新型インフルエンザ まとめ Vol.3

▼名古屋の男性はA香港型 PCR検査
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050101000980.html
名古屋市医療機関で診察を受けた男性患者がインフルエンザの簡易検査で陽性反応を示したため、同市が1日、PCR検査をした結果、A香港型と判明、新型インフルエンザではないことが分かった。
 市などによると、男性は米国から帰国した30代の会社員で、帰国後発熱やせきなどの症状があったため医療機関で受診した。》

▼名古屋で診察の患者、市が遺伝子検査 新型インフル
http://www.asahi.com/national/update/0501/NGY200905010006.html
名古屋市医療機関で診察を受けた患者が新型の豚インフルエンザに感染している疑いがあるとして、名古屋市衛生研究所が遺伝子検査を行っていることが1日、分かった。遺伝子検査の結果は2日にも判明する見通し。市は「感染の疑いがある患者が出た場合は、厚生労働省が発表するので、現段階では何も言えない」としている。》

▼【新型インフル】「しっかりしてほしいのは厚労相の方」 知事が痛烈批判
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090501/plc0905012004012-n1.htm
《「厚生労働相の勇み足だ」。神奈川県の松沢成文知事は一日、新型インフルエンザの感染の疑いがあった高校生への対応をめぐり、舛添要一厚労相横浜市の危機管理態勢をやり玉に挙げたことについて「最終の検査結果が出ていないのに(国の)行政が一方的に騒ぎ、パニックになった」と、厚労相を厳しく批判した。県庁で報道陣の取材に応じた。
 松沢知事は「混乱を自ら招いたのに現場の対応が悪いというのは、大きな不満を覚える。しっかりしてほしいのは厚労相のほうだ」と述べた。》

▼豚インフルを改名=風評懸念し「インフルA」−WHO
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009050100063
世界保健機関(WHO)のスポークスマンは30日、日本でも感染疑いが浮上した新型インフルエンザの呼称を「インフルエンザA(H1N1)」に改めたことを明らかにした。同日からホームページなどで使用を開始した。
 世界各地で猛威を振るう今回の感染拡大では、発覚当初からWHOは「豚インフルエンザ」と表現してきた。しかし、農業団体や食品業界からは風評被害を強く懸念する声が上がっていた。火を通した豚肉に害はなく、風評の被害者に配慮した格好だ。 また、現在の新型インフルエンザが豚だけの病気ではなく、人から人に感染するインフルエンザに変わった実態も踏まえて、より科学的なものに呼称を改めることにしたのだという。》

▼「厚労相に振り回された」 横浜市長や知事が批判
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050101000890.html
新型インフルエンザの感染の疑いが一時あった高校生(17)への対応をめぐり、舛添要一厚生労働相横浜市の批判を繰り返したことについて、同市の中田宏市長は1日夕の記者会見で「情報を整理して伝えないと国民は落ち着かない。厚労相に振り回されたというのが正直なところ」と厚労相の姿勢に反発した。
 中田市長は一連の記者発表で厚労省が先行したことに触れ「大臣が“突っ走った”という話を聞いている」と嘆いた。
 担当の市健康福祉局長も、厚労相が市の対応を「危機管理の体をなしていない」としたことへの反論の談話を発表した。厚労省の発表が先行し、問い合わせが殺到したために電話がつながらなくなったと主張。「地方の実情や意向を軽んずる対応は不満」と不信感をあらわにした。
 神奈川県の松沢成文知事も「厚労相の勇み足。最終の検査結果が出ていないのに(国の)行政が一方的に騒ぎ、パニックになった」と激しく批判した。》

▼横浜の高校生、新型インフルではない 感染研が発表
http://www.asahi.com/national/update/0501/TKY200905010245.html
《新型の豚インフルエンザに感染している疑いが出ていた横浜市の男子高校生(17)について、ウイルスの有無を調べていた国立感染症研究所は1日、「新型インフルエンザの感染は否定されると考えられる」と発表した。
 厚生労働省によると、感染研がウイルス遺伝子検査(PCR法)で男子高校生の検体を調べた結果、以前からあるヒトH1型の季節性インフルエンザ(Aソ連型)に感染していることが確認された。新型の豚H1型は陰性だった。
 医療機関での簡易検査で、A型であることはすでにわかっていた。感染研は、季節性インフルエンザと区別するため、横浜市側が採取した検査材料と、1日未明に新たに採取した材料の両方で検査を実施。ウイルスの遺伝子を増やすPCR法を繰り返していた。
 男子高校生は横浜市内の感染症指定機関に入院しているが、快方に向かっているという。
 男子高校生は4月10〜25日にカナダ・ブリティッシュコロンビア州に高校の研修旅行で滞在し、30日に帰国していた。 》

▼横浜の男子生徒、新型に感染せず 
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009050190173934.html
新型インフルエンザの感染が疑われている横浜市の男子高生(17)について厚生労働省は1日、感染は否定されたとの遺伝子検査の結果を発表した。男子高生が感染していたのはAソ連型インフルエンザだったという。
 男子高生の検体を国立感染症研究所が調べていた。
 病院によると、男子高生は1日午後には熱が36度台に下がり、回復に向かっている。》

新型インフルで「解散できず」=小泉氏
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009050100691
自民党小泉純一郎元首相が4月30日夜、都内で中川秀直武部勤両元幹事長らと懇談した際、衆院解散・総選挙の時期について、新型インフルエンザ問題のため、9月の任期満了近くの「追い込まれ解散」になるとの見通しを示した。
 出席者が1日明らかにしたもので、小泉氏は「もう選挙はできないな。追い込まれ解散になったな」と語ったという。懇談には小池百合子元防衛相も同席した。》

▼メキシコ空路絶たれ「孤立」懸念 新型インフル
http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009050101000675.html
新型インフルエンザが流行するメキシコへの乗り入れ便の運航を停止する中南米諸国が相次いでいる。感染を防ぐための措置だが、1日7万人が行き交うメキシコ市の国際空港の人の流れだけでなく、物流への影響も必至。旅行業界関係者からは「メキシコが孤立してしまう」と懸念する声が上がっている。
 口火を切ったのはカリブ海キューバ。警戒水準(フェーズ)が「5」に引き上げられた4月29日には、1日5便のメキシコ定期便について、48時間としていた運航停止措置を「無期限」に切り替えた。島国であるキューバは以前から検疫が厳しく、民間機がハバナ国際空港に着陸する前には人体に無害の殺虫剤を機内に散布するほどだった。
 アルゼンチンも4月28日から5月4日まで一時的に発着を見合わせることを決定。ペルーも29日からメキシコ便の運航停止を決め、エクアドルはメキシコに滞在した外国人旅行客の入国を禁止。スペイン通信によると、ボリビアも運航便数を制限する方針とされ、今後、感染が広がるなどした場合、他の国も追随する可能性が高い。》

▼メキシコでA型ウィルスの患者が312人に
http://japanese.cri.cn/881/2009/05/01/1s139566.htm
《メキシコの衛生部門は先月30日の夜、「全国でインフルエンザA型(H1N1)の患者数は312人に上り、そのうち12人が死亡した」と発表しました。
 この日行われた記者会見でメキシコのコルドバ保健相は「アメリカとカナダの実験室でメキシコの感染の疑いのある人の体液のサンプルを検査した結果、312人がインフルエンザA型に感染したことが分かった。そのうち、12人が死亡し、残りの300人は治療を受けている」と述べました。
 メキシコ政府はこの日の夜、1億2300万ドルの資金を拠出して、インフルエンザA型の感染抑制に当てることを発表しました。
 韓国の疫病抑制本部は1日、「韓国ではインフルエンザA型の疑いのある患者2人を発見した。そのうち、一人は44歳の女性で、感染地域には行ったことはないが、メキシコから帰国した韓国で初めての感染疑いのある患者と密接に接触した」と表しました。
 アメリカ衛生と民衆サービスを担当する部門は先月30日、「感染が拡大しつつあるインフルエンザA型ウィルスを予防するため、治療の薬品を1300万セットを追加購入して、備蓄する」と発表しました。日本とシンガポールの研究者たちは迅速にインフルエンザA(H1N1)型ウィルスを検出する新しい装置を開発しているということです。》

▼世銀がメキシコに25億円支援、新型インフルエンザ対策
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200905010016.html
世界銀行は4月30日、新型インフルエンザの脅威に直面するメキシコ政府に対し、薬品購入や検体検査の支援などで2560万米ドル(約25億円)を供与したと発表した。
世銀はメキシコに総額で約2億ドルを支援する予定で、今回はその第1弾。世銀は新型インフルエンザ対策でアルゼンチンにも150万ドル支援した。同国政府の要請に応じた。
メキシコ政府の発表によると、同国内では26人とされていた感染者が97人に急増。新型インフルが原因と確認された死者は12人に増えた。疑い例も含めた死者は150人以上に上っている。 》