トヨタ最終赤字3500億円――2009年02月06日

トヨタの09年3月期、最終赤字3500億円に 3度目の下方修正
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090206AT3D0501706022009.html
トヨタ自動車は6日、2009年3月期の連結業績見通し(米国会計基準)を下方修正した。最終損益は3500億円の赤字と、従来予想の500億円の黒字から赤字に転落する。最終赤字は初めて。トヨタは昨年末に業績予想を見直したばかり。自動車販売は世界的に急減しており、下方修正は今期3度目となる。
 売上高は前期比20%減の21兆円と従来予想より5000億減少する見通し。営業損益は4500億円の赤字と、従来予想に比べて赤字幅が3000億円拡大する。》

トヨタ営業赤字4500億円に 国内企業最悪の可能性
http://www.asahi.com/business/update/0206/NGY200902060013.html
トヨタ自動車は6日、09年3月期の連結業績見通しを下方修正し、本業のもうけを示す営業損益の赤字が4500億円に拡大すると発表した。昨年12月の予想から3千億円も悪化。国内企業では過去最大の営業赤字となる可能性がある。トヨタなど自動車産業の急激な業績悪化は、鉄鋼や電機など他産業にも深刻な影響を与えている。
 業績予想の修正は今期3度目で、今回はわずか1カ月半で大幅な修正を迫られた。野村証券によると、4500億円の営業赤字は、調査が可能な68年度の決算期以降、金融機関を含めて国内最大。
 純損益は500億円の黒字予想から、3500億円の赤字に転落する見通し。純損失は50年3月期以来、59年ぶりとなる。売上高も予想を5千億円減額し、21兆円とした。前期は売上高26兆2892億円、営業利益2兆2703億円、純利益1兆7178億円。
 損失拡大の最大要因は、日米欧を中心にした販売不振。今年度の連結販売台数の見通しを従来予想より22万台少ない732万台に下方修正。この販売減の影響で1400億円、利益が押し下げられる。米国での自動車ローンの貸し倒れ引当金積み増しなどでも損失が膨らんだ。下期では1兆円を超える営業赤字を見込み、上期に稼いだ5820億円の黒字を吹き飛ばした。
 トヨタは収益改善に向け、工場新設の先送りなどにより、09年度中にも人件費を含む固定費の1割にあたる約5千億円を削減する方針。トヨタ自動車労組は今春闘で4千円の賃上げを要求する方針だが、木下光男副社長は6日の記者会見で「従来にない厳しい交渉にならざるを得ない」と、難色を示した。
 トヨタは昨年末で4500人いた期間従業員を3月末までに3千人に減らす方針だが、木下氏は「契約更新をしており、ゼロになることはない」と述べ、正社員の削減などのリストラ策については言及しなかった。工場閉鎖は否定した。》

トヨタ自動車、59年ぶりの最終赤字見通し――販売不振で今期3度目の下方修正
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/0902/06/news086.html
トヨタ自動車は6日、2009年3月期の連結業績予想を下方修正すると発表した。営業損益は4500億円の赤字、純損益は3500億円の赤字になる見通し。今期3度目の下方修正で、2008年12月22日に下方修正した見通し(営業損益1500億円、純利益500億円)からさらに引き下げた。「最終赤字となるのは59年ぶりのこと」(同社広報部)。売上高は前期比20%減の21兆円と従来予想を5000億円下回る見込み。
 営業損益を3000億円引き下げた内訳は、販売面での不振が2100億円で、為替(円高)による影響が900億円。北米を中心に全世界で販売台数が減少しているため、連結販売台数の通期見通しを従来予想の754万台から732万台に引き下げた。「来期の販売計画はまだ立てていないが、732万台を超えることは難しいのではないか。為替も現行の1ドル90円の水準が続くと厳しい。ただ、原価改善や固定費削減の効果が出つつあり、原材料価格も下がってきているのはプラス要因と言える」(木下光男副社長)
 今後の収益を改善させるために、短期的には商品ラインアップの拡充、中期的にはハイブリッドカーやコンパクトカーなどの開発、資源国・新興国向け商品の充実に努める。また、さらなる原価低減に取り組むほか、設備投資や開発費、労務費などの固定費を10%削減する。
 「既存工場の閉鎖については一切考えていない。現在は国の内外に74本ある生産ラインのうち27本を(昼夜2交代制度の「2直」から昼間勤務だけの)1直にして生産能力を6分の1に落としている。ワークシェアリングで、正社員の雇用を守るべく最大限の努力をしたい」(木下光男副社長)》

▼殺害依頼は「米大使館職員」 新潮記事に報道官「ばかげてる」
http://www.j-cast.com/2009/02/05035469.html
週刊新潮は、記者2人が死傷した「朝日新聞阪神支局襲撃事件」(1987年)の「実行犯」を名乗る男性の「告白」記事の第2回を2009年2月12日号に掲載した。一方、朝日新聞週刊新潮発売当日の09年2月5日、朝刊で「告白」内容を改めて否定した。
週刊新潮で前号に引き続き「犯行告白」した島村征憲氏(65)は今回、阪神支局内で2人の記者に散弾銃を発砲した、とする様子を詳細に表現している。また、前号で「ある公的な組織」と表現した、犯行を「頼んできた」人物が当時所属していた組織について、「在日アメリカ大使館」だとも明かした。
朝日新聞は2月5日付朝刊で、事前に週刊新潮側から寄せられた質問に対して回答した内容を報じた。「告白」にある犯行時の服装が被害者証言と異なることや、襲撃時に被害に遭わなかった記者に「5分動くなよ」と実行犯が話したとする点について、「犯人は終始無言だった」などと反論している。朝日新聞は、週刊新潮前号が発売された1月29日にも夕刊で「客観的事実と明らかに異なる点が多数ある」と「告白」内容を否定していた。
今回新たに名前が登場した在日アメリカ大使館は、どう考えているのだろうか。J-CASTニュースは同大使館に取材を申し込んだ。同大使館報道官は質問に対し、
「ばかげた記事であり、真剣にコメントをするに値しません」
としている。》

週刊新潮の記事はガセネタという意見が圧倒的に多いのですが、なぜか新潮はやけに自信満々なんですよね。何か新証言でも出てくるのでしょうか?

「赤報隊」の正体―朝日新聞阪神支局襲撃事件 (新潮文庫)

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