激震――2009年04月08日

電通:新たに408億円の特別損失 最終赤字の可能性も
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090407k0000m020058000c.html
電通は6日、09年1〜3月期に有価証券評価損として連結ベースで408億8300万円の特別損失を計上すると発表した。このうち377億円が同社が15%を出資する仏広告会社「ピュブリシス」の株式評価損。4〜12月期に計上した他の有価証券評価損を加え、特別損失は通期で510億円に膨らむ見通し。》

[参考]2002年3月7日
電通、仏ピュブリシスと米Bcom3による合併新会社に資本参加
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2002/20020160307.html
《株式会社電通成田豊社長、本社東京、資本金589億6,710万円)とかねてより資本・業務提携関係にあった米国の広告会社「Bcom3(ビー・コム・スリー)」が、欧州を代表するフランスの広告会社「ピュブリシス」と合併し、新会社「ピュブリシス・グループ」となることが決定した。
電通は、この新会社の議決権15%を保有し同社とグローバルな戦略提携を構築していくことに基本合意した。
ピュブリシス」は1926年創業のパリに本社を置く世界第6位の広告会社グループで、傘下には総合広告会社として「ピュブリシス」「サーチ&サーチ」、媒体購入専門会社として「ゼニス・オプティメディア」等がある。「Bcom3」は2000年にレオ・グループとマクマナス・グループが合併して設立された新会社に電通が資本参加した世界第7位の広告会社グループで、傘下には総合広告会社として「レオバーネット」「ダーシー」、媒体購入専門会社として「スターコム・メディアベスト」等がある。両社の合併により、売上総利益で世界第4位の広告会社グループが新たに誕生することになり、またメディアバイイング領域では世界第2位のグループが形成されることになる。
電通は今回の資本提携により、米国を基盤とするBcom3グループと欧州を基盤とするピュブリシス・グループがパートナーシップを結ぶことで、日・米・欧を基盤としたより強固なグローバルなネットワークが構築され、世界のマーケットにおいて、統合されたベストのコミュニケーション・サービスの提供が可能となった。 
これまで電通は、Bcom3グループ株式の約21%強を保有していたが、新ピュブリシス・グループ議決権の15%を確保するために必要な株式を取得することにより、電通の持分法適用関連会社とする。追加出資額は約5億ドル(約660億円)となる。》

大和証券:6年ぶり最終赤字転落へ 3月期
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090408k0000m020096000c.html
大和証券グループ本社は7日、09年3月期連結決算で最終赤字に転落する見通しだと発表した。保有する株式の株価が大幅に下落し、174億円の有価証券評価損を計上することなどが響いた。通期の最終赤字は03年3月期以来、6年ぶり。連結経常損益も99年3月期以来、10年ぶりに赤字になる見通し。》

▼ケータイだけでなく、ライフスタイルをデザインする──「iida」の狙い
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0904/08/news022.html
KDDIが4月7日に発表した、デザインに注力する新しいブランド「iida」とは、いったいどのような考えから生まれたのか。発表会の模様と新たに登場した製品から見えてきたKDDIの狙いをまとめた。「KDDIが目指す“アンビエント社会”を実現するために重要なの4つの要素、『innovative』『design』『usability』そして『買いやすさ、選びやすさ』。新商品では、これら4要素の中でも、特にinnovativeとdesignに思いを込めた。auでは、これまでも商品作りにおいてイノベーティブとデザインというキーワードを大切にしてきた。今後はデザイン力を軸に、革新性や創造性、芸術性を踏まえて、ユーザーの豊かな暮らしを創造していきたい」》

▼ヤフーとUSEN、映像配信統合 収益強化めざす
http://www.asahi.com/business/update/0407/TKY200904070326.html
《ヤフーとUSENは7日、両社の映像配信サービスを今秋に統合すると発表した。映像のインターネット配信は両社とも収益をうむ事業に育っていない。今後、テレビ局など映像提供企業からの配信で魅力を高め、広告収入を増やして事業基盤を強化する。》

▼京阪ミシュラン、お店から拒まれても掲載 10月に出版
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200904070017.html
《仏タイヤメーカーのミシュランは6日、レストランの格付け本「ミシュランガイド」の京都・大阪版を10月に出版すると発表した。「掲載してほしくない」との反応を見せる店もあるが、大阪市内で記者会見したガイド総責任者のジャンリュック・ナレ氏(48)は「読者に推薦すると決めた店は載せる」と強気だった。》

▼小沢代表:就任から3年「再続投宣言」…一転強気に
http://mainichi.jp/select/today/news/20090408k0000m010110000c.html?link_id=RTH05
民主党小沢一郎代表は7日、党本部での記者会見で、自らの進退問題に関連し「(次期衆院選で)必ず国民の信を得て政権を取れると現時点で認識している」と述べ、代表を続ける意欲を改めて表明した。小沢氏は政治資金規正法違反事件での秘書逮捕以降、衆院選への事件の影響を「進退の判断基準」としてきたが、代表就任から満3年に当たるこの日、こうした姿勢を事実上転換し、自らが代表として次期衆院選に臨む考えを示した。》

▼フジモリ元大統領に有罪判決 民間人殺害でペルー最高裁
http://www.asahi.com/international/update/0408/TKY200904070354.html
《ペルーで90年代に起きた軍特殊部隊による民間人殺害事件で、殺人などの罪に問われているフジモリ元大統領(70)の判決公判が7日、リマ郊外の最高裁特別法廷であり、被告を有罪とする判決を言い渡した。量刑は同日中に言い渡される。裁判は二審制で、弁護側は控訴する見通し。》

▼イタリア地震の犠牲者増加、がれきの下に埋まる住民数不明
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904070038.html
《イタリア中部で6日未明発生したマグニチュード(M)6.3の地震で、ベルルスコーニ同国首相は7日、これまで確認された犠牲者は207人に増えたと述べた。行方不明者は15人となっている。
ただ、崩壊した建物のがれきの下に埋もれている住民の数の把握は出来ておらず、同国の赤十字当局者は、犠牲者がさらに増える恐れがあるとも述べた。被害が甚大なラクイラは中世時代の石造建物も多く、建物倒壊が相次ぐ要因ともなった。ラクイラアブルッツォ州の州都で人口約7万2000人。 》