢氏逆転 朝日世論調査
http://www.asahi.com/politics/update/1207/TKY200812070149.html
朝日新聞社が6、7の両日実施した全国世論調査(電話)によると、麻生内閣の支持率は22%で、前回調査(11月8、9日)の37%から急落した。麻生首相民主党の小沢代表のどちらが首相にふさわしいかの質問でも、麻生氏を挙げる人は30%(前回49%)に大きく下がり、小沢氏の35%(同23%)が初めて上回った。「選挙の顔」としての首相の優位性は完全に失われ、発足2カ月余りですでに政権末期の様相だ。」

●毎日世論調査:内閣支持21%に激減 「首相に」も小沢氏
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081208k0000m010073000c.html
毎日新聞は6、7の両日、電話による全国世論調査を実施した。麻生内閣の支持率は21%で10月の前回調査から15ポイント下落、不支持率は17ポイント増の58%だった。「麻生太郎首相と小沢一郎民主党代表のどちらが首相にふさわしいと思うか」という質問への回答は、麻生首相が21ポイント減の19%、小沢氏が3ポイント増の21%で両者が初めて逆転。「選挙の顔」と「党首力」を期待されて就任した首相が今後、厳しい政権運営を迫られるのは必至の情勢となった。」

●社説:内閣支持激減 「もう任せられない」が世論だ
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081208k0000m070090000c.html
「今回の結果により麻生首相はますます衆院選を遠ざけようとするのだろうか。一方、自民党には再度、総裁選を行い首相交代でしのごうという動きが出てくるのだろうか。いずれにせよ政権与党は混乱し、思い切った経済対策どころではなくなる可能性が大きい。だが、これまで「選挙より景気対策」との首相の姿勢に一定の理解を示していた世論に変化が出ている点を重く受け止めた方がいい。衆院選の時期について今回は「直ちに解散」と答えた人が最も多く、遅くとも来春までにとの声が大半だった。」

●【政治部デスクの斜め書き】世論調査で浮上した「危険な世代」とは…
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081207/stt0812071907003-n2.htm
「男性の「2人の信頼度」に関するデータは以下のようだった。
 設問「2人のうち、信頼できるのはどちらだと思いますか」(男性の回答)
     男性全体 20代 30代 40代 50代 60代以上
 麻生首相 32% 37% 29% 25% 19% 42%
 小沢代表 33% 38% 29% 42% 35% 27%
 20代、30代では、2人の信頼度に差がないのに、40代、50代の男性は明らかに小沢氏に軍配を上げている。40代男性は17ポイント差、50代男性は16ポイント差で、「小沢氏の方が信頼できる」という数字となった。そして60代以上の男性となると、また麻生首相に戻っていく。」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081207/stt0812071907003-n4.htm
「設問「次期衆院選の後に期待する政権の枠組みは」(男性の回答)
        男性全体 20代 30代 40代 50代 60代以上
 自民中心の政権 20% 23% 17% 12% 11% 28%
 民主中心の政権 37% 31% 25% 44% 44% 39%
 大連立政権   38% 39% 50% 38% 39% 30%
 調査結果全体では、男性の回答は「民主党中心の政権」を志向していると読み取れるが、中でも、40代、50代男性に「民主党政権志向」が強く出ている。その差は30ポイントを越えており、この世代が民主党支持に舵(かじ)を切ったとみてもおかしくない数字だ。」

※このコラムでは触れていませんが、40代、50代男性が小沢一郎民主党政権を支持している理由は、支持母体が連合、つまり正社員の利益を代弁してくれるから、というのは容易に推測できることですよね。

●渡辺元行革相、民主党入りを否定
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081207/stt0812071742000-n1.htm
自民党渡辺喜美行政改革担当相は7日のフジテレビの報道番組「新報道2001」で、失言などで麻生太郎首相の求心力が低下していることに関連し「選択肢としてはいろいろあり得る。倒閣運動をやるときは腹をくくる」と述べ、退陣を求めていく可能性に言及した。」

●中川元幹事長、政界全体がひっくり返る再編あり得る
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/081207/stt0812071743001-n1.htm
自民党中川秀直元幹事長は7日、フジテレビの報道番組「新報道2001」で、政界再編について「誰が離党するとか、私がそうするとかの小さなレベルの話ではない。民意は、改革派が与野党から出てきてやるような、政界全体がひっくり返るようなものを望んでいると思う」と語った。」

●公明・太田代表:解散・総選挙「早い方がいい」
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20081208k0000m010040000c.html
公明党太田昭宏代表は7日のテレビ朝日の報道番組で、衆院解散・総選挙の時期について「1月という(通常国会)冒頭も、(09年度予算成立後の)4月もある。早い方がいいというのが私の基本的な考えだ」と述べた。」

●補正、通常国会で徹底審議=民主・鳩山氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008120700143
民主党鳩山由紀夫幹事長は7日、金沢市内で街頭演説し、2008年度第2次補正予算案に関して「麻生太郎首相は党利党略で来年に提出を先送りした。1月から4月までに(2次補正と来年度予算案が)通るなんて甘い話がどこにあるのか」と述べ、通常国会で徹底審議する考えを改めて示した。」

●野党「国民は見放した」 「ショックだ」と与党
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120701000499.html
麻生内閣の支持率が急落した共同通信社の電話世論調査結果を受け、野党は「国民は麻生内閣を完全に見放した」(鳩山由紀夫民主党幹事長)などと一斉に麻生太郎首相の政権運営を批判。官邸サイドや与党側は「ショックだ」(笹川尭自民党総務会長)と失望を隠せず、今後の景気対策に期待を込めた。」