西松建設を巡る疑惑 まとめ Vol.20

▼石川議員「正直に話した」 特捜部聴取でコメント
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031201001208.html
西松建設の巨額献金事件で、小沢一郎民主党代表の元秘書で資金管理団体陸山会」の政治献金処理を一時担当していた同党の石川知裕衆院議員(35)=比例北海道=は12日、事務所を通じ「本日、東京地検(特捜部)の事情聴取に応じ、知るところを正直に述べてまいりました」とするコメントを出した。
 小沢事務所での役割については「経理は秘書が順に担当し、わたしもその1人でした。『金庫番』という者はおりませんでした」としている。
 特捜部は、西松建設からの献金の実態や処理方法などについて説明を求めたとみられる。
 石川議員は1996年に小沢代表の秘書となり、2005年の衆院選に出馬。陸山会では2000−04年分の政治資金収支報告書の「事務担当者」をしていた。》

▼違法献金:石川議員を参考人聴取 陸山会経理に関与
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090313k0000m040129000c.html
小沢一郎民主党代表の資金管理団体陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部は12日、小沢氏の元秘書で陸山会の事務担当者だった民主党石川知裕衆院議員(35)=比例北海道ブロック=から参考人として事情聴取した。
 石川氏は、逮捕された小沢氏の公設第1秘書で陸山会会計責任者の大久保隆規容疑者(47)と一緒に政治資金収支報告書の作成や経理処理にかかわった時期があり、特捜部は当時の準大手ゼネコン「西松建設」側からの献金の取り扱いなどについて説明を求めたとみられる。
 石川氏は12日夜、「事情聴取に応じ、私の知るところを正直に述べた。これからも同様の要請があれば可能な限り対応する」とコメントを出し、「皆様にご心配をおかけしたことをおわびします」と謝罪。自分の役割については「小沢事務所では、経理は秘書が順に担当してきており私もその一人でした。『金庫番』という役割の者はいませんでした」と説明した。
 石川氏は96年から8年間、小沢氏の秘書を務めた。05年の衆院選で落選したが、07年に同ブロックで繰り上げ当選した。これまで毎日新聞の取材に「適正に処理をしていたが、検察との認識の違いがある」と話していた。》

▼小沢代表「ありのまま話せばいい」 石川議員の聴取
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/politics/152415.html
民主党小沢一郎代表は十二日、西松建設の巨額献金事件をめぐる、小沢氏の元秘書だった石川知裕衆院議員(比例道ブロック)への東京地検特捜部の事情聴取について「ありのまま話したらいいと思う」と述べ、経理上やましい点はないとの認識を示した。党本部で記者団に答えた。
 小沢氏は、自身の資金管理団体陸山会」について「金庫番というたぐいの者はいないが、(秘書が)時々に経理を担当している」と説明。「石川も経理を担当していたことがあるから、参考意見を聞きたいということだろう」との見方を示した。
 小沢氏が、検察側の動きについて「選挙妨害」との考えを若手議員に話したとされることについては「言っていない。ただ、選挙の直前でみんなに迷惑をかけるという話はした」と述べた。
 小沢氏が韓国の済州島を「円高だから買ってしまえ」と発言したとされることについても「言っていない」と否定した。 》

▼「ありのまま話せばいい」小沢氏、元秘書聴取で
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090312AT3S1200Q12032009.html
民主党小沢一郎代表は12日昼、西松建設の巨額献金事件に絡む東京地検特捜部による元秘書、石川知裕衆院議員の参考人聴取について「石川も経理を担当していたことがあり、参考意見を聞きたいということじゃないか。ありのまま話してくればいい」と述べた。党本部で記者団の質問に答えた。
 若手の参院議員らとの懇談で、石川氏への参考人聴取は「選挙妨害」と言ったことに関しては「僕自身は言っていない。選挙の直前で皆に迷惑をかけるというたぐいの話はした」と語った。》

▼“検察内クーデター”説も出た西松建設事件
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20090312/138612/
《この出来事の直後、一部マスコミで「検察ファッショ」という言葉が流れた。
 民主党鳩山由紀夫さんらが検察に「徹底抗戦する」と宣言しているのも、「検察ファッショ」についてだといえる。

 しかし、我が畏友である佐藤優さんは、「検察ファッショではないと思う」との見方を示している。
 彼は、「もしも検察ファッショならば、もっとバランスのとれたやり方をするはずである。これは、検察上部の慎重さ、あるいは臆病さに苛立った、現役検事たちのクーデターではないのか」と言っていた。
 さらに佐藤さんは、「これは2・26事件だ」とも言った。佐藤さんの話は、なかなかリアリティーのある説だと思う。》